脱R論

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【Album】BUMP OF CHICKEN / Butterflies [2016]

バンプ存続運動は続く。

Butterflies(通常盤) Butterflies(通常盤)
BUMP OF CHICKEN

曲名リスト
1. GO
2. Hello,world!
3. Butterfly
4. 流星群
5. 宝石になった日
6. コロニー
7. パレード
8. 大我慢大会
9. 孤独の合唱
10. You were here
11. ファイター

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やはり俺らにとってバンプは特別なんだよ。

午前二時に踏切に望遠鏡を担いでいく妄想をした俺らの世代は、
永遠に彼らの呪縛からは逃れられないのだ。

踏切の危険性が指摘されてから踏切ゼロ路線が整備されつつある昨今、
俺らはあの感動を忘れないためにも、踏切存続運動をすべきではないか。

だから俺は今回もバンプのアルバムを聴く。

ユグドラシル以降で彼らが変わってしまったとしても、だ。
バンプの影を追い続けるために選ばれた俺らの世代には、
バンプを聴く義務が自然発生させられているのだ。


今度のアルバムは『Butterflies』。
ジャケットにはライトセイバーっぽい光が交差している。
『ray』も光が差していたが、今回は暗闇に浮かぶ光だ。

そんなジャケットの雰囲気は聴けば納得した。
暗い中にも光が差してくるような音楽だ。
静寂の中から響いてくるような音楽だ。

バンプはまた変わっていた!
『ray』の方向性から今度はこっちに来たか。
『ray』からさらに一歩、昔のバンプから遠ざかった形だ。


正直、これは結構なファンが離れるであろうアルバムだろう。
あんだけ「藤クン!藤クン!」連呼してた輩も、
今度ばかりは「おい藤原」とか本性表して手の平返してそうだ。

シンセの音が鳴り響き、ギターサウンドは鳴りを潜めていく。
歌詞は抽象的になって、曲はどんどん美しくなっていく。
俺も正直昔のバンプの方が好きだった。
ただここまでくると多分もう戻る事はないだろう。

しかし逆に良くここまで来たと思ったのだ。
『COSMONAUT』で感じた違和感は、
このアルバムで違和感では無くなってしまった。
完全に新しいスタイルへと移行を進めたのである。

ここまで来たのならもうこっちもそのつもりで聴いてやる!


綺麗なアルバムだ。『ray』以上に。
俺は『ray』よりもこっちが好きである。

アルバムリード曲『Butterfly』を聴けば
彼らの新境地がどんなもんなのかすぐ理解できる。
バンドサウンドに拘らないサウンドを駆使して、
表現としても今までにないものをやっていくようだ。

しかしこの『Butterfly』が実にいい曲なのだ。
バンプらしくない。でもいい曲だ。認めるしかない。

逆にシングル曲『Hello,world!』はバンプらしい曲だ。
このアルバムの中では一際目立ってロックロックしている。
シングルの時は大して注目してなかったが、いいねこの曲。
カッコいいしノれるし力強い。こういう曲もまだあるのだ。


そしてアルバムとしても冗長じゃない。

もしかして『ray』のとき俺がこのブログで
「長いんだよ短くしろ」と言った声がどうにか届いたのか、
今回はボーナストラックなしだと一時間を切っている。


そんなアルバムのラストは
(ボーナストラックを除けば)『ファイター』だ。
これは以前も書いたが良い曲だ。
以前のバンプらしさと新しいバンプらしさが感じられる。


長年バンプと共に人生を送ってきたが、
ここに来て彼らは変貌を遂げた事をようやく知った。
幼虫からサナギへ、そして今回晴れてバタフライになったのか。

バンプの影を追い続ける旅はまだまだ続きそうだ。


【採点】
・変化を遂げたサウンド 30点
・昔は振り返らない   20点
・少し短くまとまった  20点
・俺の近所の踏切はまだ当分なくなりそうにない
             3点
73点

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