脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】Franz Ferdinand / Franz Ferdinand [2004]

俺の脳味噌が限界突破。

Franz Ferdinand Franz Ferdinand
Franz Ferdinand

曲名リスト
1. jacqueline
2. tell her tonight
3. take me out
4. matinee
5. auf asche
6. cheating on you
7. this fire
8. darts of pleasure
9. michael
10. come on home
11. 40 ft

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このアルバムが出たときの驚きを覚えておられるか。
「ん?もう21世紀だよね?」だ。

今ではもう立派な人気バンドの一角の彼ら。
2014年のフジロックではヘッドライナーだ。
なんだかんだで俺も毎回アルバムを買っているバンドの一つ。


この1stが出た時、
俺はその前時代的ながらもワクワクするサウンドに魅了されていた。
新しくはない。どちらかというと70~80年代の音だ。
しかしながらそれを21世紀風にうまくアレンジしているのだ。


そんな当時の話だが、大学の英語の授業で最近ハマっている事を
となりの人と英語でお互いに話してみようという授業があったのだ。
大学入学ばっかの頃だ。まともな人間関係築いてない時期に酷だよ。

最近ハマっている事ねぇ…そこで俺がパッと思いついたのは
当時通学時にも聴いていたこのアルバムだったのだ。


しかし英語でこれを表現できるのか俺。
というかそもそもこんな一般層は知らない洋楽の話でいいのか?
隣の席は女子だ。テーマは慎重に選ぶに越した事はない。

「え、なんかマニアックな洋楽聴いてるの?やだキモイ」
とか思われてみろ。女子のネットワークはLTEより速いんだ。

しかし嘘をつく事もリスキーだ。
というかこんなときにうまく立ち回れる嘘をつける程に
俺は機転が利かない。だから洋楽ロックなんか好んで聴いてんだよ。
機転が利く人間ならきっと当時はオレンジレンジでウェーイしてる。

他にハマっている事はないか。


次に思いついたのは受験と引越しが終わってやっと遊べている
ポケモンリーフグリーン」だった。


終わってる
最近ハマっているものが洋楽ロックとポケモンだ。
どうなってんの俺の脳味噌。全く役に立たないじゃないか。
もう絶対深刻なエラーかなんかだろコレ。

そんな怒涛の葛藤が頭の中で繰り広げられている事なんか知らずに、
隣の女子は先手を打って色々と喋ってくる。やべぇ。全く入ってこねぇ。

仕方ない。
俺は腹を決めてこのFranz Ferdinandの1stの話をした。
それはもう精一杯の英語力を発揮してこのアルバムの事を話した。

するとどうだ、多少変な顔はされたものの、
俺の努力の甲斐あって、なんだがあちらも少し興味を示してきたのだ。
ああ良かった。聴いてて良かった。聴いてなかったらポケモンだった。

しかしだ、
その後も予想以上に「それってどんな音楽なの?」とか訊いてきた。
マジか。そんなに気になる?でも訊かれたならば俺だって答えねば。

だが意外に彼らの事を形容するのは難しいと気付いた。
英語でだぞ。懐かしくも新しい新感覚のロックという事を伝えるのだ。
これを端的に表現するにはどうしたらいい。俺の脳味噌はフル回転した。


そして出した答えは
They Are So Cute!
だった。


あれ以来、俺の中でフランツのイメージは「キュート」となった。
極限状態の俺の脳がひねり出した答えだ。大事にしなければならない。

だから今後もフランツには是非ともキュートでいて欲しい。


【採点】
・驚きの1stアルバム 30点
・懐かしくも新しい 30点
・残念な俺の脳味噌 20点
・They Are So Cute! -2点
78点