脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

名盤かるたを作って遊ぼう。


新時代のスリルを感じよう。


年の瀬。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は忙しかった仕事から一旦解放されてヒャッホーです。
でも年始からまた忙しいです。うっうーです。

さて、そんな年の暮れ。大晦日。ラストデイオブイヤー。
年始を迎えるにあたってまたもやクソ企画を思いついたのでやります。


「かるた」って知ってます?

あ、別に馬鹿にしてるわけじゃないですよ。
いやコレほんとマジで最近「かるた」なんてやる機会あんのか、と。
最近お正月にかるたで遊んでいる光景とか見ます?

もしかしたら最近の若い子は「かるた」なんて単語そのものを
ご存知ないのかもしれないのな、と。ガンダム鉄血のオルフェンズ
出てきたキャラの名前だよねくらいの認識かもしれないな、と。


俺が小さい頃はさ、親戚の子や友達、近所の子達と一緒に
かるたやってた記憶があるんだけどね、きっと今の子はパズドラでしょ。
いやいいんだよ。パズドラやったことないけど多分面白いんだと思う。
かるたよりパズドラの方が面白いんだよね。そりゃ仕方ないよね。


でもかるたって「学び」の側面が結構あると思ってて、
例えば俺は諺のかるたをやっていたので、(意味は分からずとも)
かるたによって諺を仕入れていた部分は少なからずあるわけです。
かるたによって知らない何かを覚えるという機会が与えられていたのです。

しかしそんなかるたも「古臭い」「堅苦しい」みたいなイメージになり、
学びのチャンスもパズドラに奪われていき、なかなか肩身が狭い昨今。

ここは”かるたそのもの”に捻りを加えて新しく転生させる必要がある!

というわけで今回私が考案したのがこの「名盤かるた」であります。

名盤かるたの遊び方


「名盤かるた」とはレコードあるいはCDアルバムを床に並べ、
音楽再生機器からランダムに曲を流して、
プレイヤーが該当の曲が収録されているアルバムを取っていく
「かるた」という伝統芸能とポピュラー・ミュージックがコラボした
実にエキサイティングな遊びです。

流す曲については各アルバムの1曲目でも、
収録曲の中の代表曲でも構いません。お好きなチョイスでどうぞ。
でも1曲終わって誰も分からなかったらそのお題は流されます。

並べるのはレコードorCDと言いましたが、
破損する危険性がありますので歌詞カードだけでもいいでしょう。
でも友人同士で互いにCDを持ち寄って実物で遊ぶ事をお勧めします。

持ち寄る事で「誰かにCDを割られる前に自分で取る」という
スリルを味わいながら本気になって楽しむ事が出来ます。
壊された場合は再度購入して音楽市場に貢献して下さい。

また取得したCDは自分のものに出来るとルールも良いでしょう。
自分の所持しているCDの曲を他人の方が良く知っているというのは
本来あってはならない事ですので、真剣勝負するなら是非採用しましょう。


そしてこれは「学び」も目的に含まれます。
ポピュラー・ミュージックと言いつつもそれはれっきとした芸術作品。
特に「名盤」と呼ばれている作品に触れる事は、
音楽の教養を積む上でとても意義深い事だと思います。

そんなわけで名盤かるたを楽しむ上で参考として戴けるように、
「あ」~「を」までの読み札(聴き札?)に該当するにふさわしい作品を
俺が勝手に選抜致しました。この内容に沿ってかるたをして戴ければ、
ある程度の教養になるんじゃないかと思います。

え?別に教養にならないって?
じゃあずっと大人しく諺かるたでもやってて下さい。
「犬も歩けば棒に当たる」でキャッキャしてて下さい。
そして棒に当たらないつまらない人生を歩んで下さい。


というわけで邦楽・洋楽織り交ぜた、
名盤かるたのラインナップを考えていきたいと思います。

持っていないものについては各自購入して下さい。
くれぐれも音源をCD-Rに焼いて済ませようなどと思わないように。
自分で買って、そして割られるスリルを味わってこそのかるただ!
壊された時はそれも社会勉強なんだよ!うはははははは!

「脱R論」選抜、名盤かるた50音順



Atomic Heart / Mr.Children【1994】

まずはこちらから。邦楽を語る上では外せない一枚、
ミスチルの大出世作であり不朽の名盤『アトミックハート』だ。
「あ」はかなりの豊作で他にもビートルズの『Abbey Road』や
ジミヘンの『Are You Experienced?』、
ガンズの『Appetite for Destruction』に
ピンフロの『Atom Heart Mother』等の候補が考えられた。



In the Court of the Crimson King / King Crimson【1969】

とにかく曲よりもジャケットが有名なんじゃないかってくらい
インパクト大のジャケットが圧倒的なキンクリの1stアルバムだ。
勿論曲も良いぞ。プログレ聴くならば避けては通れない名盤。
他の候補としてはストロークスの『Is this it?』や
四人囃子の『一触触発』などかな。



VISITORS / 佐野元春1984

「う」がねぇ、意外と思いつかなかったんですわ…。
こないだB'z観に行ったのもあってウルトラソウルしか浮かんで来ねぇ。
というわけでやや強引だが佐野元春の『ィジターズ』。
ええ、これは確かに文句なしの名盤ですわ。
時代を切り開いた名盤として有名だけど今聴いてもカッコイイ。
あとウルトラソウルも名曲。シングルだから選べないけど。



Elephant / White Stripes【2003】

「え」はこれかな。ホワイトストライプスの名盤。
2000年代の洋楽を代表する一枚であり、
特に『Seven Nation Army』の鮮烈さは一級品。
ああ久しぶりに聴きたくなってきた。
ちなみに他の候補もローリングストーンズの『Exile on Main Street』、
T-REXの『Electric Warrior』等かなり強力だったけど、まぁ世代だしコレで。



ODELAY / BECK【1996】

はい「お」はこれです。BECKの代表作であり、
90年代を象徴するアルバムの一つであるオディレイ。
この良く分からないジャケットを眺めるだけでもう
『Devil's Haircut』のイントロがもう脳内で流れ出しますね。
ちなみに他の候補はレディヘの『OK Computer』や
R.E.Mの『Automatic For The People』等。
「普通オケコンだろ」って?俺オケコンそんな好きじゃないもん。



風街ろまん / はっぴいえんど【1971】

まぁこれは外せないかなぁ…。
日本のロックの創始者とも言われるはっぴいえんどの名盤。
「か」はぶっちゃけこれくらいしか思い浮かばなかったし、
なんとなく日本人としてこれ抜いたらいけない気がした。
邦楽ロックの源流が感じられる文句なしの傑作アルバムだ。



KID A / RADIOHEAD【2000】

「お」でオケコンを選ばなかった理由の一つがコレ。
レディヘと言ったら『KID A』に決まってんだろーが!
2000年を代表するアルバムと言えば必ず名前が挙がる一枚だ。
デジタルに構築された世界観がたまらない。超好き。大名盤だと思う。
ちなみに他の候補はミッシェルの『Gear Blues』。



黒船 / サディスティック・ミカ・バンド【1974】

これも避けて通れられない…と思う。
今聴いてもこれが1974年のアルバムとは思えない程の完成度。
高揚感のある日本語ロックの息吹を感じられる一枚だ。
「く」は他にもフィッシュマンズの『空中キャンプ』、
ゆらゆら帝国の『空洞です』、The Smithsの『The Queen Is Dead』等、
強豪がかなり多い文字だった。



GAME / Perfume【2008】

「け」がこれくらいしか思いつかなかった…。
でもPerfumeの『GAME』が邦楽シーンにおいて重要な一枚である事は、
多くの人が認識している通りだと思う。中田ヤスタカはガチで天才。
たまに「Perfume聴いてる」とか言うと小馬鹿にされるときがあるが、
そういう人には割とちゃんとキレていいと思っている。



氷の世界 / 井上陽水【1973】

「こ」もあんまり思いつかなかったんよね…。
でもやっぱり井上陽水の『氷の世界』は外せないかな。
日本で初めてミリオンセールスとなったアルバムレコードであり、
豪華なミュージシャンが参加していた事でも有名である。
他の候補としては矢沢永吉の『ゴールドラッシュ』とか。



Siamese Dream / Smashing Pumpkins【1993】

「さ」はコレ。スマパン出世作、サイアミーズドリームだ。
そこはビートルズの『サージェント・ペパーズ~(以下略』と思った方、
申し訳ないがビートルズは候補が多すぎて他にとっておきたいのです。
というわけでここは90年代オルタナの雄、スマパンでいきましょう。
日本でも人気だし意外と邦楽にも大きな影響を与えたアルバムだと思う。
他の候補はナンバガの『Sappukei』かな。



synchronicity / POLICE 【1983】

「し」はポリスの『synchronicity』。ポリスのラストアルバムであり、
代表曲『Every Breath You Take』が収録されている名盤。
でも俺はこのアルバムそんなに好きじゃなかった…。
まー久しく聴いて無いので今聴くと印象が異なるのかもしれん。
他の候補としてはブランキーの『C.B.Jim』とか。



Thriller / Michael Jackson【1982】

「す」はもうコレしかないでしょう。
有名過ぎてむしろこのアルバム以外の「す」を考える余地すら無かった。
世界で一番売れたアルバムであり、マイケルの人気曲も多数収録。
個人的にはジャケットに工夫が欲しかったところなんですけどね…。
表題曲『スリラー』のMVは一般教養として知っておきたいところ。



SENSUOUS / CORNELIUS【2006】

「せ」が全然思いつかなかったんですけど…。
そして捻り出された答えがこれ、コーネリアスの『センシュアス』。
コーネリアスと言えばどちらかというと『FANTASMA』が有名だけど、
このアルバムも洗練された音楽性で人気が高い一枚…だと思う。
他の候補はエレカシの『生活』、ミスチルの『SENSE』とか。



Solid State Survivor / YELLOW MAGIC ORCHESTRA【1979】

「そ」はコレで決定でしょ。コレ以外思いつかなかったし。
テクノブームの先駆けとなったアルバムであり、
後世の邦楽に多大な影響を与えた金字塔的作品として名高い。
代表曲『テクノポリス』『ライディーン』を収録。



Dark Side of the Moon / PINK FLOYD【1973】

邦題は『狂気』。ジャケットもやたら有名なピンフロの代表作。
今でこそプログレという音楽ジャンルはマイナーなポジションだが、
当時はコレが4000万枚も売れていたのかと思うと信じられない。
他の候補は戸川純の『玉姫様』とか。



Tubular Bells / Mike Oldfield【1973】

プログレ続きだけど「ち」はやっぱりコレになるんじゃないかな。
映画『エクソシスト』のテーマ曲に起用された事でも有名なアルバム。
正直俺はそこまで好きじゃないんだけど、ジャケットはなんか好き。
他の候補はミッシェルの『Chicken Zombies』とか。



つづれおり / CAROLE KING【1971】

「つ」が全然無い。マジで全然思い浮かばないの。
そして苦肉の策として邦題アリで考えた結果該当したのがコレ。
キャロル・キングの『つづれおり』だ。正式名称は『Tapestry』。
『It's Too Late』や『君の友だち』と言った曲が収録された名盤。
良質なフォーク・ポップアルバムとして高い評価とセールスを記録した。



Ten / Pearl Jam【1991】

「て」はパールジャムのこのアルバム。
90年代のオルタナグランジがブームとなっていた流れの中で
ニルヴァーナの『Nevermind』と良くセットで語られる事が多いが、
そこまで似てるかなーって思う。どちらかというとパールジャム
ややハードロック寄りだ。他の候補はオアシスの『Definitely Maybe』とか。



Tommy / The Who【1969】

「と」はやっぱコレにしたい。ザ・フーロックオペラ『トミー』。
ストーリー性のある構成で映画化もされた名盤だ。
日本だと知名度はイマイチなフーだけど、
けいおんのりっちゃんのお陰で少しは上がったと思っている。
他の候補はピクシーズの『Doolittle』、ドアーズの『Doors』等。



Night at the Opera / Queen【1975】

「な」はクイーンの代表作。邦題は『オペラ座の夜』。
当時のイギリスで最も制作費がかかったと言われるアルバムであり、
イギリスで最も重要な曲とされる『ボヘミアン・ラプソディ』を収録。
他の候補はじゃがたらの「南蛮渡来」など。



New Adventures in Hi Fi / R.E.M.【1996】

「に」も何も思いつかなかった…。ありそうでなさそうな感。
というわけで選んだのがR.E.M. の『New Adventures in Hi Fi』。
R.E.M. と言えば『Out of Time』か『Automatic for the People』だけど、
このアルバムもなかなかに好きな人が多いんじゃなかろうか。
暗くて地味な作風だが味わい深いアルバムだと思う。
他の候補はサザンの『人気者で行こう』とか。



NUDE MAN / サザンオールスターズ【1982】

「ぬ」が無い。そもそも「ぬ」で始まるアルバムを知らない。
もうギリギリで思い浮かんだのがサザンのこのアルバム。
勿論サザンは他のアルバムの方が良いと思っているんだけど、
「ぬ」が無さ過ぎるためにサザンからはコレをチョイスした。
でも『Oh! クラウディア』は名曲。ジャケットは今だとなんか言われそう。



Nevermind / NIRVANA【1991】

「ね」はコレですよねー。
みんな大好き俺も大好きニルヴァーナの『Nevermind』である。
ロック史を語る際には外せない曲『Smells Like Teen Spirit』を収録。
一度見たら忘れられないジャケットも有名でパロディの標的にされがち。
他の候補はセックス・ピストルズの『Never Mind The Bollocks』かな。



Nowhere / RIDE【1990】

「の」も案外無いなぁ…
と思ってたけどライドのデビュー作『Nowhere』があった!
シューゲイザーと呼ばれる音楽ジャンルを代表する名盤であり、
知名度はやや低いが評論家筋からは高評価を得ているアルバムだ。
他の候補はU2の『No Line On The Horizon』。



Back in Black / AC/DC【1980】

「は」は選択肢が多かった。
その中でも一枚チョイスするならばやはり『Back in Black』かな。
オーストラリアのハードロックバンド、AC/DCの代表作。
マイケルのスリラーに次ぐ歴代2位のセールス、5000万枚を記録した。
他の候補はボブ・ディランの『Highway 61 Revisited』、
ジャニス・ジョプリンの『Pearl』、プリンスの『Purple Rain』等。



ひこうき雲 / 荒井由実【1973】

「ひ」はユーミンの記念すべき1stアルバム『ひこうき雲』でしょう。
豪華なミュージシャンが参加したニュー・ミュージックの代表作品。
ジブリの映画『風立ちぬ』の主題歌にタイトル曲の『ひこうき雲』が
起用されて再度注目を集めたアルバムでもある。
他の候補はビートルズの『Beatles for Sale』。



THE BLUE HEARTS / THE BLUE HEARTS【1987】

「ふ」も何気に候補が多かった文字だけど、
やっぱりブルーハーツの1stアルバムを選ばないわけにはいかない。
日本語ロックのパンチ力が最大級に高められた文句なしの名盤だ。
他の候補は宇多田の『First Love』、コーネリアスの『FANTASMA』、
ザ・フーの『Who's Next』等々とにかく多かった。



Velvet Underground & Nico / Velvet Underground【1967】

こちらもジャケットがやたら有名な一枚。
ポップアートの巨匠、アンディーウォーホルが手掛けた
ベルベット・アンダーグラウンドのデビュー作である。
当時は売れなかったらしいが、数々の実験的試みが後々評価された作品。
他の候補はビーチボーイズの『Pet Sounds』、
フリッパーズ・ギターの『ヘッド博士の世界塔』等。



Horses / Patti Smith【1975】

パンクの女王、パティ姉さんの代表作『ホーセス』です。
パティが佇んでいるモノクロのジャケットがカッコイイ。
ロック史においても極めて重要なアルバムで、
多くのミュージシャンがこのアルバムからの影響を公言している。
他の候補はBruce Springsteenの『Born to Run』等。



Machine Head / Deep Purple【1972】

「ま」もあまり無いんだよね。
でもパッと思いついたのがコレだったんでコレに決定。
ディープパープルの代表作『マシンヘッド』だ。
日本での人気も高くバンドマンの多くがカバーしたと言われる
『Highway Star』『Smoke on the Water』を収録している。



Music from the Big Pink / the Band【1968】

「み」はザ・バンドのデビューアルバム、
『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』で。
個人的にはこのアルバムの良さはそこまで理解できなかったんだけど、
歴史的な名盤として取り上げられる事が多いアルバムである。
他の候補はThe Musicの『The Music』とか。



無罪モラトリアム / 椎名林檎【1999】

「む」は問答無用でこのアルバム。椎名林檎の1stアルバムだ。
俺らの世代は洗っても落ちないくらいに彼女の影響を色濃く受けている。
彼女の並々ならぬ才能を感じられる強烈な一枚であり、
今尚語り継がれる邦楽重要作品の一つ。印象的なジャケットも好き。



Making the Road / Hi-STANDARD【1999】

最近やたら人気が再燃してきているハイスタ。
そんなハイスタが生み出したメロコアの名盤と言えばこのアルバムだ。
メディアにも一切出なかったのがハイスタだったんだけど、
このアルバムは口コミで評判が広がりミリオンヒットとなった。
他の候補はINUの『メシ食うな!』かな。



(What's The Story) Morning Glory? / Oasis【1995】

「も」はオアシスの『モーニング・グローリー』でしょう。
正確には(What's The Story) Morning Gloryだけど細かい事は気にしない。
オアシスと言えばこのアルバムと言っていいくらいに人気の作品で、
90年代を代表する名盤。俺も大好きで今でもたまに聴きたくなる。
他の候補はVampire Weekendの『Modern Vampires of the City』。



Yankee Hotel Foxtrot / Wilco【2002】

や行以降はさすがに厳しいかと思ったけどなんとかあった。
「や」はウィルコの『Yankee Hotel Foxtrot』だ。
2000年代を代表する名盤として数えられる作品なんだけど、
俺としては正直ピンと来なかった作品。ヤンキー怖い。
でもアメリカのインディー・ロックならではの
退廃的でゆったりとした空気感が何物にも代えがたい一枚ではある。



ユグドラシル / BUMP OF CHICKEN 【2004】

「ゆ」もあったよ!我らがバンプの『ユグドラシル』だ。
数あるバンプ作品の中でも揺るがない絶対的な支持を集めるアルバム。
とにかくこのアルバムからは藤クンの本気度・熱量が伝わってくる。
インディーズの頃の『THE LIVING DEAD』を思わせる
手書きのイラストのジャケットも特徴的だ。



Joshua Tree / U2【1987】

「よ」もなんとかあった。U2の『ヨシュア・トゥリー』だ。
Joshuaで”ヨシュア”と読むんだぞ。お陰で今回の企画的に助かった。
U2はメガヒットアルバムが多数あるんだけど、
その中でも最大のセールスを記録したアルバムで評価もめちゃ高い。
彼らの代表曲も多数収録されている名盤だ。でも後半がやや退屈…。



Loveless / My Bloody Valentine【1991】

「ら」と言えばもうマイブラの『ラブレス』でしょう。大好き。
貸した人から「これが好きな人の感覚が分からない」という
俺にとっては誉め言葉を良く戴く一枚。もっと人に貸したい。
シューゲイザーと呼ばれるジャンルでは必聴盤扱いの一枚であり、
音楽メディアからも非常に評価が高くミュージシャンの支持も厚い名盤。
他の候補は村八分の『ライブ』とか。



Revolver / The Beatles【1966】

やっと出ましたビートルズ
ビートルズは有名作品が多すぎて意見が分かれまくるんだけど、
『Revolver』を選ばせて戴きました。ちなみに俺はアビーロードが好き。
でもこのリボルバーも間違いなく名盤。最早ここに異論は無いだろう。
実験的試みを始めた頃の中期ビートルズの魅力が詰まっている一枚だ。



Rumours / fleetwood Mac【1977】

「る」なんて無ぇよ…と思ったら以外にも超メジャー作品であった。
フリートウッド・マックの超大ヒットアルバム『Rumours』。
邦題はそのまま訳した『噂』だ。世界で4000万枚以上を売上た。
俺は正直ちょっと苦手なアルバムではあるんだけど、
でもこれが音楽史的に重要な作品だというのは分かる。



Led Zeppelin IV / Led Zeppelin【1971】

「れ」はツェッペリンの中から選ぶしかないでしょうな。
となるとやっぱり世間的にも代表作である4枚目になるでしょうな。
かの有名な『天国への階段』が収録されたこれぞまさに名盤。
少し前に盗作訴訟問題とかあったけど、疑いは晴れたっぽいです。
他の候補はデュランデュランの『Rio』とか。



London Calling / The Clash【1979】

「ろ」はやっぱクラッシュの『ロンドン・コーリング』かな。
ジャケットのインパクトも含めて極めて高い評価を得ている一枚だ。
パンクの範疇に囚われない幅広い音楽性で楽しませてくれる。
「ろ」は邦楽史における重要作である
大瀧詠一の『A LONG VACATION』も捨てがたい選択肢だったけど、
接頭語の「A」が入っていた事もあって泣く泣く除外させて貰った。



What's Going on / Marvin Gaye【1971】

これを「わ」と扱っていいのか。いいんです。
だって他に思いつかなかったんだもん。
R&B、ソウルの名盤として名高い『What's Going On』です。
ベトナム戦争を始めとした当時のアメリカの様々な社会問題を取り上げ、
各方面から絶賛を浴びたアルバム。後世への影響も大きい作品だ。
ロックばかりをラインナップしてきたのでココでこの一枚を。



The Wall / Pink Floyd【1979】

これを「を」と扱っていいのか。いいんです。
つーかもうこれ以外になくないですか??
名盤かるた、最後の1枚は2枚組の大作アルバム『The Wall』だ。
閉鎖的な学校教育を批判した『Another Brick In The Wall』を含む意欲作。
2枚組アルバムとしては歴代最高の3000万枚を売り上げている。


終わりに。


さて、長らくやってきました第一回名盤かるた選抜総選挙
こんな年末のクソ忙しい時期に読んでくれた方、暇だなおい有難う。
朝5時から起きてこんな記事書いてる俺も報われます。

出来る限り同じアーティストを選ばないように注意してたんだけど、
最後の最後でピンフロを2回選んでしまうというミスをやらかしました。
だから「た」は『The Dark Side of the Moon』から
戸川純の『玉姫様』辺りに勝手に読み替えて下さい。

まぁこのラインナップはあくまで参考ですからね。
各自違うと思った部分は適宜自分のお気に入りのCDに変えてください。
ぶっちゃけ俺もこの中で持ってないのいっぱいあります。
ハイすみません。そのうち購入します。だから誰かお年玉くれ。


確かにかるたって古い遊びかもしれないけど、
ちはやふる』の人気などもあって実は再注目されている競技なのかも。
意外と今の子供の方が触れる機会があったりするのかな。

そういえば百人一首は俺の小学校でも習ったし大会もあったなぁ。
プチ自慢だが俺はクラスで一番強かった。どうだ、プチ自慢だろう。
でもあの緊張感は他の遊びではなかなかに味わえないよね。

かるたは遊びの原点でありつつ、
今の時代にも通じる普遍的な楽しさがあるコンテンツだ。
当然内容や形は色々と変わっていくだろうけど、
今後もずっと続いていく遊びなんだとおもう。

というわけで皆さんも是非この「名盤かるた」やってみて下さい。

ちなみに俺は一緒にやる友達がいないのでやりません。グスン。

でも気分だけ味わうために持ち合わせで並べて1人で遊んでみました。

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名盤かるたの様子(注:1人)

曲もパソコンで対象のMP3をフォルダにまとめてランダム再生!

1曲目は…
お、この切ない鉄琴から始まるこの感じは…

…『Sunday Morning』!これは『The Velvet Underground&Nico』!!
バナナだから凄い目立って分かりやすい札(ジャケット)だ!

おお、意外とコレ面白いかも!?

続いては…
…このドラム、ギターの入り方、
そして「んああああ」と空間を切り裂くようなボーカル…

…『正しい街』!!椎名林檎嬢の『無罪モラトリアム』!!

これは…イントロドンとかるたの融合だ!いける!流行るぞ!!



嫁から「楽しそうだね」と言われました。


はいはい楽しいですよーだ。

それでは皆さん、良いお年を!