脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Song】ヒカシュー / パイク [1980]

またいつかきっと聴きたくなる。

 

P-MODEL」「プラスチックス」と共に
テクノポップ御三家と呼ばれるヒカシューのユニークな一曲だ。
この絶妙なサイケ具合に酔いしれろ!


テクノっていうとYMOや小室のような
どちらかというとスタイリッシュな曲を思い浮かべやすい。

でも彼らはそのピコピコテクノサウンド
こういった奇妙な曲に合わせて独自の世界観を打ち出した。
初期P-MODELもそうではあったけど。


バンドサウンドは「カッコいい」音で、
テクノサウンドは「面白い」といった感覚が当時はあったのか。
折角新しい音をやるならば、曲も新しく!
といった意気込みが皆にあったんだと想像しちゃうところだ。

実際ユニークな曲には間違いけど、
もうユニークさの次元を通り越して、
不気味の境地に辿り着いている。
つーかなんかもう怖い。

繰り返される奇妙なフレーズと
中毒性のあるメロディ。
昔の特撮のOPのような懐かしさに、
謎の緊迫感を生み出すリズム。

意味なんて分からない。
しかしその奇妙な気分に酔いしれるために、
我々はまたこの『パイク』を聴いてしまうのだ。
いわゆる中毒曲の一つだ。

そもそも「パイク」ってなんだよ。
グーグルしても武器か魚しかでてこんぞ。
歌詞的に魚の方か。にしても不気味である。

しかし実はこの曲何気にカルト的な人気があって、
カバーしてる方も結構多いらしい。

みな仲良くパイク中毒者だ。


【採点】
テクノポップ御三家 30点
・不気味の境地    20点
・懐かしさと緊迫感  20点
・中毒者続出      5点
75点

ヒカシュー・スーパー(紙ジャケット仕様) ヒカシュー・スーパー(紙ジャケット仕様)
ヒカシュー

曲名リスト
1. 20世紀の終わりに
2. 何故かバーニング
3. オアシスの夢
4. 白いハイウェイ
5. 二枚舌の男
6. 謎の呪文
7. 出来事
8. ガラスのダンス
9. 18才のドンキホーテ
10.モデル
11.ドロドロ
12.プヨプヨ
13.パイク
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