脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

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【Song】平田隆夫とセルスターズ / ハチのムサシは死んだのさ [1972]

~反逆のチュルーチュ~

 

暫く前に「武蔵」らしき戦艦が発見されたニュースを見てよぎった歌。
懐かしの昭和歌謡曲として愛されている曲だ。

これまた70年代前半の曲の例に漏れず、
学生運動の終焉を匂わすような歌詞が特徴でもある。

時代が時代だったし皆がそう捉えたとしてもおかしくない。
しかし実際に歌を聴いてみても真意は分からない。

どちらかというと音楽の教科書でみんな学んだ、
イカロスが太陽に突っ込むあの神話の方がより近い気がするし。
むしろ俺ら世代が先に想像するのは当然そちらだろう。


しかしいずれにせよ、
”何か大きなものに戦いを挑んで敗北してしまう”
という無力さを表現している事には変わりなさそうだ。

そう思うとこの曲のムサシは戦艦武蔵の事を指していると考えても、
実はしっくりくるんじゃないかなとか思った今日この頃なのだ。

超大国アメリカと戦争をして負けた、
まさに『ハチのムサシは向こう見ず』ってわけだ。
そして『戦い敗れて死んだのさ』。

まぁダブルミーニングというかトリプルミーニングというか、
色んな捉え方で楽しめるというのも面白さではあるのだが。

それは、どんな時代にも共通して起こりうる”大きな力への反逆”と
それに負けて残る”むなしさ”という構図がこの歌にあるからこそだ。

この普遍的なテーマは未来永劫繰り返されていくのだろう。

ちなみに調べてみたところ、
なんとこの曲が出た直後にあさま山荘事件が起きていたのだ!

実はこの曲が赤軍派学生運動の残り火を焚きつけた事で
あの事件の発端となっていたとしたら…?

なーんて考えてみるとちょっとゾクっとする。


【採点】
・ハチのムサシは死んだのさ  30点
・ハチのムサシは向こう見ず  20点
・たしかにムサシは死んだのさ 20点
・ハチのムサシは生きていた(という曲もあるらしい)
                1点
71点

ゴールデン☆ベスト ゴールデン☆ベスト
平田隆夫とセルスターズ

曲名リスト
1. 悪魔がにくい
2. 恋は悲しい物語
3. ハチのムサシは死んだのさ
4. 天使は消えた
5. 急げ風のように
6. いまが燃える時なら
7. BABY
8. 愛のすべてを
9. サラダ・キャンディ・オレンジ
10. どっちむいても
11. 強いほうがいい
12. 夜空のバラード
13. 臆病者
14. 別離は神のたわむれ
15. 生きながらブルースに葬られ
16. 別れの絆
17. 慕情
18. 悲しみのセシリア
19. 愛のおわり
20. 未練酒
21. MAIS QUE NADA
22. ジングルベルメドレー

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