脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

レコード大賞「最優秀アルバム賞」は授賞式で発表しろ!

もっと俺をWAKU WAKUさせろ。

 

日本と海外での音楽産業の大きな違いの一つに
「シングル中心」か「アルバム中心」かという違いがある。

日本では一曲一曲を重視するのに対して、
海外ではアルバム全体で一つの作品として捉える傾向が強い。
あくまで『傾向が強い』のであって、
どちらにもその例に当て嵌まらないアーティストも当然いるが。

まぁでも一般的に日本でのCDのサイクルは
「シングルを定期的に出して溜まったらアルバムに収録する」
というスタイルが確立されている。

海外はアルバムを見据えて制作を行い、
その中でプロモーションの意味も兼ねてシングルを出す、
というのが通常だ。


さて、何が言いたいのかと言いと、
日本も「アルバム」の認識をもっと高めようぜ!って話なんだ。
これは本当に俺の願いだ。もしこの願いが叶うのであれば、
そうだな、俺が出現させたマリカーの隠し要素を半分消していいぜ。


シングルはシングルで勿論いいのだ。
いい曲ってのは1曲でも十分楽しめる。
そこを否定する気は毛頭ない。

でも、アルバムだってシングルと同様に
一つの作品的意味合いがあるわけなんです。

…だから!

レコード大賞「最優秀アルバム賞」は授賞式で発表しましょう。

これだ。これをやれ。これだけでも叶えてくれ。


今やその権威を疑問視する声も多いレコ大だが、
年末実家に帰って特にやる事ない人は結構観るんだよレコ大授賞式中継。

で、レコ大って殆どの賞が11月末でもう既に決まっていて、
授賞式の目玉って「レコード大賞」と「最優秀新人賞」の発表くらいしかない。

レコード大賞」は既に決まっている「優秀作品賞」の中から
授賞式当日に一つが選ばれて発表されるわけだが、
「優秀アルバム賞」と「最優秀アルバム賞」は既にもう決まっている。


なんというかかなりあっけない。もうワクワク感が無い。
推理小説読んでる途中で横から通りすがりのおっちゃんが
「あーそれコイツが犯人な」と吐き捨てて去っていくような、
そんくらいエンジョイ気分が失われてしまう。相当だろ。


もっとワクワクさせろやコラァァァァ!!


これが日本におけるアルバムの扱いの不遇さよ…

だからせめて最優秀アルバム賞も、授賞式当日に!
あのドキドキ感の中で注目されながら選ばれる事で!
多くの人が「へー、そんなアルバムなら聴いてみよう」と
なる可能性がググッと上がるわけですよ!

グラミー賞なんかはシングルとアルバム両方が
主要4部門の中に存在しているわけで。
レコ大も折角なんだからシングルもアルバムも一つの作品として、
同レベル、同クラスとして扱ってあげて欲しいと思うわけだ。

ちなみに今年2014年の最優秀アルバム賞は
竹内まりやさんのTRAD!

TRAD(通常盤) TRAD(通常盤)
竹内まりや

曲名リスト
1. 縁の糸
2. それぞれの夜
3. アロハ式恋愛指南
4. ウイスキーが、お好きでしょ
5. Dear Angie ~あなたは負けない
6. 最後のタンゴ
7. 輝く女性よ!
8. 夏のモンタージュ
9. リユニオン
10. 特別な恋人
11. たそがれダイアリー
12. 深秋
13. 静かな伝説
14. Your Eyes
15. いのちの歌

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俺も聴いた。心温まる心地よいアルバムだ。
特に静かな伝説(レジェンド)はじわーっとくる。
おめでとうございます!

というわけでアルバムの地位を向上させませう。