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脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

脱R論 - 一般人の一般人による一般人のための音楽ブログ。

要らないのはむしろ正社員の方じゃね?


正社員なんて増やすもんじゃない。

ハケンの品格 DVD-BOX
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日本人の皆様、お疲れ様です。俺もお疲れ様です。
年度末に向けて皆さん色々忙しくなっている頃でしょう。

皆さんは頭と体の使い過ぎでちょっとおかしくなってはいませんか。
そんな時はけものフレンズでも観てIQ溶かしてみませんか。

すごーい!たのしー!全てが馬鹿らしくなる!


さて、ここ最近やっと働き方について議論が巻き起こっている。
政府もようやく働き方改革に乗り出しているようだ。
でもはっきし言って遅い!働いている人は皆そう思っていたはず。

特に注目を浴びているのはやはり日本人の生産性が低い事だ。
これが認識され始めた事は大きいと思う。
ホントは皆、目を逸らしたかった事実かもしれないけどね。

⇒「1人あたり」は最低な日本経済の悲しい現実 | 国内経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

日本全体のGDPでは世界第3位なわけだが、
1人当たりで見ると先進国最下位であり、
最近のデータでは皆さんがネットでさんざん馬鹿にしてきた
韓国にも生産性では抜かれそうだと話題になっている。

確かに周りを見渡せば、日本社会には
「コレ無駄じゃね?」みたいな仕組みが風習のように残っており、
しかもそれらは減る事がない一方でやる事ばかりが増えている感じ。
この辺は皆思い当たる事が多いと思う。止めるという事を知らないの。

とまぁ仕事の細かい部分で見ても
日本社会は生産性が落ちて当たり前な状態にあるんだけど、
そもそもねぇ、社会全体としてどうなんだろうって事も思うのよ。
生産性が低いのってミクロな部分だけじゃなくマクロな部分もあるよね。

つーわけで今日は真面目に一人の会社員として色々考えている事を書こう。

日本人の生産性悪すぎ問題。


日本は確かにGDPは現在3位だ。
中国に抜かれる前は2位だったけど。

しかしそれは人口と長い労働時間によって支えられてきた神話だった。
そして1人あたりにすると大したことが無い事実は、
「日本は世界3位!」というフレーズで優し~く覆われていたのだ。

こんなこと言うとすぐ「日本人は1人よりもチームプレーだ」とか
GDPは単なる指標であって国の豊かさとは直接は関係ない」とか
もっともらしい反論もありそうだけど、
そう言い続けてきた結果がこの失われた20年なんですよ。

分かりますか?その20年間しかまともに知らない俺らの世代の事が。
世間がバブルの頃はまだバブバブだった俺らの事が。

そもそも他の国が当たり前のようにできている事が出来てないんよ?
シンプルに考えておかしいと思わないの?
白人様が優秀だから?日本人には日本人のやり方があるって?

ごちゃごちゃうるせー!
生産性を上げる事は悪い事なのか?YES or NO?
答えはNO!どう考えたってNO!人間も時間も有限なんだ。
どんな理由があれど生産性ってのは上げるに越した事は無いよ。 

まずは手始めに国会の無駄な質疑応答とか野次とかやめてくんねーかな。
生産性悪すぎ。国のトップの方々があれじゃ日本の生産性上がらんよね。


まぁ偉そうな事言ってる俺だって別に生産性が高い人間じゃないよ。
でも仕事をしていて「これは生産性低い業務だな」と思う事は多々ある。
それは俺個人のスキルの問題だったり会社のルールだったりするが、
とりあえず組織で働く以上は言われた最低限の事はやるようにはしている。

しかしだ。日本人のもっと根本的な問題としてですね、
社会全体の構造があまりに生産性が悪いんだろうなと思っている。

というわけで溶けたIQを再び凝固させるために、
今日は頑張って日本に蔓延る生産性が上がらない件を考えたい。


生産性を上げるには正社員は邪魔だ。


さて、最近では正社員と非正規社員での待遇格差等から
非正規社員を正社員に!」みたいな話が色々と騒がれているが、
俺は実際は多分逆が正解なんじゃないかと思う。

つまり、どちらかというと要らないのは正社員じゃないか説である。
今で言う正社員的立ち位置の人間が今後は少なくなるように
社会全体が向かっていく事こそが生産性が上がる事に繋がると言う事だ。


この「正社員不要説」は暫く前から論じられている事であり、
あの悪名高い竹中平蔵も「正社員をなくそう」と言っている。
悪名高いと言ったけど俺は小泉&竹中が目指した社会は
そのプロセスは別にしても方向としては間違っていなかったと思うのよ。


この正社員不要説の背景には最近の働き方改革の動きも関係している。

最近やっと報道で良く目にするようになったのが「同一労働同一賃金」。
俺はずっと前から早くこの考え方が一般的になって欲しいと思っていたが、
国もやっと重い腰を上げた。勿論まだまだこれからだろうけど。

要は「同じ仕事なら同じ金額が支払われるべきだよね」という考え方だ。
この考え方では仕事に対する単価は仕事内容に対して支払われる。
つまりその人が何年働いたかとかどのポジションにいるかとかではなく、
やった仕事内容が同じならその肩書に関わらず同じ賃金が払われるのだ。

これは終身雇用・年功序列の文化が根強い日本では
感覚的にはイマイチ理解されにくいようだが、
ちょっと考えればごくごく自然な考え方である。
その人が何が出来るのかで判断される。
そうすれば逆に性別や年齢、学歴なんてものも全く関係ない。


そしてもう一つ、注目したい考え方が「パズワク」だ。
今年のトレンドワードにもなっているので耳にした方もいるだろう。
個人のチカラをパズルのように組み合わせ活かしあうという考え方で、
これこそまさに社会全体の生産性を高める思想なのだ。

⇒個人のチカラをパズルのように組み合わせ活かし合う『パズワク』 | ジョブズリサーチセンター

つまりそれぞれが出来る事を皆で持ち寄って、
パズルのように組み合わせ補いあう事で成果を出すという事だ。
何でもそれなりに出来そうな人を集めるよりも、特化した人を集めて
それぞれの得意分野を最大限に発揮できるような環境に配置する。

目が見えないけど歩ける人が、目は見えるけど車椅子の人の指示を聞いて
車椅子を押して歩くという話があるけどまさにそんな感じ。いい話だよね。

これの考え方のさらなる重要ポイントは
「スキルは持っているけど時間が無い」人も
パズルに組み込もうとする点である。時間に縛られないという事。
つまり時短勤務などで自分の能力を発揮する事も可能なのだ。

そうなると、複数の特技を色々な場所で活かしやすくなる。
好きな時間に好きな配分で違う仕事が出来るのだ。
副業をいっぱい持つ感じ。むしろ主業が無いのかな。
これも社会のリソースを有効活用出来るという点で優秀である。


これらの動きから考えるとどんな社会が到来するのか見えてくる。
これから先はどちらかというと「人に対して払われてた対価」が 
業務内容に対して払われる対価」にシフトしていくというわけだ。

勿論、会社という組織は今までも基本的にはそうだったかもしれない。
だがこれからはその特性がもっと強まり加速度的に変わっていく。
皆が持ってるそのスキルが最大限に発揮されるように変わる事で、
社会全体の生産性が上がっていくというわけである。

仕事があって、それにマッチする人がそれをこなす。
そして対価が支払われる。そこに年齢や肩書等は一切関係ない。
何かしらの特殊な技能を持っているかどうかが問われていく。
実に単純明快じゃない?俺は凄く分かりやすいと思うよ。


今までのようなある意味で保護的だった雇用形態は
昨今崩壊を始めているなんて聞くけど、俺はさっさと崩壊して欲しい。
経営者は「雇用者の家族の生活ガー」といいつつ、
その生活という言葉を人質にして無駄が多い業務を与えてきたわけだ。

平等な評価と言って年齢に応じた皆同じような給与体系を組み、
皆同じような仕事で同じような人材ばかりを量産し、
それぞれの得意分野は無駄死にしたまま皆一緒に年だけ取っていく。
こんなの生産性が悪いに決まっている。どう考えても非効率だよ。


そうするとやはり「正社員ってポストは必要なの?」という話になる。
単純に仕事を依頼するだけならパートでもアルバイトでも変わらない。
だったら敢えて正社員にお願いする理由も無いよね。
経営者にとってはむしろ邪魔に思う時すらあるのは当然だよね。

とっとと正社員を解雇せよ。


そもそも正社員と非正規社員という言葉がもうおかしいと思わない?
どちらも仕事をこなすなら社員だよ。なんなんだよ『』って。
むしろ短い勤務時間内でテキパキ仕事するパートさんの方が、
就業時間が終わるのをだらだら待ってる正社員よりよっぽど価値がある。

実際に働くママの方が、時間内に仕事を終えないといけないという
意識が高くて仕事のスピードが速いという例もある。
正社員よりも時間を使う事への感覚が研ぎ澄まされているのだ。

そして、今はフルタイムでは働けない環境にいるけど 
持ってるポテンシャルが高いフリーランスやパートタイマー、
リモートワーカーの隙間の時間を買って使う企業も増えている。
こういった人材活用はネットを中心に日々当たり前に行われている。

しかも経営者としてもその方が支払い額を調整しやすいし、
効率的な運用が出来る。アウトプットさえあれば問題ないからね。
無理に正社員雇って高い給料払い続けるのもしんどいでしょう。
同一労働同一賃金の考え方ってシンプルで良いと思うよ。

そうなると会社の母体は殆ど経営陣だけになって、
後はプロジェクト毎に参加するメンバーがごろごろ入れ替わっていく、
そういう会社が今後間違いなく増えていくと考えられるのだ。


だから俺はリストラの規制緩和もどんどん進めるべきだと思っている。
現状、会社側が一度正式に雇った人間を解雇しにくいから
安定した正社員こそが正義で派遣が使い捨てと言われる状況なんだ。

でもね、社会全体の生産性を上げる事を考えれば
人材は一カ所に留まらせずもっと流動的に活用するべきなんだよ。
会社に合わないと思った社員も無理に会社に適合させるの?改造するの?

だから労働者も仕事で自分が活かせていないと思ったら辞めて他へ行く。
次々とジョブホッピングする。そんな雰囲気が当たり前になると、
自然と人はパズルのように自分が一番適切な環境にいずれ落ち着く。
そうなると社会全体で見た時にパフォーマンスが最大限になるわけだ。

だって「やりたくないけど暫くは続けてみよう」という労働者とか、 
「採用した以上、多少扱いにくくても雇っていよう」という経営方針とか
どう考えたって合理性に欠けるし社会の生産性を完全に低下させてる。
さっさと辞めるor辞めさせる方が全体的には理にかなっているんだよ。


この感覚が定着し始めると仕事を辞めるのもリストラするのも普通になる。
仕事を辞めてもリストラされても当たり前。切り替えて次を探そう。
しかし実際には「正社員を辞めるなんて勿体ない」みたいな
頭がカッチカチの上の世代の方々がいるんですよー。

あんたら分かってんの?日本人が「我慢」とかいう美徳を掲げて
その無理な選択をし続けてきたから社会の生産性が上がらずに、
日本をこんな風にしたんだよ。パフォーマンス最悪。もぅマヂ無理。
みんなが自由に働いていたのならこんな事にはならなかったのに…。

ブランド化してしまった正社員。


だが、多くの人が正社員にしがみつきたい事には理由がある。
それはこの社会の仕組みの多くが正社員雇用に従ったルール
成り立っているからなのだ。それのお陰で正社員がブランド化してる。

正社員であればとりあえず毎月一定の収入はあるだろうし
ボーナスもあるだろうし年齢を重ねていけば給料も上がるだろう。
そんな昭和の幻想に憑りつかれたまま日本社会は今日も動いている。


多くはやはり月々の支払い関連。生活費、携帯料金、ローンetc…。
みんな月単位でどれくらいの収入があるという前提で計算した上で
生活を構築しており、世の中の支払いのプランもそうなっている。

それは安定した正社員だから考えられる思考であって、
そこに麻痺して支払い計画を色々と立てていると
支払いのために仕事をずっと辞められなくなってしまうのだ。

車や家のローンなんて最たるものだ。
毎月ちゃんと収入がある事を見越して組まれるわけだが、
これが皆当たり前になってるの。恐ろしくない?
ボーナス払いまであるとかガチで狂ってるだろ。 

そんな選択したら一生我慢してでも勤めげなきゃならねーじゃん。
無事転職出来ればいいけど足かせになるのは間違いないでしょ。
そして会社もその仕組みに合わせて社員にボーナス払わんといかんし。
完全に社会が膠着する原因になってるよ。

人生の幅が一気に狭まるまさに昭和の遺物。
昭和どころかもう平成も終わるってのにね。
このローンを当たり前に組む空気は確実に人材の流動化を妨げている。


生命保険・医療保険関連もそうだね。 
今の年収がこれだけだから将来は…とかそんなプランになんの意味がある? 
しかも給料が下がらない前提。これからの時代のどこにそんな保証がある?
完全に旧来の正社員ルールに沿ったプランで作成される保険料。

クレカや保証人等の信用も、正社員じゃないとダメな時もある。
今では大分マシになったんだろうけど、
昔は正社員じゃないと信用してもらえなかった事が多かったらしい。
まぁこれに関しては別に信用して貰わなくてもいいんですけどね…。


しかし皆そうしてきたからという理由だけで、
皆が同じように従って必死に正社員にしがみつくのだ。
でも実はその考え方がいかに危ないかは認識しておいた方がいい。
少なくとも人生の幅を狭めているのは間違いない。

社会全体での生産性を考えよ。


こんな風に社会の多くの仕組みが正社員で年功序列で終身雇用とかいう
最も生産性の上がらないルールに基づいているから、
みなそれを盲目的に採用して結果的に生産性の上がらない国になっている。

アホらしすぎ。正社員とかいう中身の無いブランド力だけが上がる一方。
何をするにしても正社員じゃないと動きにくい事が多すぎだ。
もう2010年代だよ。いつから時代が止まってるのって感じ。


でもどうすりゃいいのか?
世の中の仕組みが正社員中心である以上は皆それに従うしかない?

簡単なのは生活に最低限のセーフティネットを敷く事だ。
国を挙げて皆にある程度の生活を担保する事で、
みんなが色々な活動を自由にしやすくなって国全体の生産性が上がる。

今は正社員以外があまりに動きづらい社会だから、
人材の固定化が進み結果パフォーマンスが最適化されないままでいる。
IT化やAIの進歩でベーシックインカムも話題になっているけど、
本気でそういう風に意識を変えていかねばならない。

ある意味では社会主義な考え方かもしれない。
でも俺はやっぱこれこそが一番効果的に思える。
正社員やってるのを馬鹿らしく思えるようにする事も大事だよ。
幸い生活のコストは下げようと思えば下げやすい時代だしね。


必要なのは正社員じゃない。正社員こそむしろ非正規化するべき。
この国は正社員の謎のブランド力が蔓延しているからダメなのだ。
要らないのはむしろ正社員である。そのブランドを崩壊させろ!

生産性を上げると言うなら、
この正社員というハリボテの肩書をいつまでも崇める風潮を壊し、
もっと自由に人が往来可能で流動的な社会を目指さないと
いつまでも日本はこのままだろう。

社会全体の生産性を上げるために労働者は会社を辞めろ!
社会全体の生産性を上げるために経営者は社員をリストラしろ!
辞める事は悪い事ではない。むしろ社会の調整には良い事なのである。

そしてこの流れは確実に来ていると思う今日この頃。
人々は自分のスキルを活かせる場所を求めて行動し始めている。
そのうち逆に転職した事が無い人が不利になる時代も来るかもしれない。
「え?ずっと同じ職場にいたの?なんとも思わなかったの?」みたいなね。


ちなみに俺は今、正社員だ。
でも常にいつ辞めてもいい、いつリストラされてもいい、
そんな覚悟を持っておきたいなとは思ってるよ。


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