脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

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日本に「まだ」文化を楽しむ余裕があるうちに


娯楽が衰退する時代が来るかも。

 

大衆文化が花開く時期ってだいたい昔っから世の中に余裕がある時期だ。


戦争、飢饉、混乱、そういった秩序の乱れがあると、
人々も緊張が高まるのでそもそもそういった潮流は起きにくい。
そういう状況だから文化が必要だという論も分からなくもないが、
基本的に優先順位は低いし担い手も少ないだろう。


今の時代だって国家として比較的豊かな国に文化が育ち易いし、
人間が貧困状態にあるような国でそんな華やかな文化は生まれない。
日本の過去の歴史においても情勢の安定期に文化が盛んになっている。


現代日本は、そういった文化を享受し楽しめる状況にあるのだ。
余裕があるのだよ。そういったものにお金と時間を費やす余裕が。

俺だってとても有難いし嬉しい限りだ。
日本に住んでるってだけでビックリするくらい優雅なもんだ。

だらだらテレビ見て漫画読んでアニメ見て酒飲んで好きな音楽聴いて。
ビールじゃなくて発泡酒でもウマイし。ジャンクフードも最高だ。
こんなに娯楽に溢れた国に生まれ育ったんなら楽しまなきゃって話だ。


そしてまた娯楽の分野で食べていける人達がそれなりにいるのが救いだ。
そしてまだ娯楽の分野で食べていける人達がいるのが現状でもある。


冒頭の話に戻るが、
現状が豊かだから皆娯楽に生活の一部を割く事が”出来る”んですよ。
そしてそういう層がいるから娯楽分野で活躍”出来る”人たちがいるわけだ。

ここの需要と供給ってのはごくごく自然な話なわけで、
不景気になると当然ながら娯楽に消費されるパワーは落ち込む。
特に資源に乏しい日本においては仮に経済封鎖なんかされた日には、
食べるのに命がけで娯楽なんかにお金割いてる場合じゃなくなる。


俺の音楽好きの知り合いにも、
「今はなかなか音源買ったりライブ行ったりするお金がない」
って人結構いるのだ。音楽に限らず何でもそうだと思うが。
でもみんなやっぱり「景気が良くなったらもっと買いたい」とも言うのだ。

そりゃ俺だって今でも頑張ってお金捻り出して(偽造じゃないぜ)
色々買ってるけどね、もっと買いたいものいっぱいありますぜそりゃ。
でも当然ながら限界はある。娯楽に費やす時間だって限られているし。


これ、
特にサブカルチャー分野の担い手である若者には共通課題なのだ。


その若者が文化を楽しむ余裕は今は「まだ」あるかもしれないけど、
今後果たしてどれくらいその余裕が残っていくのか。
これは業界の自然淘汰を抜きにしても若者文化にとってはかなり問題だ。

現代65歳以上の高齢者がもう既に人口の1/4。
日本が『高齢化社会』なんて90年代前半の話で、
今日本は『超高齢社会』へと立派に進化を遂げています。
ポケモン3段進化でいう最終進化系だ。そりゃもう大変だ。
誰しもフーディンゲンガードラゴン族には悩まされただろ。


さらに社会保障費が毎年3兆円ペースで増大していて、
これからも高齢者が減るわけじゃないむしろ増加しちゃうとしたら、
もうハッキリ言って現状の制度じゃもぅマジ無理な段階なんだわ。
こんなん小学生でも理解できる。このままじゃダメなのは。


では社会保障費にメスを入れる事が可能か?
どうだろうか。

選挙に行く人間の割合、20代は全体の10%未満だそうで。
でも60代以上で45%くらい占めてる。

ですよねー。
そりゃ高齢者向けの政策が支持される基盤が出来ちゃうわけ。
若者、圧倒的不利っ!


人口比的にも既にもう若者無理ゲー状態なのね。日本。
だって仕方ないもん。高齢者増えるんだからしゃーないもん。
高齢者が選んだ代議士が高齢者向けの政策を行う。
シルバー民主主義とは良く言ったもんだ。


でもだからといって何もしないわけにはいかない。
抜本的に構造を見直さないととは思うし、
歳出削減も歳入増補も同時にやらなきゃでしょう。

でもクリティカルな策なんて誰も講じてはいない。
勿論俺自身も明確な打開策なんて見当もつかない。
もしかしたら医療費全額自己負担とかの劇薬が必要なのかもしれない。


でも俺自身はどんな状況でも景気が良くなる事を願っている。
願ってますし、可能な範囲で消費をしているつもりでもある。
そうやってお金を少しでも業界に落とす事が、
例え僅かだったとしても次の業界の担い手達への助力にもなるから。


そして今後を担う若者の文化にももっとお金が廻って、
より楽しい世の中になる事を祈っている。
お金が豊かさの全てでは無いとは言え、
それがなきゃ始まらない事もあるわけだ。

この楽しい文化を享受し続け発展させるためには、
若者を始めとした様々な人が意識をしなければならない時期にきている。

日本が「これからも」文化を楽しむ余裕がある国で在り続けるために。

4094515259 人類は衰退しました 平常運転 (ガガガ文庫)
田中 ロミオ 戸部 淑
小学館 2014-12-18

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