脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】椎名林檎 / 日出処 [2014]

心配御無用林檎節今尚顕在。

日出処 日出処
椎名林檎

曲名リスト
1. 静かなる逆襲
2. 自由へ道連れ
3. 走れゎナンバー
4. 赤道を越えたら
5. JLOO5便で
6. ちちんぷいぷい
7. 今
8. いろはにほへと
9. ありきたりな女
10. カーネーション
11. 孤独のあかつき (信猫版)
12. NIPPON
13. ありあまる富

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林檎嬢5年半ぶりのオリジナルアルバムだよ!

いやー待ってた。そして思った以上に良かった!

正直シングル曲が多くてアルバムとしてのバランスが取れているのか、
おじさんちょっと心配だったんだよね。

でも杞憂に終わったよ。
アルバム1枚を通して聴きたい仕上がり。
シングル曲もアルバム曲ともうまく馴染んでおり充実感があります。


林檎さんは勝訴ストリップ以降のアルバムでは、
曲名がシンメトリーとなるように構成しているのだが…
 
ただ今回はいつものシンメトリー感はちょっとキツかったか?


7曲目の『今』を境に前の曲が『ちちんぷいぷい』、
後ろの曲が『いろはにほへと』とこれは明らかに対称的なんだけど、
それ以降は、、、うん字数は同じっぽいけどちょっと分かりにくい。

でも収録時間が50:05てのは流石に狙ったか!?


そしてジャケットですがモンローっぽい感じで個人的に好きだけど、
アルバムタイトルからしても日出郎を感じさせるところがなんともだ。
しかしこの人も毎回毎回怪盗みたいに見た目変えてくるよなぁ。


そしてシングル曲『NIPPON』では週刊朝日とか東京新聞とか
「あーなるほど」的な方面から音楽性じゃないところで
意味不明な攻撃を受けた不憫な林檎嬢だったわけだが…

今回のジャケットも一部から旭日旗うんたらかんたら言われたそうだ。
ああもうっ、こういうの面倒くさいなぁ!

でも林檎嬢自身は別に分かってて敢えてやってるわけじゃなく、
表現者として何も批判される事はやっていないという堂々とした姿勢だ。
それでいい。こんな事で難癖つけてくる輩はいちいち相手にしない事だ。


少し話が逸れた。元に戻そう。
この作品は非常に力強さと生きる誇りに満ちたアルバムである。

特にラストの『ありあまる富』はもう5年くらい前の既出の曲だが、
このアルバムの最後の曲として改めて聴くと実に感無量。
是非アルバムを通して聴きたい一枚でもある。


あと今日はクリスマスイブだ。
でも日出処の日本人ならクリスマスとか要らないはずだ。
日本人ならこれでも聴いとけ!


【採点】
・アルバムの構成がいい感じ  30点
・シングル曲も良さも再認識  30点
・一応狙ってたシンメトリー  20点
・実は日出郎も狙ってた!?   1点

81点