脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

ラッスンゴレライはリズムネタの完成形?

リズムネタ天国、日本?

 

もう大分ブームに陰りは見えてきたが、
流行語大賞のノミネートは確実だろう、ラッスンゴレライ。

「8.6秒バズーカー」のコンビ名の方が出てこないという、
レギュラー藤崎マーケット状態だ。
それくらいネタの方のインパクトが大きかったという事である。

ちなみに「8.6秒バズーカ」ではないからね。
「8.6秒バズーカー」て語尾伸ばすからね。
コンピュータ、て感じで普段止めている人は注意。

ちなみに俺はこの記事書くまで「8.6秒バズーカ」と思ってました。
えへ。


俺も最初はYoutubeでこのネタ見た。

正直何が面白いのかは分からなくて、
「まー子供とかにウケるんだろうなー」くらいに思っていた。
結局今でも面白さについては分からないんだけど。

でもテレビとかで徐々に聴いてるうちに
日常でも職場でも度々口にするようになってて、
「ああ、これがリズムネタの真の強さか…
とか一人で勝手に納得した。

つまり面白いとかどうかではなく、
リズムそのものがネタとして高い完成度なのだと。
だからこうも容易く洗脳されてしまうのだ。

でも一体どういった点が優れていたのか。
ここで見事に解説してあった。

⇒「ラッスンゴレライ」はどこが面白かったのか - 日々の音色とことば

なるほど~!

音楽理論的な話にほとほと弱い俺にとってこの話はとてもためになった。
あの二人の掛け合いが実はとても面白い効果を生み出していたわけだ。

非常に興味深かったので、
勝手ながら引用させて戴き大雑把にまとめる。

「ラッスンゴレライ♪」とひたすら歌うはまやねんの方は
表のリズム(三・三・七拍子)に忠実に進行しているのに対し、
それに突っ込む田中シングルの方は裏拍に乗り出しており、
そのズレたリズムが交互に繰り出される事によって、
聴き手に真似したくなるような楽しげな印象を与えるらしい。

そして歌詞(あえて歌詞とさせていただく)についても、
メインのはまやねんはリズムには忠実だけど、
歌詞の内容はどんどんどんどん謎が深まって意味不明になっていく。

対する田中シングルは逆に言ってる事は分かるけど、
リズムの取り方がどんどん外れていく。


すげー!
ここまで本人達が考えていたのかどうかは知らんが、
これは聴けば聴くほど中毒に犯されていくわけである。

しかるべき人がしっかり分析してみると、
ちゃんとポイントを押さえていたというわけやね。


リズムよりメロディを重視すると言われている日本人だが、
今回の8.6秒バズーカーに限らずオリエンタルラジオ等の前例もあるし、
こういうネタが流行るという事はリズムに対する感覚も意外に鋭いのか?

今年は例年以上にリズムネタ・音楽ネタが人気みたいだが、
これからは一体どんなネタが流行るのか。

そしてこういった事にはすぐ影響されるミーハーな俺。
…だが、それもまた楽しみ。