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脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

脱R論 - 一般人の一般人による一般人のための音楽ブログ。

【Album】Awesome City Club / Awesome City Tracks 4 [2017]


最悪の場合死に至る。

Awesome City Tracks 4 Awesome City Tracks 4
Awesome City Club

曲名リスト
1. 今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる
2. Girls Don't Cry
3. Sunriseまで
4. Cold & Dry
5. Movin' on
6. 青春の胸騒ぎ
7. Action!

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我々はなんのために音楽を聴くのか。
音楽だけではなく、本を読んだり漫画読んだり映画観たりするのは
我々が心のどこかで何か足りないものを求めているからではないか。

それは共感であったり感動であったり理由は様々なんだろうけど、
非日常」感を求めている事も多いんじゃないかと思う。
お笑いなんかは特にそうだよね。あるある共感ネタも多いけど、
大体の笑いって非日常感を楽しんでいる。我々は日常を逸脱したいのだ。


俺にとってこのAwesome City Clubはまさにそんなバンドだ。
完全なる非日常である。オシャレでキラキラした都会型ポップス。
バンドのコンセプトが「架空の驚くような街の音楽」だからな。
単なるシティーポップでは終わらない、その先を行く音楽だ。

敢えて「俺にとって」と言ったのは、
俺がファッションとかに何の拘りも無い田舎のおっさんだからだ。
近所のスーパーとか部屋着で出掛けて良くね?ちゃんちゃんこ最高。

それに対してこのAwesome City Club、都会を超えた存在なわけだ。
俺からしてみれば都会ですら目が眩むのにそれすら超越するとか怖い。


とりあえず公式サイトでも覗いてみる。

⇒Awesome City Club OFFICIAL WEBSITE

何コレ。トップページからトッピングがまぶい。目が痛い。
田舎のおっさんには刺激が強すぎて視力が削り取られていく。
「Awesome VIP Club」とか言うnoteの記事もある。ハイセンスだ。


そしてバンドメンバーの構成。男3に女2。仲良しサークル感満載。
女の子カワイイし。ドラマーの子とかゲスが活動自粛している隙に
ほないこかのポジションを奪いに来てるよ。都会人のそういうとこ怖い。
あと男もマジで都会野郎ばっか。ボーカルの男とかアパレル店員か。

リア充。完全にリア充バンド。絶対田舎を馬鹿にしてる。
田舎の空気とか吸ったら脳震盪起こすんだろうな。
今度俺の近所の空気パッケージして送り付けたろか。


このAwesome City Club、
バンド自体は少し前から知っていたしMVもyoutubeで観てたんだけど、
上記の理由から田舎者の僻みやっかみを抱いていた俺は
気分的に奴らの存在を認めたくなかった。闘争心みたいなもんだ。

こういう俺と真反対のポジションにいる奴を見つけると、
俺は大体「足とか臭いんだろーなー」と勝手に弱点を探し、
それを肴に酒を飲んで自己防衛を計るというクズみたいな
人生を送ってきた。寂しい人間である。

だからAwesome City Clubを観た時もその都会さになんか腹が立ち、
こいつらの口にきらず揚げねじこんだら多分気絶するんだろーなー、
ぐらいの感想で片付け自己防衛戦に勝利した気でいた。

おとうふ工房いしかわ きらず揚げ(しお)
おとうふ工房いしかわ きらず揚げ(しお)

けどシティミュージックが最近人気になってきた事もあって、
彼らの注目度も大分上昇してきた。色んなところでその名前を見るので
もうしゃーないからアルバム聴いてやるぞ畜生、
そう思って俺もその固い頭を少しだけ柔らかくしたのだ。


今年の頭に発売された『Awesome City Tracks 4』。
タイトルがもうオシャレだ。ジャケットもオシャレ。
架空の街のサウンドトラックというコンセプトで制作された
4部作の最後らしい。企画もオシャレだ。

そして一曲目からもうクラクラですよ。
キラキラポップスに男女のデュエット。そして甘い歌詞が特徴の
『今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる』。

相席スタートの女の方がこんな感じのセリフで男を落とすとか言ってたぞ。
なんだこれ。都会はこんなセリフが飛び交ってんのかよ。
俺はあと3回転生しても絶対にこんな事言われる自信が無いぞ。

MVもマジでどこの国だここ。
曲は都会的ダンスミュージックでありながらMVは中華風。
都会はこんなに中華思想が流行ってんのか。毛沢東も万歳だな。

ああもうヤバイ。俺にとっては非日常とかいうレベルじゃないぞ。
刺激が強すぎる。HPをじわじわ減らしながら聴いてる。
アルバム聴き終わったらHPが残り5くらいだった。
田舎のばあちゃん家必携のオロナミンCで回復しなきゃ。


だが残念ながらこれは素敵な音楽だと思う。
随所でセンスが光ってる。全体的にバラエティーに富んでるし、
80年代的な懐かしさと洗練された今風のポップサウンドが混ざっている。
ホント最近の若者怖い。どこにこんな引き出し持ってんだよ。

あと彼ら、クラウドファンディングで資金を集めて
シングルを発売したりしてるらしいじゃないか。何そのチャレンジ精神。
2013年デビューでコレとかちょっと飛ばし過ぎだよ。
センスがありあまる。くれ。きらず揚げあげるからそのセンス一部くれ。

おとうふ工房いしかわ きらず揚げ(しお)
おとうふ工房いしかわ きらず揚げ(しお)


そんな若い世代の新たなパワーを感じる非日常的アルバムだった。
こんな存在認めたくない…!でも非日常を感じたい…!
そんなジレンマで田舎者の心を抉りに来る殺傷力高めのアルバムである。
ほら、ケースの四隅とかちょっと角ばってて怪我しそうだしね。


良いバンドだと思うよ。だが俺には許せない事があるの。
それはこれがミニアルバムではなくアルバム扱いだという事だ。

俺は以前真剣にミニアルバムとアルバムの違いを考えた事がある。

その中でアルバムの定義について

①:収録時間が35分以上であればフルアルバム
②:①の条件を満たさなくても収録曲が9曲以上であればフルアルバム

という非常に完璧な定義を打ち立てていた。

しかしこの『Awesome City Tracks 4』、
フルアルバムの体なのに7曲で28分だ。

満たしてねーじゃねーか!

調べたらこいつら、このアルバムだけじゃなく
前のアルバムもこんな感じだった。おいおい前科何犯だよ。

だめだ。俺の定義は崩れ去った。こんなセンスだらけの奴等に
「これがアルバムです!」とか言われたら逆らえないじゃん。
都会人のそういうとこ怖い。もうやめてこれ以上俺のHPを削らないで。


田舎者は注意して聴け。
じゃないと最悪の場合死に至る。
オロナミンCを忘れずに。


【採点】
・最近の若者のセンス怖い  30点
・都会のこういうとこ怖い  30点
・きらず揚げうめぇ     10点
オロナミンCうめぇ     5点
75点

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