脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】Pavement / Crooked Rain Crooked Rain [1994]

肥え太った現代人め

Crooked Rain Crooked Rain Crooked Rain Crooked Rain
Pavement

曲名リスト
1. Silence Kit
2. Elevate Me Later
3. Stop Breathin
4. Cut Your Hair
5. Newark Wilder
6. Unfair
7. Gold Sounds
8. 5-4=Unity
9. Range Life
10. Heaven Is A Truck
11. Hit The Plane Down
12. Fillmore Jive

Amazonで詳しく見る by G-Tools

 

なんというクセになるローファイサウンド!

これね、俺ホントいい時代に生まれたと思ってるのよ。

このアルバムが出たのは1994年だから、
勿論この頃の俺は別段ロックが好きだったわけでも無く、
やっと学校でロック=54と習った頃だった。
(ハイセンスギャグ決まったぁぁぁぁぁぁ)

しかしもし俺があと5年くらい後に生まれてたら、
多分このアルバム買ってなかったと思うんですわ。
ギリギリこの頃の雰囲気が残るくらいの時代に生まれたのだ。


90年代の洋楽を象徴する一枚としても人気な
ペイヴメントの会心作アルバム。
「クルーキッドレイン」と読むんだぞ。
「クロックドレイン」ではない。
そんな読み方するのは若かりし頃の俺だ。

これ以上もう削ぎ落とせないよ~てな構成のバンドサウンドで、
情報量の多い楽曲の正反対をいくシンプルイズベスト構成。
曲のダイエットっぷりが素晴らしい。

この単純明快なバンドサウンドって2000年代後半になると、
一線ではもう殆ど聴かなくなったのだ。
どちらというとごった煮のサウンドの方が人気を博してた。

だからもし俺がも少し後に生まれて、
小さい頃から情報供給過多の時代に慣れ親しんで育った世代だったら、
この軽やかなサウンドじゃ物足らないとか言い出したんじゃないかと思う。

「欲しがり屋さんだねぇ~ほらほらコレが好きなんだろ?」みたいな曲に
はぁはぁと舌を出して「くだちゃい!くだちゃい!」と言う
とんだヘンタイ腑抜け家畜人間と化していたでしょう。
すんませんちょっと文面が乱れました。


まーつまりはそんな事考えたりするアルバムなのだ。
ふりかけがないと白飯が食えない現代人には分からない、
ローファイの魅力がある。ちなみに俺も白飯にふりかけは欲しい。

今現在の俺自身もどちらかといえば凝ったサウンドの曲を良く聴くが、
たまにはちょっと軽やかな音も聴きたいなとふと思ったりする。

この物欲にまみれた欲しがり屋の現代人どもめっ!
たまにはローファイに浸ってみやがれ豚野郎!


【採点】
・無駄の無いサウンド 25点
・ローファイはぁはぁ 25点
・肥え太った人間共に 25点
・俺は今まさに豚野郎 -1点
74点