脱R論

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【Album】サザンオールスターズ / 葡萄 [2015]

木魚で刻む日本のリズム。

葡萄(通常盤) 葡萄(通常盤)
サザンオールスターズ

曲名リスト
1. アロエ
2. 青春番外地
3. はっぴいえんど
4. Missing Persons
5. ピースとハイライト
6. イヤな事だらけの世の中で
7. 天井棧敷の怪人
8. 彼氏になりたくて
9. 東京VICTORY
10. ワイングラスに消えた恋
11. 栄光の男
12. 平和の鐘が鳴る
13. 天国オン・ザ・ビーチ
14. 道
15. バラ色の人生
16. 蛍

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2005年発の大作、『キラーストリート』から早10年。
サザン名義では久しぶりのアルバムとなった『葡萄』だ。

ぶ、ぶどうって…

桑田さんも今の時代に良くこんなタイトルにしたものだ。
あと岡田三郎助のオマージュのジャケットが
なんか官能小説の表紙っぽい…。狙ってるねこりゃ。

しかし聴いてみるとなるほど納得。
今回のアルバムはかなり日本語的な作品になっている。
曲も昔ながらの昭和歌謡の雰囲気のものが多い。

ただちょっと『 天国オン・ザ・ビーチ』だけ
キャピキャピ感が物凄くて浮いてたがw
なんかアレすげーよ。


あと全体的に娯楽的な曲よりメッセージ性が強い。
そういう意味で似たような過去の作品で挙げるならば、
『さくら』に近い気がするけどそれともやはりちょっと違う。

日本的になった事と引き換えに、
英語的なノリが薄れているというのはまぁ別にいいんですが、
同時に歌詞もキレが悪くなった感は否めませんな。

ピースとハイライト』や『平和の鐘が鳴る』なんかは
ちょっとマイルドな表現すぎてイマイチ面白みが無い。
どうとでも受け取れるしなんか当たり障り無さすぎて…。

サザンと言えば世の中の事を歌うにしても、
ユーモアとアイロニーを織り交ぜた皮肉ソングが売りだったのに。
まさに良くある平和を祈る歌なんて誰でも歌えるしなー。

それでもハードロック調の『Missing Persons』は、
歌詞に明らかに横田めぐみさんらしき名前が出てくるし、
内容的にも完全なる拉致問題の歌で、
こういった感じの曲は流石だなと思うところだ。


そしてやっぱり特筆すべきは1曲目『アロエ』だよ!
葡萄なのにアロエ。1曲目からいきなり肩透かし!

しかしこれは本当に還暦誓いおっさんが歌ってるとは思えない出来だ。

「勝負、勝負、勝負出ろ!勝負に行こう!」


この歌詞を本当に良くメロディとリズムに載せたもんだ。

桑田は詞より曲を先に作る曲先だとは聴いた事あるけど、
それでも”勝負”という単語をここに埋め込もうとはなかなか考えない。
これはもうパクリたいくらいにナイスだ!
春からの新スタートを切る方々にもまさにピッタリの応援ソング。

さらに今風の4つ打ちビートも駆使してて、
ここにも若いセンスを感じずにはいられない。
アロエのPVを見るとこのビートを刻んでいるのが木魚で笑ったw

そういや確かコーネリアスの曲で
実際に木魚でビート刻むヤツがあった気がする…。


全体的にはサザンらしいっちゃらしいけど、
かなり和風な感じで少し物足りないと思う人は多いかも。
でもそういった意味ではこのタイトルとジャケットはピッタリか。

あと『はっぴいえんど』は
「あの邦楽バンドの元祖はっぴいえんどの事か!?」と思ったら、
歌詞は全然違っててここでも肩透かし…。桑田さん…ヒドイ…。

【採点】
・色々と和風なテイスト  30点
・メッセージ性強め    20点
・昭和っぽさと今っぽさと 20点
・肩透かしもご愛嬌    10点
80点

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