脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

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「知らないくせに語るな」はどうにかならないのか。


無知の知の知。


最近クラスタなる単語を耳にするようになった。
「AKBクラスタ」や「ガンダムクラスタ」などの使い方をするみたい。

まぁつまり凄く雑に解釈すると「オタク」の別の言い方ですよね。
「○○オタク」というと蔑称っぽく聞こえちゃうし、
よりスタイリッシュに表現を使おうみたいな機運でもあったんかな。
DQNネームじゃなくてキラキラネームと言えばカワイイみたいな。

まぁ本質は置いといたとしても言い方一つで印象は変わるもんなので、
こういった言い回しって意外な効果があったりするんだろうなとは思う。

俺?
最近はラブライブクラスタだよ。



サンシャイン2期のOPマジ良曲!!
花丸ちゃんもいいけど曜ちゃんもいいよね♪


さてさて、美しき日本語だった「オタク」が
小池百合子ルー大柴的な変換で「クラスタ」なんて横文字として
俺の耳に届くレベルの世間に浸透し始めたわけだが、
結局のところは”コアな話題を繰り広げるコミュニティ”みたいなもんだ。

しかし俺は前々からこういうコミュニティを怖いと思う事がありまして。
専門的でディープな話で内輪で盛り上がるならまぁいいんだけど、
ちょっと排他的で近寄りがたい空気を出しちゃう方々の存在が怖いの。
当然そうじゃない人もいるのは分かるが、目立つんよねそういうのが。

ちょっとその分野に足を突っ込もうなら、
「何も知らない外部の人間は黙ってろ」みたいな事平気で言うじゃん。
マジ怖い。ヤンキーの17倍怖い。今回はそんな話。


詳しい人と一般人の差は大きい。


昔はミリオタとか鉄道オタなんぞ「うわぁー…」なんて思われる、
そんな事もあったんだと思うが最近はそんな空気は無い…筈だよね?
皆が何かしらの「趣味」を持つ事が広く当たり前になったんだろう。

だから今、世の中には実に様々なクラスタが存在しているようだ。
ネットが発達したお陰で自分が属するクラスタを容易に見つけやすいし、
そこで親交が深まるのはとても良い事だと思う。


しかし、そうすると自然に
クラスタ内では通じるけど、まだ一般的ではない共通認識・前提条件」
が生まれるのだ。

俺はこの「クラスタと一般層」の間にある認識のギャップってやつが
最近色々起きている種々の問題に絡んでいるのだと思っている。
そしてそのギャップってのは思った以上に乖離してたりするのだ。


例えば漫画好きのクラスタならば、
おそらく「寄生獣」とか「プラネテス」あたりは必読本並みの扱いだろう。



だが、そうでない人間はまずこの辺りは知らない
一般的に有名な漫画は「ドラゴンボール」であり「ワンピース」だ。

漫画クラスタからすれば「は?寄生獣も知らないの?」と思うだろうが、
マジで有名じゃないぞ。そんなもんだ。そしてそれがクラスタの怖さだ。


邦楽好きのクラスタであれば知ってて当たり前の超重要人物、
大瀧詠一」ですら一般的な知名度はぶっちゃけそうでもないんだぞ。


大瀧詠一知名度が低い?嘘でしょ?」と思うだろ?これマジだから。

音楽クラスタ内でばかり過ごしているからそうなるんだよ。
たまには外に出て友達とランチでも行け。世間とのギャップを知れ。
ちなみに俺の嫁は何故か「太田圭一」と覚えていた。間違え方がカワイイ。


とにかくね、クラスタとそうじゃない人との間には溝が生じやすいし、
厄介なことにそれは思った以上に深い事が多いのだ。
そしてそれが発端となり「○○への理解が足りない」みたいな事態になるのだ。


知らなくても気軽に話そう。


このクラスタに属する人がね、他人に優しい方ならいいんだよ。
相手が知らない事をちゃんと解説してくれるというスタイルなら。
ただ「知らない奴を馬鹿にしてくる」のが本当に害悪なわけ。

音楽だと「○○も知らないくせに音楽を語んなよ」みたいな
情報強者面でマウンティングしてくる奴がいるのが面倒な例。
いやいや別にいいでしょ許してくださいよ俺も音楽語りたいよ。

ビートルズツェッペリンも知らなくたってバンドやっていいんだ。
知ってた方がいいとは思うが別に必須ではないし、
知ってる奴が偉いなんて事も無い。時期が来れば自然に知るだろうし。


まぁこれがね、漫画とか音楽ならまだ平和なのかもしれん。
特にこれが政治の話とかになると本当面倒なんだよな。
「知りもしないくせに語るな」とか「認識が甘すぎる。勉強しろ」とか。
特に衆院選直前だからさ、最近SNSとかもこんなんばっかよ。

コミュニケーションの場はもう言論プラットフォーム化してるの。
それはまぁ良いとしても、罵詈雑言ばかりで嫌んなっちゃう。
俺は繊細なんだ。クラスで喧嘩が始まるとその場を離れたくなるタイプ。


で、やっぱりこの「知らないヤツは語っちゃダメ」という空気は
本当にどうにかした方がいい。じゃないと何も言えなくなっちゃう。

 

政治クラスタは上からすぎませんか。


選挙直前だし、ちょっと政治の話でもしよう。

俺は別に特定の政党の支持者ではないし、
正直今の政治にそこまで期待しているわけでもない。
昔のような官僚主導の時代じゃないし今の政治にそんなパワーは無い。

今や世の中を変えているのは民間の商品やサービスばかりだしね。
政治家にはそんな新たに生まれてくるモノやサービスの
発展を阻害せずに適切にサポートする器量があればいいと思うよ。


でも昨今の日本の政治の異様な空気を作ってしまったのも、
やっぱり「政治を知らない奴は黙ってろ」の空気だったんじゃないか。

俺も知り合いや親族に政治に関わる方々がいましてね、
選挙前に「○○をお願いします」とか電話かけてきたりするの。
いや名前言われただけでお願いしますとか舐めとんのかと。
そんなんで入れるかい。選挙カーも名前だけで五月蠅くてしょうがない。
選挙法かなんかで名前連呼しか出来ないらしいけどそれなら要らない。

地元の行事とかにも国会議員さんが挨拶に来たりするけどなんなのあれ。
そこで挨拶して帰るだけ。顔を売りに来ただけ。つまり票が欲しいだけ。
そんな暇あるなら本の一冊でも読んで勉強したらいいのにね。

結局、一般人は馬鹿にされてるんですよー。
きっと我々に「難しい話をしても分からないだろう」からね。
最初から政策で戦う気が無い。分かりやすい構図と建前のみ。

これじゃネットで日々言い合いをしている政治クラスタと一緒だ。
「良く知らない癖に喋るな」「賢い俺の話を黙って聞いてろ」
へいへい。ラブライブクラスタは黙ってラブライブ聴いてます…。




知らない事も堂々と話せばいい。


ほら、「政治と宗教と野球の話はするな」みたいな奴あるじゃないですか。
下手すると喧嘩に発展しそうな要素。あと音楽とラーメンもね。
みんな支持する対象が違うあまりに永遠に分かり合えないテーマ。


でもこの辺の話ってさ、
もっとみんな気軽に話せるようになって欲しいと思いませんか。


俺の会社では始業時にスピーチがあって
毎日交代で誰かが自由なテーマでスピーチをするんだけど、
俺はそこで政治の話題も良くする。あとアイドルとかロックの話もする。

まぁどれだけの人が俺の朝礼を真面目に聞いてるのかは知らんけど、
政治の話も含めて何のテーマでも気軽に話すくらいがいいと思うのよ。
「良く知らない事は喋れない」とか完全にプライドの高い人間の思考だ。

別に間違った認識でも構わないので語ればいいんだよね。
本当に間違いだったら誰かに指摘して貰えるだろうし、
もしかしたら熱い議論が始まってしまうかもしれない。

でもそれでいいんだ。それでお互いに認識を深めればいいだけの話。
喋らなかったら何も生まれないし何も変わらない。
みんな自分の考えを述べる事に躊躇しない空気の方が面白いでしょ。


だがそこで頭ごなしに
「分かってないくせに偉そうに」と否定する態度の人がいると、
発信する側も委縮してしまうというものである。

そんな事言うあんたこそどれだけ分かってんの?
そしてどこまで知ってたら喋っていいの?
発言が許されているあんたと許されない俺の差は何?


言いたい事も言える世の中に。


誰でも得意な分野とそうでない分野がある。

もし自分に「それを知っている側の人間」だという自覚があるとしても、
それを知らない人に高圧的な態度を取っても何にも生まれないのだ。

むしろいつもそんな態度ばかりしていると、周りから嫌われてしまって
逆に「教えて貰える機会」が減ってしまうという事を自覚した方が良い。
誰しもパーフェクトではない。互いを補完しあって暮らしている。

ちなみに俺は時計や車、ファッション等については恐ろしい程無知だ。
ドン小西にガチで審査されたらボロクソどころじゃ済まないだろう。
あと食べ物にもこだわりが無くジャンクフードで十分満足出来る。
家電とかにも詳しくないし携帯電話はずっとガラケーである。


人間誰にでも知らない事はある。
だから他人が自分が知っている事を知らなかったとしても
馬鹿にしてはならないし「黙ってろ」なんて尚更言ってはならない。

知らなくたっていいからもっと何でも気軽に喋ろう。
そんな世の中こそが健全だし、それで皆が理解を深める事が出来るのだ。


あと、みんな選挙行こうね。


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