脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Song】The Rolling Stones / Start Me Up [1981]

いくつになってもスタートミーアップ。



例えばの話だがビートルズツェッペリン
80年代もバンド活動を続けられていたらどうなっただろうか。

ロック好きは誰しも布団か風呂の中でこんな妄想をした事があるだろう。
した事が無い奴はまだまだロック妄想初心者だ。
とりあえず自分の作った曲が大ヒットする妄想から始めよう。


実際にはビートルズのジョンレノン、ツェッペリンのボンゾ、
両名とも1980年に亡くなっているので完全に妄想の域は出ない。

しかし仮に再結成やバンド続行が実現していたとして、
80年代にも作品を発表していたとして、
第一線で活躍する事ができたのだろうか。


俺はその答えはほぼ限りなく「出来た」のだと思うわけよ。
それは同じく60年代から活躍していたストーンズ
80年代にもこの曲で大ヒットを出せているからだ!

ストーンズファンからは
ストーンズだから出来たんだコラ!」とお叱りを受けそうだが。

…うん、まあそうだったかもしれない。ごめんね。

でも現実にこの曲の大ヒットがあったおかげで
きっとビートルズツェッペリンも出来たのではないかという
自信の裏付けにはなっている。


60年代から現在まで半世紀以上、
超人的な期間で活動を続けているローリングストーンズだが、
彼らが改めて存在感を示したのがこの曲『Start Me Up』である。

パンク・ニューウェーブが台頭した80年代前後、
音楽業界の勢力図はまさに混戦模様だった。
60年代のアーティストは新進気鋭の若手に押されて、
それこそ影が薄くなっていたのではなかろうか。

きっと若いコから「うわっ古っ」とか言われていたのかな。
俺も好きなアーティスト聴かれたら、
頑張ってそれなりに最近のバンドの名前も答えるようにしている。
怖いんだ。「うわっ古っ」が怖いんだよ。最近うっすら加齢臭がするし。


そんな80年代において「ストーンズあり」とシーンに知らしめた曲で、
今や彼らの代表曲の一つとしても有名なのがこの『Start Me Up』なのだ。

軽快なギターリフが実にストーンズらしい曲であり、
別に80年代の流行に迎合したわけでもない。
しかしこの曲は大ヒットした。

やはりヒットの原理なんて分からないものだ。
ただこの曲は高校生の俺が初めて聴いた時でも普通に良いと思ったので、
時代に左右されない不思議な魅力を持っている事は確かだろう。


ちなみに『Start Me Up』は直訳だと
「俺を奮起させてくれ」といった意味になるのだが、
なんとなくエロティックな含みもあるというのを何かで見た。

こういう話ってのは一回それを聞いてしまうと、
もうそれ以降はそう思ってしまうようになるのが難点だ。
だから俺も被害者を増やそうと今ここに書いたわけだ。
明日からみんなこの曲をそんな目で見てやってくれ。


そんなわけで数々のヒット作を送り出してきたストーンズだが
また新作を制作するという話だ。なんという創作意欲だろう。

いくつになっても意欲が衰えない、
それこそが年老いても尚元気でいる秘訣だろう。

俺もそんな風に年をとっていきたいと思うが、
健康には人二倍くらい気を使わないといけないくらいの
ジャンクフード好きなのがまた難点だ。ポテチうめぇ。


【採点】
ストーンズの存在感 30点
・時代を超える魅力  30点
・衰えない創作意欲  20点
・カップ麺もうめぇ  -5点

75点

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Rolling Stones

曲名リスト
1. Start Me Up
2. Brown Sugar
3. The Harlem Shuffle
4. It's Only Rock'n'Roll (But I Like It)
5. Mixed Emotions
6. Angie
7. Tumbling Dice
8. Fool To Cry
9. Rock And A Hard Place
10. Miss You
11. Hot Stuff
12. Emotional Rescue
13. Respectable
14. Beast Of Burden
15. Waiting On A Friend
16. Wild Horses
17. Bitch
18. Undercover (Of The Night)

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