脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】Oasis / (What's The Story) Morning Glory? [1995]

感動的五十分間。

(What's The Story) Morning Glory? (What's The Story) Morning Glory?
Oasis

曲名リスト
1. Hello
2. Roll With It
3. Wonderwall
4. Don't Look Back In Anger
5. Hey Now!
6. Untitled
7. Some Might Say
8. Cast No Shadow
9. She's Electric
10. Morning Glory
11. Untitled
12. Champagne Supernova

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祝20周年!!

エバーグリーンなマスターピース
世界的大ヒット作であり英国を代表する名盤、
オアシスの2nd『モーニンググローリー』が
この度生誕20周年となりました!(※正確には10/2付)


オアシスはやっぱりこの2ndが一番というか、
他のアルバムより頭一つくらい抜けて良い。
ベスト聴くよりもまずこれから聴いた方が良い。

ロック好きor洋楽好きならこの作品は最早通過儀礼である。
ノエルに御神託があったのかとか思えるくらい、
まさに神懸かり的なアルバムだ。
端的に表現するならば神クオリティだ。文字通りだ。


一曲目の『Hello』で少し暗く退屈そうなイントロから入り、
「あーダリィーなー。まーとりあえずハローしとくか。」
みたいな面倒くさそうな立ち上がりをしてからの『Roll With It』!

クールだねぇ。この持って行き方が実にクールだよ。
『Roll With It』は宿敵Blurとのシングル対決に負けた曲であり、
それでちょっとふて腐れたノエルを想像しながら聴くとまた良い。

そして大ヒット曲『Wonderwall』へと続きセンチな気分になり、
お次は日本でも馴染み深い『Don't Look Back In Anger』で
優しい気持ちになる。この辺はもう大合唱コースだ。


そしてちょいとインスト曲を挟んで休憩してからの
『Some Might Say』も溜まらない!
あのイントロのギターの響きに
「いよっ、待ってましたぁっ」
江戸っ子口調になるのを禁じ得ない。

ラストスパートは爽快疾走チューンの
『Morning Glory』からまたインストを挟んでの
最終曲であり大作の『Champagne Supernova』!
長い曲だが心地よくていつまでも浸っていたくなる。

そしていい気分のままアルバムは幕を閉じる。
あーなんてステキな50分間だったのだろう!


特にこのアルバムはインスト曲の入れ方が上手すぎる。

ちょいと一呼吸置くだけでなく、
気合いを入れて次の曲に臨ませるという効果。
まさにインストの入れ方のお手本のようだ。

この完璧なまでの構成のお陰で、
何度聴いてもいつ聴いても「いいな~」と思えるし、
それもアルバムを通して聴きたくなる。

ゴリゴリのロッカーや俺の周辺の一部の方からは
単調で眠いとかいう意見もあるアルバムなんだが、
あの眠気を誘うように掻き鳴らされるギター音こそが
不思議なことに魅力の一つとなっているのだよ。
あの心地良さが分からんとは勿体ない奴らめ。

オアシスはベスト聴いて満足するなかれ。
これを聴かずしてオアシス語るなかれ。
そしてこれ聴いて眠るなかれ


【採点】
・神クオリティ    50点
・思わず江戸っ子口調 25点
・上手すぎるインスト 20点
・でもたまーーに眠い -1点
94点