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脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

脱R論 - 一般人の一般人による一般人のための音楽ブログ。

【Album】The Who / Tommy [1969]

アーティスト:フ 洋楽 ~1960年代 80~84点 Album

金田一少年の事件簿とは無関係。

トミー(紙ジャケット仕様) トミー(紙ジャケット仕様)
ザ・フー

曲名リスト
1. 序曲
2. イッツ・ア・ボーイ
3. 1921
4. すてきな旅行
5. スパークス
6. 光を与えて
7. クリスマス
8. 従兄弟のケヴィン
9. アシッド・クィーン
10. アンダーチュア
11. 大丈夫かい
12. フィドル・アバウト
13. ピンボールの魔術師
14. ドクター
15. ミラー・ボーイ
16. トミー、聞こえるかい
17. 鏡をこわせ
18. センセイション
19. 奇蹟の治療
20. サリー・シンプソン
21. 僕は自由だ
22. 歓迎
23. トミーズ・ホリデイ・キャンプ
24. 俺達はしないよ

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ホントは『Pinball Wizard(ピンボールの魔術師)』を
単品で書こうかと思ったけど、
やはりそれをやるならアルバムでやらないとねと思ったので。

英国の大御所ザ・フーがその地位を確立させた渾身のアルバム、
通称”ロック・オペラ”『トミー』だぞ!
ギターのピート・タウンゼントの才能全開の一枚である。


さて、
俺らの世代(30才前後)が洋楽を聴き始めたきっかけって、
結構オムニバス・コンピレーションから入った人が多いと思う。

かくいう私もそのクチでね!

高校生くらいの時にオムニバスブームと言えるくらい、
オムニバスが乱発されててかなり売れていたのだ。

俺はザ・フーについては
あるオムニバスに収録されていた『My Generation』で知り、
また別のオムニバスに『Pinball Wizard』が収録されていて、
それからこのアルバム『Tommy』に行き着いたわけである。

オムニバスで単独曲ばかり聴いてると、
当時はアルバムを通して聴く事になかなか慣れず、
このアルバムも最初は24曲という曲数に少なからず驚いたのだが、
これが戯曲のような構成だと付属の解説を読んで納得した。


アルバムの軸となっているのは
主人公トミーが幼少期のトラウマを抱えながら
浮き沈みの激しい人生を歩む物語だ。

そんな物語をバンドサウンドで奏でているわけだが、
途中でトミーはピンボールの才能を開花させる節がある。

それがこのアルバムの核とも言える曲『Pinball Wizard』だ!
邦題は『ピンボールの魔術師』で、
なんか金田一少年の事件簿に出てきそうだ!

今ではもうザ・フーの代表曲となっている曲だが、
イントロのあのギターが鳴るともうワクワするね。
メリハリのある曲展開も素晴らしい。

ピンボールというフレーズは
この他の曲の中でもちょくちょく登場し、
このアルバムの重要なキーワードになってる。

しかしだ、
なぜピンボールというチョイスなのか?

実は当時影響力のあった音楽評論家がピンボール好きで、
彼に好印象を与えるために主人公の特技をピンボールにしたとか、
そんな理由だったらしい。

なんかそれ知っちゃうとちょっと微妙な気持ちだよな

しかしこのアルバムのコンセプトは大いに評価され、
このトミーは後に映画化やミュージカル化もなされ、
どれも成功を収めている。

そしてこのアルバムの中でもう一つ重要なワードは
「See me, feel me」である。

直訳すると「僕を見て、僕を感じて」で、
なんか文字だけ見るとナルシストなアイドルっぽいが、
そこはトラウマを抱えた主人公トミーだからね、
自己の存在を肯定したいがために心から叫んでいるのだよ。

この「See me, feel me」というフレーズも
アルバムの中でちょくちょく登場し、
ラストの曲『we're not gonna take it (俺達はしないよ)』でも
リフレインのように繰り返されている。

少しややこしい話だが、
ザ・フーの曲に『See me, feel me』という曲があるのは、
このラストの曲『we're not gonna take it 』の後半部分だ。

このアルバムの中では構成的に繋がってはいるけど、
切り離して『See me, feel me』だけで扱われる事もあり、
ベスト盤とかでも『See me, feel me』単独で収録されたりしている。

まぁでもこのアルバムは
やっぱり1曲目から順に聴いてこそなのかな。

色々な聴きどころがあるロック・オペラ『トミー』。
フーはこの次の作品でもまた別のコンセプトを予定していたのだが…

それはまた別の機会に。Who's Next!


【採点】
・ロック・オペラの大作   40点
ピート・タウンゼント覚醒 30点
・メディア展開も成功    10点
・自転車のヘルメットみたいなジャケット
               1点
81点

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