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脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

脱R論 - 一般人の一般人による一般人のための音楽ブログ。

【Album】Smashing Pumpkins / Siamese Dream [1993]

アーティスト:ス 洋楽 1990年代 70~74点 Album

ロックバンドは双極性の夢を見るか。

Siamese Dream Siamese Dream
Smashing Pumpkins

曲名リスト
1. Cherub rock
2. Quiet
3. Today
4. Hummer
5. Rocket
6. Disarm
7. Soma
8. Geek U.S.A
9. Mayonaise
10. Spaceboy
11. Silverfuck
12. Sweet sweet
13. Luna

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とにかく90年代の洋楽はグランジ、オルタナだ。

ニルヴァーナのネヴァーマインドが時代の空気を一変させてから
カートが自殺するまでの少なくとも90年代前半は
同じようなオルタナロックバンドがうじゃうじゃと活躍していた。

そんな中でもこのSmashing Pumpkins、通称スマパン
頭一つも二つも抜けた存在では無かったんじゃなかろうか。


そもそもスマパンニルヴァーナの雨後の筍ではなく
生粋のオルタナロックバンドなのだが、
売れ出した時期がニルヴァーナ以降だったためか
ニルヴァーナ以降のロックバンドの一つとして扱われているっぽい。

なんというタイミングの悪さだ。
そーいや電話機の特許申請で二時間差でベル氏に負けたグレイ氏とかいたな。
電話の呼び出し音は申請者の名前から取ってベルというとか聞いた事がある。
もしグレイが勝ってたら呼び出し音をグレイとか言ったのかな。
なんかしっくりこない。やはりベルで良かったのかも。


まーそんな不遇な扱いにあったスマパンだったが、
結果的に数多のバンドがひしめく90年代勢の中で人気を勝ち得たのは
彼らが本物であったからに他ならないのだ。


というわけでそんな彼らの名を一躍世に広めたアルバム、
『Siamese Dream』だ。

サイアミーズというのは要するにシャムだ。シャム猫だ。
ちなみに俺は猫より犬が好きだ。
なんというか猫が持つあのスパイ感がなんか苦手だ。

そしてサイアミーズには「シャム双生児」という意味もある。
つまり結合双生児である。ベトちゃんドクちゃんや長嶺姉妹が有名だ。

このアルバムのジャケットには寄り添う二人の女の子が描かれている。
そしてこの「サイアミーズドリーム」というタイトルからも、
ジャケットの二人が実は結合双生児なのかと想像してしまう。

「結合双生児の二人の夢は…?」という
非常に社会的なテーマを目指したアルバムなのかとか考えてしまうのだ。


しかしジャケットの裏を返してみると、
表のジャケットよりも視線を下に移動させたような写真があり、
どうやら二人は離れているであろう事が分かるのだ。

ふう、なんとも邪推させてくれるジャケットだぜ。
素直に双極性の夢とかいう意味のタイトルでいいのかな。
「実はシャム双生児だったけど手術した後の姿です」
とかいうオチだったらゴメンナサイ。


さて、スマパンの話だが
本家アメリカやイギリスに限らず、
90年代に青春を過ごした日本のロック好きも
彼らにはかなりお世話になっているみたい。

日本のバンドの曲でもスマパン由来と思われる曲が色々あるし、
特にあのヒップホップを日本に根付かせた
ドラゴンアッシュとジブラ先生の『Grateful Days』は
この『Siamese Dream』の『Today』から
一部拝借してサンプリングしている話はかなり有名である。

ちなみにこのアルバムの一発目『Cherub rock』は
日本語訳では「天使のロック」だ。
そしてドラゴンアッシュのデビューアルバムには
『天使ノロック』という曲があり、
その後のアルバムには『Cherub Rock』という同じタイトルの曲もある。

ドラゴンアッシュ(というかkj?)は相当スマパンに世話になってるようだ。
ここはひとつスマパンにお歳暮とか送ってみてはどうだろうか。


そんなわけで色んな方面に余波があった内容が濃いアルバムだが、
全体的にノイジーかつメロディアスであり、聴けば「ああ、90年代」だ。
これはニルヴァーナだのパールジャムだのの後追いと言われてもしょうがない。

やはり可愛そうなスマパンである。
バンド名も「やーいかぼちゃ!」って馬鹿にされそうだし。
ニルヴァーナとか意味が「涅槃」だぜ。カッコつけやがって。


しかし彼らの魅力は単なるノイズ&メロディアスだけじゃないのだ!
ストリングス等を導入して見事なまでに哀愁を爆発させた
『Disarm』を聴けば分かる。美しく悲しく情熱的だ。

この雑食的な音楽性こそが、
ニルヴァーナパールジャムとは違った彼らの魅力でもあるのだ。
彼らの次の大作アルバム『メロンコリー~』にも
その精神は受け継がれていく事になる。


その後の日本のロックシーンにも繋がる源流のアルバム。
ちなみに彼らは初来日ライブをしたとき、
ウルトラマンのテーマを流したらしい。
ニルヴァーナ等と比べるとより親近感を感じるバンドだ。


【採点】
・90年代の本物のオルタナ   30点
・日本への影響も大       20点
シャム双生児は関係ないっぽい 20点
・でもCDレーベルの二人の女の子は
 なんだか繋がっているっぽい…  3点
73点

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