脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】Red Hot Chili Peppers / Blood Sugar Sex Magik [1991]

ファンクは大人になってから。

ブラッド・シュガー・セックス・マジック ブラッド・シュガー・セックス・マジック
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

曲名リスト
1. パワー・オブ・イコーリティ
2. イフ・ユー・ハフ・トゥ・アスク
3. ブレーキング・ザ・ガール
4. ファンキー・モンクス
5. サック・マイ・キッス
6. アイ・クド・ハヴ・ライド
7. メロウシップ・スリンキー・イン・Bメジャー
8. ライチャス・アンド・ウィキッド
9. ギヴ・イット・アウェイ
10. ブラッド・シュガー・セックス・マジック
11. アンダー・ザ・ブリッジ
12. ネイキッド・イン・ザ・レイン
13. アパッチ・ローズ・ピーコック
14. グリーティング・ソング
15. マイ・ラヴリー・マン
16. サー・サイコ・セクシー
17. ゼイアー・レッド・ホット

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レッチリっつーと、
日本では2000年代初頭がブームが最高潮だったんじゃないかと思う。

アルバム『カリフォルニケイション』の大ヒットとグラミー賞の受賞に続き
次のアルバム『バイ・ザ・ウェイ』も大ヒット、ベスト盤もリリース、
俺の周りもみんなレッチリレッチリ阿保のように言ってて話題性抜群だった。

でもレッチリで好きなアルバムといったら俺はこちら、
『Blood Sugar Sex Magik』通称BSSMですよ。

俺が肌で感じた2000年代のレッチリブームの10年前、
1991年にこのアルバムは発売されていた。

実はその時もレッチリブームがあったかもしれんのだが、
当時まだ保育園児で音楽といったらNHKみんなのうたが全てだった俺には
どうだったか良く分からない。実際流行った話もあまり聞かない。
どちらかというと当時はニルヴァーナ旋風だったのではないか。

さて、このアルバムだが1枚のアルバムにしては長い。
17曲入りで74分近い大作。
まーレッチリは長いアルバムが結構あるわけだが、
これはその長さに加え、とにかく全体を通して超ファンキー!


『カリフォルニケイション』辺りはどちらかというと落ち着いた曲も多く、
”聴かせる”内容なんだけど、このアルバムは”力推し”という印象だ。
これぞレッチリと言えるファンク・ロックを展開している。
ふんだんに体を揺らせまくる。ノリに任せて突っ走っちゃってます。

それを74分という長時間に渡りテンションを維持し続けているのだ。
これがスゴイ。保育園の先生に「ちょっとは落ち着きなさい」と言われても
まったく落ち着かず先生をイライラさせる園児のごとく74分を走り抜ける。

なるほど、確かにこれは恐ろしいアルバムだ。
こんなアルバムを園児に聴かせようものなら収拾が付かなくなる。

大人なレッチリではないはっちゃけたレッチリが存分に楽しめる快作。
やはり園児はおとなしくNHKみんなのうた聴いとけ。


【採点】
・ブラッド     20点
・シュガー     20点
・セックス     20点
・マジック     20点
・園児にはまだ早い -1点
79点