脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】Journey / Escape [1981]

偉い人にはこれが分からんのです。

Escape Escape
Journey

曲名リスト
1. Don't Stop Believin'
2. Stone in Love
3. Who's Crying Now
4. Keep on Runnin'
5. Still They Ride
6. Escape
7. Lay It Down
8. Deador Alive
9. Mother, Father
10. Open Arms
11. La Raza Del Sol
12. Don't Stop Believin' (Live)
13. Who's Crying Now (Live)
14. OpenArms (Live)

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音楽評論家の音楽的評価って、
我々一般国民には良く分からない事がある。

高額な美術品しかり高い評価を受ける作品というのは
大体がその芸術分野の歴史の流れの中で
どのように位置づけられるのかが説明出来る事が
暗黙のルールのような前提となっているわけだ。

それ自体は別に問題ない。
俺も多少は理解しているつもりである。


しかし!
そんなルールとは無縁の一般国民にとっては
評論家の評価が高いとか低いとか関係ない世界の方が
馴染みやすい場合だってあるわけだ。

特にロックシーンにおいては、
「産業ロック」とかいう烙印を押されてしまい、
不遇な評価で終わってしまう作品があるのだ。


このジャーニーの大ヒットアルバム
『エスケイプ』はまさにそんな作品である。

…「産業ロック」という言葉は日本的な言い方なので、
本質的なニュアンスは海外とズレているんだが、
まぁ端的に言うと”売れ線狙いのロック”という感じだ。


でもどんな言い方をされようが、
売れたものは大衆の支持を得ているというわけで、
そこには何かしらの理由があるのは間違いない。

この『エスケイプ』が売れた理由はそりゃもう聴けば分かる!

壮大でワクワクするような気持ちいいロック!
小難しい理屈なんか必要ない、
ドーパミンがドパーっと出てくる感じがグッド!

一曲目の『Don't Stop Believin'』のイントロから、
もうキタキタ感が溢れてるからね。
プロレスでこれから大技が炸裂するぞ!
って時の気分に非常に似ている。

日本では特に初っ端の『Don't Stop Believin'』と
ラストの『Open Arms』がCM等で有名なので、
その点でもアルバムの人気が非常に高いのだと思われる。


上記の曲だけでなく全体を覆う大袈裟なまでの大作感。
『Mother, Father』も個人的にはドラマチックで好きだ。

しかしその過剰な演出のような大袈裟っぷりが
評論家の方々にはなかなかウケが悪いようで…。
一般国民に彼らはなかなか理解されないもんね。

でも発売から30年以上経った今でも
多くの人に愛されている作品なのは間違いなく、
そういった意味ではこれも歴史的なアルバムだと
言っていいんじゃないかと俺は思うんだけどね。

まー結論、大事なのは
「俺は他人の評価など気にしないぜ!」
って事である。

…ベタな結論になった。


【採点】
・ワクワク  30点
・キタキタ  30点
ドーパミン 10点
・ついでにアドレナリン
        3点

73点