脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Song】水曜日のカンパネラ / 名無しの権兵衛 [2013]


名無しより愛をこめて。


音楽ファンの間でプチ事件として話題になったこの曲だ。

既発の曲名が後々変わるという話はあまり聞いた事ないんだけど、
実際そういうケースって調べると意外とあるんかね。

⇒水曜日のカンパネラ、抗議受け曲名変更 「ヒカシュー」改め「名無しの権兵衛」

当初は『ヒカシュー』という名前だった曲が、
バンド「ヒカシュー」から抗議を受けて、
この度『名無しの権兵衛』になりました。

な、名無しの権兵衛ェ…。
なんか他に無かったんかいな。2chの書き込みかよ…。


徐々に浸透してきた水曜日のカンパネラ、通称「水カン」。
嫁も最近普通に「水カン」と略して呼ぶようになった。いい傾向だ。

ちなみに前回のアルバムのリリースイベント、通称「リリイベ」が
地元のタワレコで開催されたので友人と勇んで行ってきたよ。

コムアイのフリーダムっぷりが凄すぎて楽しかった。
コムアイ実際に観ると小さいよ。AKB観た時と同じような気持ちやった。
あとハイタッチもしてきたよ。手も小さかった。可愛らしかった。
そして暫く手を洗いたくなかった。ああ、気持ち悪いな俺。


まあ確かにこの曲ね、俺も気になってはいたんだよ。

水曜日のカンパネラの曲はどれも人名となっている。
なんかそういう自分ルールがあるみたいだ。
横断歩道の白い部分しか踏めないみたいな、自分で自分を縛る決まりね。

そしてこの人名ルールだが、人名といいつつも実在不在を問わないし
たまに『モスラ』みたいな曲もあるから実はかなりテキトーだ。
曖昧なルールで運用する、実に日本人らしいではないか。


んで、俺もこの『ヒカシュー』って曲名見たときは、
もしかしてあのバンドのヒカシューかと思ったわけだ。
一瞬ピカチューと見間違えそうになるが、
ピカチューは正式にはピカチュウだからね。間違えると怒るよ俺。

ただヒカシューはこう言っちゃなんだが今の世代には馴染みが無い。
P-MODELプラスチックスと並びテクノ御三家と称されたバンドだが、
ぶっちゃけこの曲名を見てあのヒカシューを思い出す人はおっさんだろう。

でもヒカシューなんで単語は他に知らないし、
実際抗議したヒカシュー自身、自分たち以外でこのワードが使われた事を
見た事がないとおっしゃられているわけだ。
となるとこのヒカシューという単語は本当にあのバンドの事なのか…?

とか思ってたら水曜日のカンパネラの楽曲担当、
ケンモチヒデフミが曲の経緯についてツイッターでコメントしてた。

曲の歌詞の中に
「さあ今夜も終わりの始まり 地平線からディナーに招待」
という一節があり、ここがお気に入りだった私は
子供のころスーパーファミコンでやった
伝説のオウガバトル」というゲームを連想しました。

MAP「上都ザナデュ」サブタイトルが『終わりの始まり』で、
そのマップのボスが「ヒカシュー大将軍」だったのを思い出し、
そこからタイトルにしました。


あ、そうなん…。
伝説のオウガバトル」知らないや…。
まあ歌詞を見る限りバンドのヒカシューっぽくはないとは思ってたけど。

でもまあ結局なんやかんやありまして
『名無しの権兵衛』に落ち着いたようであります。
…んーでもなんだか世界観崩れる気がしないでもないなぁ。


ここはヒカシューさんにちゃんと許可とった上で
正式に書いた『ヒカシュー』という新曲を出すという事でどうだろうか。
もしくはこれをきっかけにコラボするとか。


しかし抗議された事で改名した新たな人名縛りタイトルが
『名無しの権兵衛』とは、なんとも苦肉の策というかテキトーというかw
一応人名だけど人名じゃない的な思考放棄に思えて笑えてしまう。

でももしまた別の曲で抗議がきて改名する事になったら…
次は『名無しさん@お腹いっぱい。』 ?


【採点】
・まさかの曲名変更      30点
・名無しの権兵衛という奇策  30点
・真のヒカシューの意味を知る 10点
・たまに見る「ピカチュー」表記が許せない
               -2点
68点

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