脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

聴けば世界が広がる、歴代アルバム売上トップ32


目指せグローバル人材。


「音楽って結局何から聴けばいいの?」


知らん。
バッハとモーツァルトベートーヴェンから聴けばいいんじゃね。

などと突き返すのは簡単だが、それじゃあまりに無慈悲な鉄槌。
遺憾の意を表明されて終わりである。
ある程度音楽を楽しんでいる人間ならば何かしらの回答は用意しておこう。
最近ならTWICEの新曲とかいいと思うよ。



まぁ音楽の良し悪しなんざ突き詰めていけば
最終的に個人の好き嫌いに辿り着いてしまうわけですが、
とりあえず一つの指標に「売上」というものがあると思う。

どれから聴けばいいのか分からないならまぁ売れたヤツ聴くか、
というのはとてもナチュラルで分かりやすい入り方だ。
売れたものにはそれなりに理由があるものだ。


それに売れた音楽を知っておけば、
人と話していて音楽の話題になったときに参加できる可能性が高い。
印象派を聴いているより嵐を聴いている方が堅実なのだ。



いや、印象派もいいんだよ。ただ共通の話題になる可能性が、ね。
だからこの話で盛り上がれる友人がいたら大事にしてあげて下さい。


というわけですが、皆の日頃の共通の話題として
「音楽」がだんだん遠ざかっている空気を感じる今日この頃。
漫画とか映画とかアニメの話もいいけれど、みんな音楽の話もしようぜ!
という事で先日、邦楽で300万枚以上売れたアルバムをおさらいした。

drr.hateblo.jp


「えー?○○の漫画も読んだ事ないのー?」
みたいな同調圧力マウンティングクソ野郎に対抗すべく、
「えー?○○のアルバムも聴いた事ないのー?」
という返し技を会得するために、聴いてて当然レベルの
メガヒットアルバムをおさらいした記事だったが、
結局俺も意外と聴いてない事が判明してなんかごめんなさいってなった。


しかし、今度は世界に目を向けてみよう。

世界は広い。日本という島国で終わらずに、
この広い世界で売れたアルバムを知っていれば邦楽なんて小さいもんだ。
宇多田ヒカルが売れてる?いやいやマイケルのスリラーで瞬殺やんw
みたいな。


…ごめんなさい。
今しがた多くの日本人を敵に回した気がします。

でも、実際に世界で売れた作品なんだから聴いておいた方が良い。
というかもう既にみんな聴いているよね??
まさか聴いてないのに音楽を語っちゃったりしてないよね??

それにこれだけグローバル化が叫ばれる世の中になってきたのだ。
ワールドワイドに活躍する意識が高い有能な人材になりたければ、
海外の人と会話するときに「○○のアルバムって良いですよね」
と音楽の話題を持ち出せるようになっておかねばなるまい。


というわけで今日は前回の邦楽に引き続き、
洋楽、つまり全世界で売れたアルバムをおさらいしていこうと思う。

みんな大好き&大学生のレポートのお供、Wikipedia先生を参考に
公表されたセールスが3000万枚以上のアルバム32枚をまとめてみた。
300万じゃないぞ。3000万だ。10倍だぞ10倍。

邦楽の10倍の規模を誇る世界的に売れたアルバムランキングだ。
これを知らなきゃもう日本人以前に地球人ですら無い。ニュータイプだ。

まー地球人として聴いてないアルバムはさすがにないとは思うけど、
一応念のためチェックしていこう。さぁレッツラ・ニュータイプ判定!

歴代アルバム売上TOP32


1位 Michael Jackson / Thriller【1982年】
6500万枚

超有名なマイケルジャクソンのアルバム。
1億枚売れたという推計もある歴史的な名盤だ。
収録曲の多くがミュージックビデオと共に話題となった。

特に収録曲の『スリラー』は誰もが知ってる超有名曲だが、
実はこの曲自体はチャート4位が最高位であるという明日使える豆知識。
ちなみにアルバムは様々な国で1位を獲得、日本でも1位を記録してます。


2位 AC/DC / Back in Black【1980年】
5000万枚

歴代1位のアルバムがマイケルジャクソンである事は有名だけど、
意外と知られていないのが2位のこのアルバム。
ハードロックファンには説明不要の名盤である。

AC/DCはオーストラリアのバンドで、
名前の由来はあの家電とかに書いてあるAC/DC。直流交流かな?
英語だから気にならないけどよくよく考えると変な由来だ。

漆黒のジャケットもカッコイイしギターリフもカッコイイ一枚だが、
やはり2位だと一気に知名度が下がってしまう模様。
2位じゃダメなんですか?


3位 Pink Floyd / The Dark Side of the Moon【1973年】
4500万枚

こちらも世界的には恐るべき売上を記録しているものの、
日本では一般的知名度が低いプログレッシブバンド、ピンフロのアルバム。
通称『狂気』。2位がダメなら3位もやっぱりダメ?

とは言いつつコレはジャケットがまぁそれなりに有名で、
このTシャツを愛用している俺としては
これ着てると年配の方から声をかけて貰えるので嬉しい。
先日は娘の保育園の副園長先生から声かけて貰えた。

ちなみに15年間もチャートインし続けたまさに狂気のロングセールス。


4位 Whitney Houston / The Bodyguard【1992年】
4400万枚

「えんだああああ」でお馴染みの
ホイットニーの『I Will Always Love You』を収録したアルバム。
と言っても映画『ボディーガード』のサントラである。
しかしサントラが当たり前のように売れるのが洋楽の世界なのだ。

ちなみに俺は高校生の時にブックオフで安く売ってたコレを買って聴いた。
しかし映画も観ていなかった俺は正直「えんだあ」以外どうでも良かった。
でも多分ちゃんと噛みしめて聴けばいいアルバムなんだと思う。


5位 Meat Loaf / Bat Out of Hell【1977年】
4300万枚

うおお、これってこんなに売れてたんだ。
ミートローフのアルバム、邦題は『地獄のロック・ライダー』!

当時はノリノリでワクワクなタイトルだったかもしれないが、
この冷え切った現代の空気の中で冷静に見つめ直すと普通にダサい
ピンフロの『狂気』もなかなかの中二病だったがコレはもう事故物件。

内容はミートローフのボーカルが力強いダイナミックなハードロック。
聴くとヤンチャしたくなる。邦題の事は忘れて素直に聴いてみよう。


6位 Eagles / Their Greatest Hits (1971~1975)【1976年】
4200万枚

イーグルス初期のベスト盤。
日本と違ってトップ20にランクインしたベスト盤はなんとこの1枚のみ。

このベストは人気絶頂の中にいたイーグルス
空白期間を埋めるために出したベスト盤という位置づけながら、
その内容の良さからめっちゃ売れた。GLAYの『REVIEW』みたい。
俺は『Desperado』が特に好き。


7位 Bee Gees / Saturday Night Fever【1977年】
4000万枚

はい、聴いた事ありませんでした。

うぐぅ、6枚目で早くもアウトじゃねーか俺。
てかこんなリア充カルチャーとこんな俺が邂逅するわけないやん。
何だこの風向きを確かめてるみたいなポーズ。この指とまれってか。
でも『Stayin' Alive』とか『愛はきらめきの中に』はいい曲だと思う。


7位 Fleetwood Mac / Rumours【1977年】
4000万枚

あーこれは懐かしい。最後に聴いたのいつだっけな。
長きに渡り活動するイギリスのロックバンド、
フリートウッド・マックのアルバム。邦題は『噂』だ。

俺としてはそこまでグッとくるようなアルバムでは無かったけど、
当時ギリギリの精神状態で書かれたと言う曲達が
多くの人の心を掴んだんだろうね。『Go Your Own Way』が好き。


9位 Shania Twain / Come On Over【1997年】
3900万枚

おおお、これもこんなに売れてたのか。
カナダのカントリー歌手、シャナイア・トゥエインのアルバム。
たまにシェリルクロウとどっちがどっちだったか混じってしまう。

これも正直あんまり記憶がないアルバムなんだけど、
『When』と『You're Still the One』をかなり聴いてたのは覚えている。
あととても聴きやすいアルバムだったと思う。


10位 Led Zeppelin / Led Zeppelin IV【1971年】
3700万枚

ロック好きにはお馴染み、レッドツェッペリンの4枚目。
もういい意味でベタな名盤だし散々語りつくされている一枚だ。

彼らの代表曲『天国への階段』が収録されている事でも有名で
色々と意味ありげなジャケットも話題となった。
ちなみに正式なアルバムタイトルは存在しない
でも何かしらの名前で呼ばないとみんな困るから4枚目の『IV』で通っている。


11位 Adele / 21【2011年】
3500万枚

ここでいきなり時代が飛んで2011年のアデルのアルバムがランクイン。
そう考えるとアデルってやっぱスゲェ。

当時アデルが21歳だったという事で『21』と冠されたアルバムだが、
アデルはその前の19歳の時に『19』というアルバムもリリースしており、
その成長を記録している続編のようなアルバムなわけだ。

ちなみに2015年には『25』も発売している。次は『29』辺りかな?


11位 Michael Jackson / Bad【1987年】
3500万枚

アデルの21と同じく3500万枚を売り上げたマイケルの『Bad』。
前述の歴代1位のアルバム『Thriller』から約4年後に発売された。

さすがに前作の『Thriller』を超える事は無かったものの、
それでもこちらも『Bad』『Smooth Criminal』『Man In The Mirror』等、
人気曲が多数収録されており負けず劣らずの内容だと思う。

アレだな、タイトルを『Bad』にしたのがいけなかったんだな。


13位 Alanis Morissette / Jagged Little Pill【1995年】
3300万枚

アラニス・モリセットも一時期凄い聴いてたなぁー。
このアルバム以降の数枚はアルバム持ってる気がする。

カテゴリー的にはロックシンガーなんだけど
サウンドが心地よくメロディもくっきりしててとっつきやすい。
『You Oughta Know』や『Ironic』はやっぱり良い。

ジャケットがヴィジュアル系っぽいと思ってしまうのは日本人だからか。
ちなみに日本にこのアルバムタイトルと同名のバンドがいたらしい。


14位 Mariah Carey / Music Box【1993年】
3200万枚

えーっと、聴いてません。
ごめんなさいね。もういいです俺ニュータイプです。

マライアはですね、アレは聴いたよ、
日本でもめっちゃ売れたベスト盤。

でもすみません、マライアは恋人たちのクリスマス』が憎くて
まともに聴いた事がありません…。


14位 Celine Dion / Falling into You【1996年】
3200万枚

あああこれも聴いてない。

もうダメだ、俺はグローバル人材じゃなかった。
ワールドワイドな夢は諦めて四畳半の部屋で慎ましく暮らそう。

セリーヌもアルバムはホント聴いてない。
有名曲はコンピとかで良く聞いたけど。ホントマジすんません。


14位 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band【1967年】
3200万枚

ああ良かった。ビートルズ来た。

マライアやセリーヌと同じく3200万枚を売り上げた
ビートルズの『サージェント~(長いので以下略)』

売上もさることながら、とにかく評価が高いアルバムってイメージ。
この独創的なジャケットも含めて、
60年代のポップカルチャーの全てが詰まった作品だそうだ。
俺もまぁ好きだけど、ぶっちゃけそこまで絶賛されるほどではないかな…。


14位 Eminem / The Marshall Mathers LP【2000年】
3200万枚

アデル以来の2000年代からのランクイン。
今ではもう大御所となったエミネムの2ndです。

白人ラッパーとしてヒップホップ界に殴りこんだエミネム
自身の本名を冠したアルバムがコレ。
今聴いてもそのクールさがたまらないね。
ちなみに2013年には『The Marshall Mathers LP2』をリリースした。

あとニコニコ動画では色々な事を教えてくれる人物として人気がある。


14位 Eagles / Hotel California【1976年】
3200万枚

うむ。これも誰もが納得する名盤。
イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』だ。

前述のベストアルバムの後に発売され、
既に決定的だった彼らの人気もこのアルバムでさらに不動のものとなった。
またアメリカンドリームの終焉を綴ったとされる内容も評価が高く、
今なお多くのミュージシャンに敬愛されるエヴァーグリーンな作品。


14位 Michael Jackson / Dangerous【1991年】
3200万枚

またマイケル!

『スリラー』『バッド』に続いて制作されたアルバム。
内容が当時としてはなかなかにスパイシーであったため、
色々なところから抗議を受けたというまさにデンジャラスな作品。

80年代のマイケルとはやや毛色が異なる曲が多いものの、
マイケルの作品の中でこのアルバムが好きと言う人も結構いるようだ。
『Black or White』は俺もかなり好き。


14位 Various artists / Dirty Dancing【1987年】
3200万枚

聴いてません。

もういい、開き直る。

映画のサントラだそうです。聴いてないし勿論映画も観てないです。

でも当時リアルタイムで青春時代を過ごしていた方にとっては
大切な思い出の映画の一つなんだろうな。みんなダンスしてたんだろうな。
ちなみに当時の俺は多分やっと歩けるようになった頃だと思う。


21位 Celine Dion / Let's Talk About Love【1997年】
3100万枚

だから聴いてないんだってば

セリーヌはアルバム聴いた事ないって言ってるじゃんか。
そして聴いて無くてすみませんって謝ってるじゃんか。

もう何回謝ってると思ってるんだ。
あと一体さっきから俺は何に怒って何に謝ってるんだ。


21位 The Beatles / 1【2000年】
3100万枚

ふーっ、良かった。ビートルズだ。

さっきから聴いた事ないアルバムが続いた後に
ビートルズが登場してくれるので有り難いです。

ビートルズがチャート1位を獲得した曲を収録した
文字通り「1」なビートルズのベストアルバム。
CD容量の80分ギリギリで収録されているというお得な一枚だ。

解散から30年経過した後の2000年発売にも拘わらず3000万枚超え。
ビートルズ人気の底力を改めて感じる事が出来たベスト盤。


23位 Madonna / The Immaculate Collection【1990年】
3000万枚

ふえぇぇぇぇぇ聴いた事ないよぉぉぉぉぉ。

マドンナのベスト盤らしいんだけど
俺はマドンナの曲は有名どころをコンピとかで聴いた程度で、
後は板尾の嫁のイメージしかない。

あとジャケットがほんの一瞬だけだけどロンギヌスの槍に見えた。
分かってる。俺どうかしてる。


23位 The Beatles / Abbey Road【1969年】
3000万枚

ビートルズ有難う。
困った時はいつもあなたがいてくれる。マジ大好き。愛してる。

ビートルズの実質的なラストアルバムであり、
おそらくジャケットが世界一有名であろうアルバム『アビーロード』。
内容もとても好きでビートルズのアルバムの中では№1かも。

大体のアーティストって初期のアルバムに傑作が多いもんだが、
ビートルズは後期になってからも全く色褪せず(むしろ洗練されていき)
このアルバムまで駆け抜けていったのが本当に凄いと思う。
ジャケットで満足せずに是非とも彼らの有終の美を堪能して欲しい一枚だ。


23位 Bruce Springsteen / Born in the U.S.A.【1984年】
3000万枚

アメリカンロックっつーたら俺の中ではまさにこんな感じ。
ジャケットから何からもうその全てがアメリカ~ン。
というか「U.S.A.」って言ってるしね。

ただこの表題曲は「アメリカ最高!」みたいなポジティヴさではなく、
どちらかというと疑問視するような姿勢で制作された作品だった。
でも多くの人が「アメリカ最高!」的に受け取ったらしい。

ブルース・スプリングスティーンの存在感を感じる事が出来る
力強いロック・スタンダードなアルバムなんだけど、
上記のような誤解も生んでしまったちょっと悲しきアルバムでもある。


23位 Dire Straits / Brothers in Arms【1985年】
3000万枚

これも3000万枚売れたんだよなぁ~。
イギリスのロックバンド、ダイアー・ストレイツの大ヒット作。

MTVを皮肉ったノリの良い曲『Money for Nothing』が
やたらピックアップされがちではあるが、
アルバム全体の雰囲気からするとむしろ『Money for Nothing』が異質で
どちらかというとブルージーだったりカントリーっぽい曲が多い。

でもやっぱ『Money for Nothing』は良い曲だね。あとジャケットも好きだ。


23位 James Horner / Titanic: Music from the Motion Picture【1997年】
3000万枚

大ヒット映画『タイタニック』のサントラ。
つまりセリーヌ・ディオンのアレですよアレ。

『My Heart Will Go On』はイントロが流れ出すだけで泣きそうになるし、
タイタニック』も凄い映画だと思うけど(ストーリーより映像が)、
結局サントラは聴いてません。以上。


23位 Metallica / Metallica【1991年】
3000万枚

メタリカの『メタリカ』。またの名をブラック・アルバム。

ヘヴィメタルバンドとして名高い彼らだが、
このアルバムは90年代に入り音楽シーンの様子も変わり始める中で、
新しいメタルの形を求めて変化を起こしたアルバムだった。
そういった方針転換があるとファンが離れていく事が多いわけだが、
結果的にこの変化は功を奏しメガヒットを記録。良かったね!

さらに彼らがこのアルバムで打ち出した新機軸は
後のヘヴィロック界に少なからぬ影響を与えたとされており、
振り返ればメタルの歴史においても重要な一枚となっているのだ。


23位 Nirvana / Nevermind【1991年】
3000万枚

ニルヴァーナの曲は知らずともTシャツなどで
彼らの名前を知ってる人は多いんじゃないかと思う。

そんな彼らの2ndアルバムであり、
90年代の音楽の大きな地殻変動となった一枚がコレ。
このアルバム以降、グランジオルタナロックが花開いた事は
今更説明するまでもない程に大きな出来事として扱われている。

特に『Smells Like Teen Spirit』のパンチ力は凄い。
あのイントロが聴こえてくると自然と脳味噌が活性化するよ。

あと先日なかなかの婆ニルヴァーナTシャツ着てるのを見つけた。
なかなかのパンチ力があった。


23位 Pink Floyd / The Wall【1979年】
3000万枚

2枚組アルバムとしては史上最大売上を誇るピンフロの超大作アルバム。
プログレッシブ・ロックのブームも大分落ち着いた頃の作品だが、
ここまでの売上となったのはさすがピンフロである。

彼らお得意のストーリー性のあるコンセプトアルバムであり、
タイトル通り社会に存在する様々な「壁」をテーマにした濃厚な作品。
リード曲『Another Brick in the Wall』はMVもかなりのインパクト大。

ただ一つ、ジャケットがちょっと味気ないのが残念。
ピンフロはいつもヒプノシスがいい仕事してたんだけどなぁ…。


23位 Santana / Supernatural【1999年】
3000万枚

これもそんなに売れてたとは驚き。
ウェストコーストサウンドで60年代から活躍していたバンド、サンタナ
なんと世紀末1999年に発売したこのアルバムが超大ヒット。

様々なゲストアーティストとコラボしているのが特徴で、
やや他力本願な気もするがグラミー賞も総ナメした。

曲調としては俺はそこまで好きじゃなかったんだけど、
この頃ってこういう陽気でダンディな音楽が流行ってたような気がする。
しかし結成して30年以上してからの最大ヒットとは夢があるね。


23位 Guns N' Roses / Appetite for Destruction【1987年】
3000万枚

さぁ、長かったアルバムランキングのトリを飾るのは彼ら。
皆さんご存知&ロックファンお待ちかね、ガンズの1stアルバムです。
というか3000万枚が10作品もあるから、23位が10組になっちまった…。

こちらもTシャツのデザイン等で既にお馴染みとなっている
ちょっとダサカッコいい十字架のジャケットデザインが眩しい。
ちなみにこのジャケットは一度差し替えた後のデザインであり、
差し替え前は田嶋先生とかが黙っちゃいないデザインだった。

TVのBGMなどでも良く耳にするテンションアゲアゲのナンバー、
Welcome to the Jungle』からの幕開けで血圧も心拍数も一気にアゲアゲ。
高齢者には負荷がかかりすぎるので注意。田嶋先生、いつまでもお元気で。

おわりに。

世界のアルバム歴代売上TOP32いかがだったでしょうか。

結局聴いてないものがそれなりにあった。すんません。精進します。
世界を股にかけて活躍したい人は一通り聴いておきましょう。
あと洋楽でマウントポジション取りたいとか考えている人とかも。

しかしやっぱ世界はスケールが違うね。数千万枚とかが普通に売れる。
でもさすがに昨今はフィジカル盤はそこまで売れなくなっている模様。
こういった売り上げの記録もCDという記録媒体の記憶と共に
レガシーになっていくんでしょう。「そんな時代もあったね」みたいに。


しかし今後は音楽が共通の話題になる事も少なくなっていくんだろうか。
俺自身は音楽は手軽に楽しめるカルチャーだと思ってるんだけど、
こんなに音楽の話題がトーンダウンしているのはなんなんだろうか。

なんて事をちょっと考えてみたけど、
やっぱり最近の人は「物語」を求めているんじゃないかと思った。

漫画や映画ってやっぱりそこに物語があるわけじゃないですか。
その物語に触れて笑ったり共感したり感動したりするんですよね。
勿論、演出や映像等の表現が凄いといった物語以外の要素もあれど、
基本的にはストーリーが軸となっているコンテンツだろう。

音楽にだって勿論ストーリー性があるものもあるし、
十分に笑ったり感動したりも出来るんだけど、
漫画や映画のようにハッキリとした物語があるわけではない。

音楽は誰でも気軽に楽しめるコンテンツではあるんだけど、
それ故に物語性をメインに据えるにはやや不向きなジャンルなのかな。
だから音楽は何かのサブコンテンツとして消費される位置付けになった。


つまり、みんなインテリになったんだろうね。

日々情報が溢れ、様々な見聞を皆が色んなところで仕入れていて、
漫画やアニメや映画のような「物語を楽しめる素養」みたいなものが
社会全体に養われてきている気がする。個々のドラマを共有する力が。

だからこそ音楽業界でも、
AKBのような「音楽+背景にあるメンバー達の物語」といった
音楽だけではなく物語も一緒に流れているコンテンツが人気なのだろう。
これはAKBが時代を読んで戦略的に取り組んでいたからとも言えるね。


確かに音楽は純粋な物語としてのパワーは弱いかもしれない。
何か別の要素に付随して盛り上げるポジションが似合うのかもしれない。
でも音楽そのものはこれからも無くならないし、
何気なく流れてくるだけでも生活を楽しく豊かに彩ってくれる存在だ。

それに聴覚からの刺激は他の刺激に比べて
最も脳にダイレクトに作用するらしい。
だから気軽に様々な効果が期待できるのが音楽というわけだ。
あと洗脳とかにも使えそうだよね。こわーい。


まぁつまりね、小難しいインテリチックな物語を堪能するのもいいけど
音楽も色々な感情を運んできてくれる頼もしい存在って事ですよ。
小さい頃は皆自然と歌を口ずさんでいたでしょ。忘れないであの気持ち。

雑なまとめになったけど、
世の中には沢山の音楽があるんだからもっと聴いてみようって話ね。
とりあえず有名処からでいいから何かアルバムを一枚手に取って、
気軽に聴いてみてはいかがでしょうか。

そうすれば、きっと貴方の世界が広がる!

…かもしれない(弱気)。


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