脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Song】浜崎あゆみ / SEASONS [2000]

ネガティブ具合が良く沁みます。

 

あゆはですねぇ、ネガティブ女子代表なんですぅ。


いや、正確に言うと「だった」かな。
2000年代中頃から外向きな曲が目立つようになったんで。
まぁプライベートで色々あったりとか
時代の流行とか理由は色々とあるんだろうけど。

そんなあゆは初期の頃は本当に凄い内向的な歌詞を書いてて、
そりゃもう女子にはバカ受け間違い無しな歌詞の量産体制だった。

俺も特に中学生のときは大好きでしたよ。男だけどね。
このSEASONSは何万回聴いた事か。男だけどね。


あゆも今でこそ英語の歌詞を入れてるけど、昔は日本語だけだった。
…でもタイトルは必ず英語だったんだよなぁ。
日本語で通るタイトルもあえてローマ字にしてたりしてて。

そんな彼女の代表曲のこの曲ですが特徴的なのはサビの部分。

「今日がとても楽しいと 明日もきっと楽しくて そんな日々が続いてく」

うんうん、いい事だね。

「そう思っていたあの頃」


えええええええええええええ。

過去形なの?なんか絶望的な4コマ漫画みたいなんですけど!
何があった?あの頃から今日までに何があった?

非常にネガティブなんですわ。彼女。
特にこの頃の曲は絶望的な内容の曲が多い。

でもちゃんとこの曲には救いがあって
次のサビでは

「明日泣いていてもそんな日もあったねと笑える日が来るだろう」

とちょこっと希望が見えています。あー良かった。

そしてこの曲、歌詞の使いまわしが無い。
サビも全て違う歌詞になっている。これって結構凄いと思うぞ。

サビの部分は大体リフレイン的に繰り返して、
聴き手に印象付ける事が手法として多く用いられるけど、
この曲は同じフレーズが出てこない。
強いて言えばサビ前のララーイくらいだ。
あゆ自身もかなり渾身の一曲だったのではないかと推察できる。

そんな歌詞のラスト。

「僕らは今生きていて、そして何を見つけるだろう」


うーん、決してポジティブとは言えないこの締めくくり。
混迷する若者世代の心に見事に突き刺さった曲と言えるでしょう。

俺は今とりあえず冷蔵庫につまみと発泡酒でも見つけるだろう。


【採点】
・等身大かつリアルな自己表現  30点
・若い女性の心に見事にハマる  30点
・男性の俺でも何でかハマる   10点
・つまみと発泡酒うめぇ     10点
80点
 

A BEST A BEST
浜崎あゆみ

曲名リスト
1. A Song for ××
2. Trust
3. Depend on you
4. LOVE~Destiny~
5. TO BE
6. Boys & Girls
7. Trauma
8. End roll
9. appears
10. Fly high
11. vogue
12. Far away
13. SEASONS
14. SURREAL
15. M
16. Who...

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