脱R論

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【Album】JUST LIKE HONEY-「ハチミツ」20th Anniversary Tribute- [2015]

20年ぶりの新たな再会。

JUST LIKE HONEY-「ハチミツ」20th Anniversary Tribute- JUST LIKE HONEY-「ハチミツ」20th Anniversary Tribute-
オムニバス         

曲名リスト
1. ハチミツ / 赤い公園
2. 涙がキラリ☆ / 10-FEET
3. 歩き出せ、クローバー / NICO Touches the Walls
4. ルナルナ / 鬼龍院翔
5. 愛のことば / indigo la End
6. トンガリ’95 / LAMP IN TERREN
7. あじさい通り / クリープハイプ 
8. ロビンソン / 9mm Parabellum Bullet
9. Y / GOOD ON THE REEL
10. グラスホッパー / ASIAN KUNG-FU GENERATION
11. 君と暮らせたら / 初恋の嵐 feat.曽我部恵一 
12. 俺のすべて (bonus track) / Scott Murphy

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スピッツが1995年に発表したアルバム『ハチミツ』。

ベスト盤を除けばスピッツのアルバムの中で最大のセールスを誇り
スピッツの代表作、そして90年代の名盤の一つとしても挙げられる一枚だ。


そんな『ハチミツ』が野を超え山を越え時を超えて、
20年ぶりにすっごい色んなお化粧をして我々の前に姿を現したぞ。

それがコレ『JUST LIKE HONEY-「ハチミツ」20th Anniversary Tribute』だ。
『ハチミツ』の曲をそのままの順番で色々なアーティストがカバーしている。
活動歴が長いベテランから最近人気の若手バンドまでがズラリと名を連ねている。
ゴールデンボンバーからはキリショーのみが参加しているのも興味深い。

ただ、本来『ハチミツ』は11曲目の『君と暮らせたら』で終わりなので
ボーナストラックとなってる『俺のすべて』はちょっと蛇足となっている。
11曲やるのに間違えて12組にオファーしちゃったから、
仕方なくジャンケンでそれぞれ歌う曲を決めてって最後の一人が
ボーナスにまわされ苦虫を噛み潰したとか妄想するとなんか切ない…。


しかし内容は超面白い!予想がつかない展開で過呼吸気味になったぜ。
もう一曲目の『ハチミツ』からいきなりぶっとんでて面白いぞー。
軽快なバンドサウンドだったこの曲が赤い公園の手により、
一気に時代を駆け巡り現代風のサイケなアレンジとなっている。

そして10-FEET、ニコタッチ、キリショー…
それぞれの表現であの90年代のハチミツサウンドを塗り替えているのだ。
とにかくワクワクが止まらない!

ハチミツは俺もかなり聴いたアルバムだっただけに、
次の曲がどんなアプローチで登場するのか毎度毎度興奮が止まらなかった。
まるでなんちゃらコレクションのようなファッションショーを観ているようだ。
さあ、お次は誰が来る!?何で来る!?どんなのが来る!?ってね。

そんな興奮の中でアルバムが終わり問題のボーナストラック、
『俺のすべて』となるわけだが、
これを歌ってるScott Murphyって誰やねんって調べてみたら…

ああっ!この人アリスターの人やんけ!
スピッツのチェリーをカバーしてた外国人や!

なるほど、それならこの人がボーナストラックなのも頷ける。
確かにこの場合はなんか特別枠って感じだ。
良かった!ジャンケンで争ったわけじゃなかったんだね!


しかしカバーというと結構否定的な人も多いようで、
本来の曲の輝きが失われる可能性についてはまあ否定できないなとは思う。

でもスピッツは実は結構カバーがお似合いだ。
スピッツには過去に『一期一会』という別のトリビュート盤があり、
そちらでは椎名林檎奥田民生スピッツのカバーを行っていて、
それもとても反響が大きかった事を覚えている。
あとスピッツ自身結構他のアーティストのカバー曲をやってたりもする。

ボーカル草野マサムネの個性があまりに強いがために、
スピッツの曲を他人が歌うと原曲とは全く違う表現が生まれるし、
逆にスピッツが他人の曲をやるといい感じにスピッツ色に染まる。
そういった相互作用こそがスピッツカバーの魅力だとも言えるのだ。

そして今回はアルバムそのままカバーという事が非常に意味がある。
これを聴けば改めて『ハチミツ』というアルバムがこの20年の間に
後進のアーティストにどれだけ影響を与えていたかが窺い知れるのだ。

そんな十分に楽しめるトリビュートアルバムだったわけだが、
まだ本家の『ハチミツ』を聴いた事が無い人は是非聴いてみて欲しい。

ハチミツ ハチミツ
スピッツ 

曲名リスト
1. ハチミツ
2. 涙がキラリ☆
3. 歩き出せ、クローバー
4. ルナルナ
5. 愛のことば
6. トンガリ'95
7. あじさい通り
8. ロビンソン
9. Y
10. グラスホッパー
11. 君と暮らせたら

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スピッツを掘り下げて聴く分には恰好の一枚だ。
会話でスピッツの話題になった際に「あーハチミツってアルバムいいよねー」
とでも言っておけばベストし1か聴いてない奴らと差別化できて優越感に浸れる。

しかしそこで相手が「隼」だの「名前をつけてやる」だの言い出したら逃げろ。
そいつはガチのスピッツオタクだ。逃げて誰も触れない一人だけの国にしてやれ。


【採点】
・曲のファッションショー  30点
・改めて感じる影響力    30点
スピッツファンと喋れる  20点
・ジャンケンで揉めてなかった 2点
82点

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