脱R論

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ドラマ電車男から10年。オタクについて再考察してみる。 その3


最早オタクではない。

 

調子乗って書いてたら3回目となったこの話題。
きっと今回が最後である。

drr.hateblo.jp

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※注)ココでの「オタク」は漫画・アニメ・ゲーム等を好む人の意味です。
個人的には本来のオタクの意味とはもう懸け離れていると思うのですが、
一応便宜的にそう扱わせて戴いています。前回触れましたが念のため注釈。


ちなみに「おたく」の平仮名表記は
ネットが発達する以前の話と言われている。
完全なネット世代の俺らは「オタク」とカタカナ表記となるそうだ。
あとオタクとヲタクの違いは知らん。知りたいならググレ。


オタクのイメージが最悪だった90年代からじわじわと地位が向上し、
00年代の電車男等を経て今や一大マーケットと化したオタク文化。
漫画がドラマ化映画化なんてもう今じゃ当たり前の話だ。
アニメとのコラボ商品がコンビニに並ぶのも良く見る光景だ。

思えば90年代のオタクバッシングが無ければ、
日本のIT化も今程の遅れを取らなかったのではないかとか最近思う。
オタクは基本的にコンピュータ強いからね。
でもそういった人達を軽んじる空気が日本にはあったんじゃないか。
この辺りからモノづくり大国だった日本は完全に過去のものになった。


さて、話は少し変わるが
ここで主なロックフェスの最近の動員数である。

ロック・イン・ジャパン⇒約25万人
サマーソニック⇒約20万人
フジロック⇒約12万人
ライジングサン⇒約6万人

多少前後するとは思いますが大体こんな感じだ。
俺の記憶違いが無ければ。あと調べて確認するのがめんどくせー。

対して東京ビッグサイトで開かれる年2回のコミックマーケット
通称夏コミ・冬コミですが、ここ数年はどちらも50万人オーバー
ビッグサイトだけで年間の動員数は100万人を超えるわけだ。

勿論チケットを販売している音楽フェスと
入場自由なコミケで比較するのは多少無理があるとは思うが、
単純な動員数ならばイベントとしてはコミケの方が
盛り上がっていると言って良いだろう。

漫画やアニメは今の若者には当たり前のように一般化していて、
人口的には逆にロックの方が今後はオタク趣味としてのポジションに
収まるのではないかと思う程である。


また近年勢いが凄い「インディーズ漫画」。
電子書籍という追い風もあって現在かなり白熱した市場だ。
漫画のインディーズの定義はややぼんやりではあるが、
大手出版社に属さず自主制作でオリジナル作品を発表するというものだ。

一昔前は漫画の自主制作というと二次創作、同人誌という形で、
メジャーな作品のサイドストーリーを自分達で考えるという
ブランド力に任せた手法ばかりが目立っていたが、
現在は完全オリジナルの作品もかなり見るようになった。

これはWEBや電子書籍といったインフラの力だけでなく、
漫画の市場がかなり醸成されてきた事に因るもので、
メジャーな漫画だけでなく純粋にもっと色んな作品を観たいという
熱心な読者が増えた事も大きな原動力となっていると考えられる。


邦楽では80年代後半と00年代前半に
インディーズバンドブームが起こった。
これもある程度邦楽の市場が賑わってきた中で起きた現象と言える。

すなわちメジャーなものだけでは飽き足りないという人が増える事は、
そのジャンルが一般化してしている状態とも換言出来るわけだ。

90年代にオタク趣味と言って虐げられていた文化も、
時代を経てこれだけ人口が増えた今ではもう
むしろオタクだなんてとても言えないくらいに一般化したのだ。


しかし個人的には少し寂しい部分もあるにはある。

オタクならではのパロディやあるあると言った、
作り手にも遊び心があったオタク向け作品が
最近めっきり少なくなったように感じられる。
なんかこういかにも「オタク狙い!」みたいなね。

あの「オタクなら分かる」といった、
変な一体感のあるネタが結構好きだったりしたのだけど。


でもそういう内輪でニヤニヤするタイプの作品は
やはりどうしても排他的になるので、
ビジネス重視となると今の時代厳しいのかもしれないね。

そしてまさにこういったところこそ
メジャー化を嫌うオタクの共通認識だと思う。
オタクには「分かる人には分かる」みたいな特権階級意識が結構ある。

しかし
どんなジャンルもマニアが潰すなんて言われている通り、
新参者を受け入れる体制が無いと
結局業界としては廃れていくわけである。
ここは寂しいと思いつつも認識しておかねばならない。


ただ寂しいといいつつもこれは市場原理に近いものだ。
そういった意味では最近は特に
音楽雑誌なんかそんな匂いがプンプンする。
もう完全にオタク向けで一般化する気がない。

その意思を貫く事自体は悪いとは言わないけど、
なんかこう読者置いてけぼり感が気持ち悪い。
いかにも特権階級意識的な読みにくさがある。

だって「○○が○○のアルバムでそうしたように」とか
いきなりさも当然のように書かれていても、
普通の人はそんなの知らないですって話よ。

というかその文体こそ完全にオタク的なわけで。
自己陶酔するオタクそのものである。
「これくらいのネタ知ってて当たり前」のような突き放した感じ。
こんな雑誌売れるわきゃ無い。

スヌーザーは数年前に廃刊になったし、
インターネットによる情報収集ツールの充実もあって、
音楽雑誌の今後はかなり厳しいのではないかな。
そりゃ寂しい部分もあるけど、今のままじゃ仕方ない。


さて、
オタク文化は思っている以上にメジャー化し
想像以上に今や巨大な市場と化した。
それはそれまで主流だった他の文化を追いやる程に。

メジャー化に伴いオタク趣味などと呼ばれていたオタクの条件自体、
最早過去の遺物になったと言っても過言ではない。

オタクという人種は「コレとコレとコレが好き」みたいな
分かり易いフォーマットで語れない時代になってきた。
だからこそ今はもうあの「電車男」のような切り口で
オタクの生態を描く事は困難になってしまったと言える。

趣味の細分化と旧来のオタク文化のメジャー化、
SNS等のツールの発達等々もあって、
電車男の時のオタクの空気感は今では完全に変わったのだ。

だから逆にアングラだったからこそ新しくて面白かった
あの頃のオタク文化の空気が再来する事はない。
寂しいと思う部分もあるがこればっかりは変化だからね。


だから。
電車男が残したイメージは更新しなければならない。
今の若い世代の感覚を理解するためにも。

電車男のストーリーに関しては、
90年代のトレンディドラマの流れであった
引きこもりがちの人間を家族や仲間が救う
といったハートウォーミングなストーリーが
引きこもりがちの人間をネット民が救う
といった方向性で打ち出された事に重要な意味があるのだ。
 むしろそれこそが大きな功績と言えるだろう。

ただ電車男は当時のオタクの「生態」を描写していたとは言え、
オタクグッズを捨てて足を洗うといったシーンなどは
まるでオタクは恋愛するなと言わんばかりのレベルで、
現代の価値観からすると理解に苦しむ部分があったのも事実だ。


しかし今や一般化したオタクの生態が掴み難くなった以上、
多くの人が頭の中で持っている「オタクの人達」のイメージはもう
電車男のドラマのような世間でのブームでアップデートされる事はなく、
今後オタクのイメージを更新する機会は無くなっていく気がするのだ。

そうすると世の中の多くの人間のオタクの印象が
電車男に出てきた人達」のイメージで固まってしまうのでないか。
オタクは電車男の時代のような人種ではなくなっているというのに。


本当は我々は認識を常に変化させないといけない。
きっとそれは口で言うほど簡単じゃないのだが。
仕事に追われたりして触れる機会が少なくなった要素は、
やはりどうしても更新されずに古くなっていくものである。

でもそれを理由に時代に取り残されるのは、
やはりズレた認識を生むし時に恥ずかしい事でもあると思う。
これは別にオタクに対する認識に限った話ではないが。

今一度、今の時代の人が何を欲しているのか、
自分達が若かった時代と何が変わっているのか、
向き合って初めて見えてくるものがあるのではないか。

どんなに忙しくてどんなに時間に追われた生活でも、
寝る間も食う暇も惜しんで触れていたい何かがある。
それこそがいつの時代も変わらぬただ一つのオタクの定義だ。

あの10年前に見ていたオタク文化は今後どう進んでいくのか。
また別の何かが出てきて衰退の道を辿るのか。
もしくはそれすらも取り込んで巨大化するのか。

未来は誰にも分からない。

でもだからこそ面白い!
これからも予測不能な時代を楽しんでいきたいところだ。

フジテレビ系列ドラマ 電車男 オリジナル・サウンドトラック フジテレビ系列ドラマ 電車男 オリジナル・サウンドトラック
Face 2 fAKE TVサントラ エレクトリック・ライト・オーケストラ 椿 アース・ウインド&ファイアー トレイン パティ・スマイス ミッシング・リンク

曲名リスト
1. トワイライト
2. START ME @ STARTING LOVE - 月面兎兵器ミーナ
3. a fateful encounter
4. もちつけ俺... ((((;°д°)))
5. 名無しさん
6. 喰っちゃったんですか??
7. 詳細キボンヌ
8. めしどこか たのむ
9. キタ───────(°∀°)───────!!!!!
10. 毒男
11. 哀愁のWaltz
12. steal up...
13. ちゃんと掴んでますからw
14. グレイスフルトレーディング
15. ベアノティー ( ´─`)
16. sea of love ~instrumental version~
17. エルメス
18. ちゃんと掴んでますからw ~Acoustic Guitar version~
19. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ ~Bluesharp version~
20. sea of love ~English version~
21. 宇宙のファンタジー
22. コーリング・オール・エンジェルズ
23. ダウンタウン・トレイン
24. Twilight ~A.Piano version~

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