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脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

脱R論 - 一般人の一般人による一般人のための音楽ブログ。

【Album】VELTPUNCH / THE NEWEST JOKE [2016]


冴えないロック男子に幸あれ。

THE NEWEST JOKE THE NEWEST JOKE
VELTPUNCH

曲名リスト
1. THE NEWEST ROCK
2. グッバイアンサー
3. LET IT DIE (OAO)
4. Brand new toy
5. Shandy gaff in the cold glass
6. 耐え難い暑さと湿度のせいで「蒼い嗚咽」は噴水とベンチしかない小さな三角公園の片隅で黒い卵を温める事を諦めた
7. Don’t stop me
8. また会えたらKISSをしよう
9. BENCH WARMERの逆襲
10. 軽い冗談
11. ミニスカートキラー
12. シーズンインザスリー
13. 死人と梔子
14. ズーラシアゲイン

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私事だが先日友人の結婚式に出席した。
かれこれ5年くらい会っていなかったので懐かしかった。

そいつとは学生時代に互いにCD貸し借りしたり、
俺の車に乗って男二人で小さい箱のライブに行ったりと、
冴えない理系ロック男子同盟みたいな仲だった。

そして月日が経ったが、俺は文系ロック女子と結婚して
爆音系シャウト女子が生まれ、未だロックから抜けきれない日々だ。
生活環境は変わったが本質的な俺はあの頃と何ら変わっていない。

しかし同じようなロック道を突き進んでいたハズのその友人ときたら、
今じゃ薬剤師として働いていてなんかすっげー難しい資格も取ってて
しかもいいところのお嬢さんと結婚しやがって何なんだお前この野郎。
ロック男子同盟を破棄してウェーイな人生にステイアウェイかよ畜生。


と、心から精一杯の祝辞を送ったところで
そういやアイツとVELTPUNCHのライブ行ったのを思い出した。
もう何年前だろう。小さい箱でナカジマアイコにサイン貰ったよな。

VELTPUNCHは俺らの世代にとってはそこそこ有名なバンドだったし
俺も大好きなバンドの一つだったんだけど、
ここ5年近く新作の発表も無く正直俺も忘れていた。

だが去年突如として新曲がネット配信され、
そして今年待望のニューアルバムが発売されたわけだ。
その名も『THE NEWEST JOKE』。最新のジョークだってよHAHAHA!

以前も書いた気がするが、彼らはもっと売れて良かったと思うのよ。
彼らが活躍する少し前にはNUBER GIRLもスーパーカーも人気だったし、
上記のバンドのような邦オルタナロックのエッセンスを確実に持ってた。
爆発力が足りなかったのかなー。『killer smile』最高だったけどなー。


そんなVELTPUNCH久々の新作、聴けば蘇るあの感覚、
「あ、やばい、ゾクゾクする」だ。懐かしいね、この気持ち。
冴えないロック男子の好物なんだよなコレ。

1曲目の『THE NEWEST ROCK』から飛ばしてくる。
轟音と男女混声ボーカルが織りなすロックハーモニーよ。
矮小化された世界観をもエネルギッシュに爆発させている。
ライザップ!ライザップ!と狙ったような歌詞にはニヤけてしまうぜ。

ベルパンって核は邦楽ロックなんだけど、
一筋縄ではいかない捻くれた闇があるのが好きだ。
音楽を俯瞰するような、それでいて自虐的な。俺と同じ天邪鬼な性格。

あと毎回ジャケットがいい味出してる。今回のは特に好き。
ギリギリのラインでサブカルまでは到達しない感じがね、見事。
こういったところもまた冴えないロック男子の好物なのだ。


また今回、面白い試みだった曲が『死人と梔子』だ。
「死人に口なし」を弄ったようなこのタイトルの曲、
実はAメロ、Bメロ、サビをサイトの人気投票で決めている。

勿論パターンは予め決まっておりその中から選ぶ形だが、
バンドが表現したいものとファンが聴いて気持ちいいものを
折衝して決定するという共同作業で生まれた曲なのだ。

まぁ正直この曲は俺はそこまでピンとこなかったけど、
こういった試みは例えばシングルA面のようなもっと前面でやると、
想像出来なかったようなものが生まれたりして面白いんじゃないかな。

以前にも物語のあらすじをネット投票で決めながら
文章を構築したりした企画もあったし、
前代未聞の生放送アニメ『みならいディーバ』も、
放送中にユーザ参加型で即興の歌詞作ってたな。
ニコニコでも似たような事やってた記憶がある。

それじゃアーティストじゃねーじゃん!」とも言えるが、
でもやってみてどんなものが出来上がるかには皆興味があるんじゃない?
歌詞も曲もジャケットも投票で作ったりしたら面白いかもしれんぞ。


と、いつものように少し話が逸れたがベルパンの久々の新作、
俺がまだ冴えないロック男子だという事を改めて認識させてくれた作品だ。
みんな、まだ間に合う。これ聴いて冴えない男子ロック同盟に入ろう!


結婚したアイツはこのアルバム聴いてるだろうか。今度訊いてみよう。
「は?もう俺ロック聴いてねーし。時代はBIGBANGだろウェーイ!
とか言われたら泣きながら俺はこのアルバムを抱いて寝るよ。

末永くお幸せに!ウェーイ!


【採点】
・久々のベルパン 30点
・久々の友人   30点
・新しい試み   20点
・ウェーイ    -1点
79点

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