脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Song】ジャパハリネット / 物憂げ世情 [2002]

いつの時代だって汗臭い。



2000年代前半に流行った青春パンク・ロックブーム。
思い出すだけで懐かしいねぇ。
ホントに凄いブームだったんだ。

青春”パンク”って言葉で結構語られる事が多いが、
結構メロコア的サウンドなところが特徴だ。
やはりハイスタからの影響がデカいのだろう。

そして当時もれなく汗臭い高校生だった俺も
もちろんどっぷりハマってたわけだ。
そりゃもう色々聴いていた。
タワレコに汗かきながら自転車漕いで通っていた。ホント汗臭かった。


その中でもお気に入りバンドの一つだったのが、
今は解散しちゃったジャパハリネットだ。

まさに1990年代のブルーハーツ的雰囲気を
2000年代風に解釈して当時の若者に持ち込んだような感じである。
ああいった音楽スタイルっていつの時代も
一定数の若者に受け入れられるのだろう。

この物憂げ世情は切ない歌詞と
謡曲のようなメロディラインがマッチした
まさに泣きの一曲である。

久々に聴いたら泣けてきた。。。あぁ、青春。

だが歌詞は中高生向きというよりむしろ大人向けな気がする。
「人間は脆く、個人が生きる意味などは小さい。」
「長いようで短い命は 生きる事に飢えてる」

こんな厳しい現実的な歌詞、
当時汗臭い高校生だった俺はまともに理解していなかった。
というよりどこか楽観的だったのだ。
「明るい未来が待ってるぜ!」
にゃんてロケット団的思想を抱いていたのだ。

そう、心のどこかで油断していたんだろうね。
今、立派にただの汗臭いおっさんになった。
汗臭いのが許されるのは高校生までよねー。


しかし今思い返すと、
あのブーム本当一体何だったんだろーな…
なんだか大人になって当時の音楽を聴くのは疲れる気がする。

でも俺らが今の音楽シーンを
「最近の中高生の間ではこれが流行りなのね~」とか思うように、
当時の大人達も同じような感覚で俺らを見てたんだろうな。

ブームというのはそういうもんだろう。
だからこそ熱中出来て楽しいのだが。


【採点】
・懐かしき青春時代 30点
・振り返る青春時代 30点
・汗臭き青春時代  10点
・結局今も汗臭い  -1点

69点

天国ベスト~BEST FIRE OF HEAVEN 天国ベスト~BEST FIRE OF HEAVEN
ジャパハリネット

曲名リスト
1. It’s a human road
2. 少年の空
3. 贈りもの
4. 心の音
5. 夏の憧憬
6. 光明
7. 物憂げ世情
8. 烈の瞬
9. 絶望の風
10. 蒼が濁ったナイフ
11. 哀愁交差点
12. 若葉咲く頃
13. 遙かなる日々
14. 帰り道
15. 聖戦パラドックス
16. Tokyo Wall
17. 少年バット
18. ベクトルが消えた夏
19. 約束の場所
20. Value Added Network

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