脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

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【Album】the brilliant green / THE SWINGIN’ SIXTIES [2014]

なめたらアカン、セルフカバー。

THE SWINGIN’ SIXTIES THE SWINGIN’ SIXTIES
the brilliant green

曲名リスト
1. There will be love there~愛のある場所~
2. 冷たい花
3. You&I
4. Rock’n Roll
5. Hello Another Way-それぞれの場所-
6. Stand by me
7. Bye Bye Mr.Mug
8. そのスピードで
9. Blue Daisy
10. 長いため息のように
11. A Little World

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世の中にはセルフカバーアルバムというものが存在する。

昔の自分の曲を今の自分でカバーするという、
ただでさえアーティストというのは自己満足人間だというのに
さらにそこに自己満足を重ねる所業だ。

漫画家で言うならば、昔書いた漫画を同じプロットで
もう一度今の筆致で書き直すという事になる。
彦摩呂も「自己満足の二段重ねやー」とか言うに違いない。


あぁ、かなりの人物を不快にさせる発言をしてしまった…。
でも安心して下さい。俺のこのブログもそりゃもう自己満ですから!

まぁ多少攻撃的な言葉になってしまったのは、
俺がセルフカバーをあまり好きじゃないからだ。

なんというかやはりその時その気持ちで歌った曲こそが
その人が本来表現したかった全てであって、
本人がそれをカバーする事は他人がカバーして別の色を出す事とは違い、
その時の自分の存在の上書きにもなりかねない。

そう思っていた時期がありました!
このアルバムを聴くまでは。


これはブリグリが自分達の曲をセルフカバーしたアルバムだ。
そう、もれなく自己満である。自己満の二段重ねだ。
いくらブリグリ好きな俺でもこれには食指が動かなかった。

実際、ボーカルの川瀬智子も最初は拒否したそうだ。
おいおい俺の大事なトモクォさんに何してくれとんねん
ワーナーミュージックさんよぉとか悪態をつきたくもなる。

しかしまぁ、そこはやはりトモクォへの愛で溢れる俺だ。
なんのかんので彼女が承諾したこのアルバムを聴いてみた。

な、なんだこれは。
ちくしょう。この自己満は…アリだ!


このアルバム、タイトル通り60年代風アレンジとなっている。
なんとあろう事か時代を遡って解釈し直したセルフカバーなのだ。
こんなアプローチもあったとは、セルフカバーの世界は恐るべし!

ブリグリはおおよそ80~90年代のブリティッシュロックを
うまくパクっ取り入れて自分達の味に料理しているのが特徴だ。
ここではその料理のカロリーをすっきりと落として60年代風にしている。

あのブリグリのあの曲達がクラシカルなオーラを伴って、
生まれ変わったかのような新鮮さで耳に飛び込んできたのだ。
これはこれは…もうセルフカバーへの俺の認識を変えなければ。

特にRock'n Rollの軽快さは溜まらないね。
ビートルズの『Get Back』を彷彿とさせるアレンジ。こりゃいい。
あと『Stand by me』。ちょっとアイリッシュロックっぽい。
可愛さと切なさが増幅されてて新しい魅力にハッとする。
『長いため息のように』も新感覚で面白い。

うーむ、セルフカバーもやりようによっては化けるね。
ブリグリ好きなら怖いもの見たさでもいいので是非聴いてほしい。
そして喜んで「自己満の二段重ねやー!」と叫ぼうぜ。


【採点】
・自己満の二段重ね   30点
・新しいブリグリ    20点
・60年代風サウンド   20点
・セルフカバー見直した  5点
75点

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