脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Song】サンボマスター / 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ [2005]

俺はそれもロックと呼ぶんだぜ!

 

もう10年前になるんか…。

ドラマ電車男の主題歌として認知度が高い、
サンボマスターの『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』!

当時はまだアングラだったサンボマスターが、
一躍知名度を上げた曲であり、
それ故に古参のサンボのファンからは
「これはサンボじゃない」と案の定揶揄された曲

でもそういった旧来ファンの反応こそが
アングラ好きを象徴するエピソードでもあり、
それこそ『電車男』の内容に逆に相応しい気もするのだ。


この曲はサンボ自身が『電車男』に向けて書き下ろした曲であり、
ドラマのエンディングにもメンバーが出演していた。

一言で表すなら「暑苦しいロック」。
いや、日本語のパワーをひしひしと感じる「苦しいロック」かな。
失礼を承知で言うが、彼らのビジュアルもそれを加速させている。
もう見たまんま暑苦しいもん。湿度高そう。


日本語で愛を絶叫するという点においては
ドラマ向けと言えば確かにそうなのだが、
こんな暑苦しい曲がドラマの主題歌になるのは当時珍しかったので、
俺もドラマをリアルタイムで観てて
「え!?主題歌サンボなの!?」と驚いたのだ。

しかし聴いてみるととても馴染んでいる。

当時のマイナーなロックの雰囲気って、
「トレンディなドラマに媚びるとかロックじゃない」的な雰囲気があり、
その意味でこの曲もロックじゃないとか色々言われてた記憶がある。

でも元来アングラ精神こそロックと結びつきやすい。
そう考えるとこういったカウンターカルチャー的側面を持つ
電車男』のようなドラマならば、その主題歌でサンボを使うのはアリだ
と、当時アングラに片足というかほぼ両足浸かってた俺は勝手に思った。

言わばこれがそれまでアングラと言われていた文化が
高らかに狼煙をあげた一つの出来事でもあるわけだ。

「今までの過去なんてなかったかのように歌いだすんだぜ」


これは変化する日常を前向きに捉えてる歌詞にも聴こえるが、
サンボがドラマ主題歌担当となった自分達の事を歌ったようにもとれる。

時代はいつだって進んでいるんだ、
未来に向かって叫ぼう、

「世界はそれを、愛と呼ぶんだぜ!」

【採点】
・絶叫日本語ロック   20点
・暑苦しくも美しい   20点
電車男から10年    10点
・俺自身は電車男歴20年 20点
70点

サンボマスター 究極ベスト サンボマスター 究極ベスト
サンボマスター

曲名リスト
1. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ (アルバムミックス)
2. 希望の道
3. 世界をかえさせておくれよ (アルバムミックス)
4. できっこないを やらなくちゃ
5. 光のロック
6. 青春狂騒曲
7. ラブソング
8. 歌声よおこれ
9. 君を守って 君を愛して (アルバムミックス)
10. 美しき人間の日々 (シングルミックス)
11. very special!! (アルバムミックス)
12. I Love You (アルバムミックス)
13. きみのキレイに気づいておくれ
14. 手紙
15. 全ての夜と全ての朝にタンバリンを鳴らすのだ (アルバムミックス)
16. 月に咲く花のようになるの
17. そのぬくもりに用がある (アルバムミックス)

1. さよならベイビー (日本語ロックの金字塔)
2. これで自由になったのだ (日本語ロックの金字塔)
3. 熱中時代 (日本語ロックの金字塔)
4. ふたり (日本語ロックの金字塔)
5. 新しく光れ (日本語ロックの金字塔)
6. 人はそれを情熱と呼ぶ (日本語ロックの金字塔)
7. 週末ソウル (日本語ロックの金字塔)
8. 夜汽車でやってきたアイツ (日本語ロックの金字塔)
9. 想い出は夜汽車にのって (日本語ロックの金字塔)
10. 愛しさと心の壁 (日本語ロックの金字塔)
11. 新しい朝 (日本語ロックの金字塔)
12. 朝 (日本語ロックの金字塔)
13. 愛しき日々 (日本語ロックの金字塔)
14. スーパーガール (あなたに贈る完全未発表音源)
15. 絶望と欲望と男の子と女の子 (ライブテイク) (あなたに贈る完全未発表音源)
16. 夜が明けたら Naked (あなたに贈る完全未発表音源)
17. あなたといきたい (ライブテイク) (あなたに贈る完全未発表音源)

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