脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

これからの「音楽ランキング」の話をしよう

音楽ランキングはこの先生きのこれるか。

いえーーーい!!ランキング乞食のみんな見てるぅぅぅぅ!!!???


今日も「ランキング」と名の付く何かを求めて(*´Д`)ハァハァとよだれを垂らしながら、
「ランキングをくれ~なんでもいいから俺にランキングを見せてくれ~」
ランキング摂取の禁断症状が出て仕方がないのではないでしょうか。

news.yahoo.co.jp


ほーら、イマドキ女子高生の好きなアーティストランキングだぞ~♪


みんなこういうのを欲しがってるんだろ??
これで若いコの事を知った気になってワンチャン狙ってるんだろ??
キモッ!!ランキング乞食のそういうとこキモッ!!
ランキングを不純な事に利用するなんてこのランキング警察が許さんからな!!

ランキングの役割を考えてみたい


さて、世の中に情報が溢れ返るこの現代社会、
世間一般で言う「ランキング」と呼ばれるものが担う役割や意味は
変化に晒されつつその存在価値を問われている状況にあるとも言えます。

20年以上に渡りランキングを摂取し続けてきた
ランキングメタボの私としましてはですね、
様々なランキングが楽しめるというのはとてもうれしくてもうおなか一杯です!


まぁみんなが自由にランキングやってあーだこーだ言うのはいい事なんだと思う。

むしろ下手な情報が権威を持ったりすると、時と場合によっては問題になるからね。
結構前だけど、俺はオリコンをボロクソに書いた事もあったし。 

drr.hateblo.jp

 

しかし5年前は正直公害レベルだと思ってたオリコンだったけど、
あれからオリコンも集計方法を時代に合わせて変化させたりして
前よりかは参考になるランキングに変わってきてますよね。

だからちょっとした個人サイトの企画のランキングとかいいんじゃないですかね。

こういっちゃあなんだけど大手メディアのランキングに比べれば
大した影響力もないし。ね、だから俺の作ったランキングも見ていってね!
NAVERまとめにいっぱい作っておいたから!!


matome.naver.jp



あ、2020年の9月でNAVERまとめ閉鎖してた。


あんだけ頑張って書いた俺の記事の・・・霊圧が・・・消えた・・・?

うーむ、WELQとかの問題もあったしなー。
というわけでNAVERに書いてた渾身のまとめ記事は、
折角なんでそのうちブログに転載します。


…さて、というわけでランキングに限らずの話だけど、
特定の情報だけに頼るのは良くないので何事も広く情報を集める事が大事ということ、
その辺りはなんとなくみなさん感じている事だと思います。


だが

実は

俺は

昨今の音楽ランキングの状況を


心配しているのだーーーーーーー!!!



ホント心配してて夜も眠れなくて鬱が再発しそうなくらいなの。
いいのか音楽業界。コロナで大変な状況だってのにいいのかこのままで。
いいか、俺はな、ニッポンの未来を案じてこんな事を言ってるんだ。

というわけでちょっと俺の話に付き合え。
ホントならカフェで小三時間くらい話したいところだけど、
コロナ警察が怖いから文章で伝える。だから読むんだ。便所でもいいから読むんだ。

知らない者にも優しくあれ


少し、話は離れるが、日本は良くIT後進国だと言われている。
一応IT業界に身を置いているし俺からしても実際にそうだと思う。

そしてその原因はかつて日本がオタクを蔑視していた事に一因があるとも考えている。
パソコンに詳しいってだけで暗くて気持ち悪い扱いヤツしやがって。
ITに強いやつを重宝してこなかったから今の日本があるんやぞ。


しかしだ、その反動からなのか最近IT詳しい人間のイキリが非常に目立つんですわ。

厚労省がコロナのアプリをリリースしたらバグを見つけては袋叩き。
ITに疎い大臣や専門家を「そんな事も知らんのかw」とあざけ笑う。
オタクの良くないとこ。自分の得意分野の知識でマウントとりたがる。


おめーらさぁ…
一体それで何が生まれるというの??


そりゃ基本のキの字も知らないIT音痴はいるだろうが、
今みたいなコロナ状況下でいちいちバカにしている場合じゃないだろ。
建設的に意見交換して知らない事は補完してブラッシュアップしていくのが筋だ。

別に知ってることが偉いんじゃないんだぜ。
そうやって知識マウント合戦やってるから、知らない人たちが
「え…私も知らなかったんだけど、それってヤバイの?恥ずかしい…」
みたいに萎縮しちゃうんだよ。寛容な社会を目指せよ。

誰だって知らない事はあるんだ。
俺だってファッションとかマジで分からんからな。
俺が普段着で保育園の送迎してるとき、
きっと周りのママ達に「ちょアイツあり得んw」とか思われてるからな。
お願い誰か俺にファッションのファの字でいいから教えて。

えーっと、つまりですね、オタクにありがちな
「知識の深さ」を自慢するような輩は正直面倒くさいんです。
なんか自己紹介してるようで気持ち悪いけど、でもそれが事実です。


さて、昨年発表されたローリングストーン誌という
それはそれは世界的に有名でありがた~い権威メディアが発表した
「歴代最高のアルバム」を覗いてみたいと思います。

rollingstonejapan.com


TOP20抜粋。

1. Marvin Gaye "What’s Going On" 1971
2. The Beach Boys "Pet Sounds" 1966
3. Joni Mitchell "Blue" 1971
4. Stevie Wonder "Songs in the Key of Life" 1976
5. The Beatles "Abbey Road" 1969
6. Nirvana "Nevermind" 1991
7. Fleetwood Mac "Rumours" 1977
8. Prince and the Revolution "Purple Rain" 1984
9. Bob Dylan "Blood on the Tracks" 1975
10. Lauryn Hill "The Miseducation of Lauryn Hill" 1998
11. The Beatles "Revolver" 1966
12. Michael Jackson "Thriller" 1982
13. Aretha Franklin "I Never Loved a Man the Way I Love You" 1967
14. The Rolling Stones "Exile on Main Street" 1972
15. Public Enemy "It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back" 1988
16. The Clash "London Calling" 1979
17. Kanye West "My Beautiful Dark Twisted Fantasy" 2010
18. Bob Dylan "Highway 61 Revisited" 1965
19. Kendrick Lamar "To Pimp a Butterfly" 2015
20. Radiohead "Kid A" 2000

 

臭っせ~~~~~~~~!!

これはこれは匂いますなぁw面倒くさいオタクの匂いがしますなぁンフンフ、
吾輩ww同族だから匂いが分かりますぞwwwヌフフwwwフォカヌポウwww


いいか、良く聴け。こういうとこだぞこういうとこ。

なんだか音楽業界はもうダメだとか音楽なんかもうみんな興味無いとかさ、
自称音楽に詳しいですみたいな人間の口からこんなセリフが出てきたりするが
そういう空気を作り出しているのはまさにこういうとこなんだよ!


「流行りの曲はつまらない」とか「J-POPしか聴かない奴は分かってない」とか
も~しかして思ってませんか!?人が聴かない音楽聴いてる自分に酔ってませんか!?

そうです、あなたの事です!!大丈夫、昔の僕も思ってました!!
今日は自己紹介多めです。今では立派に羊文学聴いてます。
そして羊文学聴かない奴は分かってないと思ってます。



いいですか、音楽クラスタのそんな閉鎖的な空気がですね、
いわゆるライト層がが聴く音楽へのハードルを上げているんです。
つーかコロナのせいで「クラスタ」って言葉が何だか使いにくいな。


このローリングストーン誌のランキングの匂いとかプンプンでしょ。
これでもトップ20辺りはまだ全然マシかと思うけどね、
けどたぶん音楽詳しくない人が見たら意味不明で逃げ出すレベルですよ。

だって俺も色々納得いかなかったもんこのランキング。
でもこれが多分世界的な”潮流”なんでしょうね。
俺の想定していたランキングはきっと”浅い”んでしょうね。はは。


さて、何が言いたいかというとこの手のマニアが作る音楽ランキングって得てして
一般的感覚とかけ離れすぎる」んですよねマジで。オタクの悪いトコ。
自分が推したいモノをプッシュするのは分かるが「俺知ってる」感が出すぎ。

ん?「じゃあ逆に一般的って何だよ!」だって?
そんなの決まってるやろ。俺の嫁のお母さんが知ってるかどうかだよ。
俺の嫁のお母さんが佐賀弁で「藤井風っておるんやろ?」と言い出したら
それは藤井風が一般的になった証だ。チョー分かりやすい。

良いランキングって何だ?


とは言ってもランキングってぇのは難しい。
「どの層に獲ったアンケートか」「誰に向けたランキングか」
「そのランキングから何が分かるのか」等々バランスがヒジョーに難しい。

最近は再生回数だったりストリーミングだったり、
あるいはフェスの出演回数やステージの大きさとかでもなんとなく
人気アーティストの序列が感じられるようになってきた。


そしてランキングの役割の一つには間違いなく
「良く知らない人でも参考にできる」という視点があるわけで、
もっと言うと最近はこの視点が特に重要だなと個人的には思っている。


昔はね、内輪なランキングでもね酒の肴で楽しめてたんですけどね、
これだけ趣味が細分化して可処分時間の奪い合いになった時代の中で
今やランキングってのは色んな人のその世界への窓口となっているわけで、
ある程度オープンかつアクセスしやすいのも大事なんですよ。

だからあまりマニアックになりすぎると
ちょっとその業界の衰退に繋がりかねないと危惧しちゃうんですよね。


そういった意味では例えば音楽サイトならココなんかは良いと思います。

drr.hateblo.jp

このサイトは音楽を良く知らない人への入り口として十分に機能していますし、
あと筆者が優しくてイケメンで周りからの信頼も絶大ですのでおススメです。


そーいや最近ではこんな企画もありましたね。

note.com


これも結果は結果で面白いんだけど、
なかなかに立ち位置が難しいランキングになってるんですよ。
マニアックかと思ったら意外と「あれ?」みたいなのもあって。
おそらく90年代好きな方が多いんだろうなというのは分かる。

一応2000年代専門家の俺から言わせてもらうとですね、
当時の若者感覚では例えば銀杏よりもゴイステの方が支持されてたし、
(インディーズじゃんと言われればそうだが)
101位にアジカンのソルファが入ってるけど、
これも実際はソルファよりも君繋ファイブエムの方が評価は高かったハズ。

だからどうも90年代のリアルタイム感が強くて、
他の年代は後追いである程度人気が出たものが認知されている感がある。
あとゆらゆら帝国とかナンバガ系、はっぴいえんど系統が強すぎる。
そういう結果なんだから仕方ないが、正直嫁のお母さんには見せられない

楽しい企画ではあるので文句は無いんだけど、
なかなか音楽ファンを増やすトリガーにはなりにくい結果だな、という感じです。


ちなみに似たようなランキングの洋楽版がつい最近もありました。

ameblo.jp

俺は結局投票に参加しなかったけど(すみません色々あって期日すぎちゃいました)
この洋楽編の結果については個人的にはすっげーしっくりくる。

俺が好きなアルバムが上位にいっぱいあるってのもそうだけど
(つーか多分それが全てだけど)洋楽初心者が参考にするには
ものすごくナイスなチョイスだなって感じなんですよね。

それでもやっぱり90年代強えーなって感覚は拭えないかなぁ。あとイギリスが強め。


つーかもうそもそもで身も蓋もない事言っちゃうけど、
もう最近は「”アルバム”ランキング」ってだけでオタク臭くなっちゃったよね…。
こんな時代に音楽をアルバムで聴くヤツなんて他にいますかっていねーか、はは。
今日のクラスの会話、あの流行りの””かっこいいとかそれが普通ですわな。


というわけで音楽ランキングって面白いけど難しいなって事です。
勿論ランキングの権威がどっかに集中するよりは全然マシな状況だけどさ。

でもオリコンへの注目度が下がって良かったかなーと思えば、
今度は逆に世間の音楽そのものへの注目度が下がってしまって
なんかみんなどの音楽が良いか分からねーとかなっちゃって
で結果的に音楽シーン全体でサブカル化してしまった感があるんだよ最近。


特に漫画・アニメ・映画とかと比べると残念な感じでして、
漫画やアニメは今やもう日本を席巻するカルチャー感があって
「面白い漫画ランキング!」とかの注目度って明らかに音楽のそれより熱量があるもん。

音楽マニアは音楽マニアの中で楽しんでいるんだからそれで良い?
うーん、そうなのかもしれんがやっぱり寂しいんですよ。
俺も周りの人間と気軽に音楽の話が出来なくなってさ、
もう今は娘に色々音楽を聴かせまくって楽しむしかない状態なんですよ俺。

ランキングを正しく案内したい


そうするとまぁここまでグダグダグダグダ
人様のランキングにケチばっかつけやがって、
じゃあお前はどんなランキングを求めてるんだよ?ってなりますよね。

そう。俺もそう思います。このランキング飽食時代において、
一体何がこの俺の飽くなきランキング飢餓状態を満たしてくれるのか。

俺から言える事は全ての人を満足させるランキングなんて絶・対・無・理だから、
いっそクラス分けしてしまうのがいいんじゃないかねとか思ってるんですよ割とマジで。


みんな思いません?ネットニュースとかの「○○ランキング!」を覗いてみたときにさ、
ラインナップ見たら「あーこの手のランキングかもうええわ」ってならない?

言われる前もに先に言わしてもうええわってならん?


そう、自分が思ってたんとちゃうときは「ああ自分の守備範囲外だな」ってなるじゃん?

この問題って無条件に「○○ランキング!」とか言ってるから良くないんであって、
「○○ランキング!(※田舎のマイルドヤンキー基準)」とかつけておけば、
自分が興味ないランキングとの遭遇事故を減らして
世の中の無駄な可処分時間を減らしていく事に繋がると思うんですよね。

例えば、例えばですよ。
こういうのはどうだろう。

たとえば「アニソン名曲ランキング!」なんて特集があったら100%荒れるじゃん。
あちこちで衝突事故が起きまくり。これはもう交通整理出来てないのが問題なんです。

だからここはクラス分けします。例えばこんな感じ。
まずレベル1(初心者用)

アニソン名曲ランキング【初心者】
1.ルパン三世
2.マジンガーZ
3.タッチ
4.宇宙戦艦ヤマト
5.Get Wild


まずこれだとアニメ知らないおっさんおばさん共がとりあえず納得します。
が、一般人からは古いとかオタク層から分かってないと言われます。

アニソン名曲ランキング【一般人】
1.残酷な天使のテーゼ
2.紅蓮華
3.やさしさに包まれたなら
4.そばかす
5.世界が終わるまでは


はいかなり一般的感覚ですね。テレビのゴールデン帯とかでやるなら妥当です。
ただオタク的には不満足で「浅い」選曲です。彼らの選民意識は満たされません。
だからもう一階層、

アニソン名曲ランキング【オタク】
1.恋愛サーキュレーション
2.God knows
3.only my railgun
4.君の知らない物語
5.お願いマッスル


はいヤバイ

ゴールデンで流したら間違いなくチャンネル変え続出でスポンサーが殴りんでくる。
オタクは「これでいいんだよ!みんな聴けよ!」とか言うかもしれませんが、
アニソンに興味ない層はそもそも「うわ意味わかんない」で聴く耳持ちません。


…なんだろう、自分でやってみて思ったけど
「一般」と「オタク」にかなりの隔たりがある気がするな…。
ま、いっか。つーかガチのアニソン好きにはこれでも浅いとか言われそうだし。


でも少なくとも無理してごった煮のランキング作るよりも
すごいスッキリしてていいと思いませんか??
良く知らない人は初心者枠から徐々に入っていってそのうち沼に入っていく。

いきなり沼みたいなランキングを初心者に見せるから新規が増えないのであり、
マニアにどメジャーなランキング見せるから「まーた始まった」と言われるの。



「音楽の趣味にレベルも階層もあるか!」と問われればぐぬぬ…なんだが、
音楽好きの人口を増やそうと思うとある程度の区画整理もやむなしという状態でして。
事実、俺は嫁にあの「邦楽オールタイムベスト」を見せたら
「1位…ゆらゆら帝国?知らん」で終了したんだ。特に聴きたいとも思わないらしい。

マジかよ。割と俺らはねとび世代じゃね?とか思ったんだが…


でももしランキング上位にもっと知ってるアーティストが入ってたら、
嫁も他のアーティストも聴いてみようかと思ったかもしれないらしい。
※ちなみに嫁も割と音楽好きなので一般人よりは詳しい部類です。

そういう事なんです。

いきなりマニアックなランキングを興味ない人に浴びせるのは危険。
だからランキングに注意書きがあれば悲劇は抑制できるのです!
そうすればより多くの人に興味を持って貰えるのです!
薬に用法・容量があるのと一緒。あれ知らないとひどい目に遭うから。


だってさぁ、質の悪いオタクとかさぁ、分かってない人をイジメたりするからさぁ。
音楽に興味持ちはじめた人が「ニルヴァーナって良いんでしょ?おススメ貸してよ!」
って来たら「んーやっぱこれやろなぁ」って平気で『In Utero』を貸すからさぁ。

マジでヤメろ。仮にお前が本当にそのアルバムが好きだとしても冷静になれ。
そういうお前の行動のせいでまた一人「あ、、音楽ムリ。」という人が増えるんだ。
おとなしく『Nevermind』から貸せ。相手の事を考えようってガッコで教わったやろ。


つーわけで音楽好きならばある程度自覚をもって初心者向けの行動をしましょう。
ランキングも適切にゾーニングを行い、色んな層に向けて分類しましょう。
そして受けて側は自分に合いそうだなと思ったランキングを参考にすればいいわけです。

まー最大の問題は何をもってそのランキングを区分けするかという事ですが、
ここはもう国家資格「ランキングソムリエ」を作りましょう。
ソムリエが「ん~~この匂いはオタクww」と思ったらオタク用ランキングです。

ストラクチュアルホールを目指そう


そーいや高校の時だったか、
友人が俺の事を初めての人に紹介するとき「こいつ音楽オタクなんで~w」
って紹介したら相手が「えっ別に良くね?音楽オタクって別に気持ち悪くなくね?
と言われた事を思い出した。いや何のオタクだったら気持ち悪いんだよって話だが。

今やそんなのも昔の話。
日本の音楽市場はここ数年は頑張っているもののかつての勢いは失われ、
漫画市場に逆転され、水をあけられている状態となってしまった。

ちなみに音楽業界全盛期でも規模は豆腐市場(約5000億円)と同じなんて
面白がって言われていたが、それも懐かしい記憶だ。
代わりに今は漫画市場が5000億程度らしい。

さらに言えば世界の音楽市場は盛り上がっているのに日本は停滞したまま。
音楽はかつてのメインカルチャーの座を完全に奪われてしまい、
漫画読んでる方が普通でアルバム聴いてる方がオタクみたいな状況ですらある。

news.yahoo.co.jp



色々振り返ってみたら、やっぱりこれってランキングの盛り上がりと共にあるよね。

昔はランキングと言えばやっぱり音楽ランキングという印象があって、
漫画ランキングなんて殆ど耳にした事も無かったしメジャーじゃなかった。
みんな音楽ランキングに注目してたしランキングを気にして音楽を聴いていた。

でもその音楽ランキングも形骸化し聴く人の興味も薄くなってきた。
代わりに漫画やアニメ関連のランキングはドバっと増えたし、
多くの人がそれを見て面白がったり参考にするようになった。


ある意味、音楽市場は成熟が早すぎたのかもしれない。
もしかしたら漫画市場も同じルートを辿るのかもしれないが、
音楽市場の栄枯盛衰を見てきた漫画市場は同じ轍は踏まないかもしれない。
そう、音楽市場は犠牲になったんだよ!

さあ音楽はこの状況に甘んじてていいのか。
漫画界隈はそれまで虐げられてきた悔しさもあってか盛り返してきたぞ。
なんなら音楽だってまた反撃の狼煙をあげるときなんだぜ。


だから俺もやり続けるしかない。
マニアックになりすぎず、出来るだけ多くの人に届くような
そんな形で俺の聴いた音楽を、好きな音楽を紹介していくしかない!
一般層とマイナー層のストラクチュアルホールに俺はなるっ!!

※ストラクチュアルホール言ってみたかっただけ


というわけで…


今年も宜しくお願いいたします!!


今年はいつもの定期レビューとかも織り交ぜながらやっていけたらと思います。
こんな調子だけどみんな俺の事見捨てないで下さい。

あとNAVERまとめ移行しよ。


2021年、インテリへの逆襲が始まる。

ロジカルの死、そして表現格差の時代へ。


早いもので今年ももう12月です。ぴえん。

www.sakigake.jp


年の瀬という事で皆さん、今年の締めくくり的なムードに入っていきそうな感じですかね。

ちなみに俺今年は特に締めくくれるほどの何かが特に無かった年だったんですけどね、
まー療養中だったというのはデカいですが…
でもまだあと一か月ある!!あと一か月…何かやってやる…!!
とりあえず積み本が20冊くらいあるのをなんとかする。もういっそメルカリする


さてさて、今年はコロナでみんなの意識も生活もガラリと変わった年だったし
日本の首相が久しぶりの交代、そしてアメリカ大統領選などのトピックもありました。
これから年末に向けてそんな振り返りを色んな方やメディアがされるんでしょうけど、
ちょっと個人的に気になった話があるんで、少しここに書いておきたいと思いまして。


発端はこちらの問題。「ロジハラ」っす。

news.livedoor.com


情報ツウと自宅内でもウワサの俺ですが、
この前初めて知ったんだよねこの「ロジハラ」という言葉。

早い話「なんでも正論を振りかざすっ!えいっ!」のがロジハラだそうで、
んでこれに対して乙武さんは「こんなものがまかり通ったら
すべてに感情が優先される歪んだ社会になってしまう」とコメント。

うん、確かにそうなんだ。俺も理系出身だから好きですよロジハラ
ロジハラちゅきちゅき!ああ今日も誰かに(自宅内で)ロジハラかましたい!!

しかし「ロジカルシンキング大事~!」なんてワード、
おそらくそこら辺に溢れるビジネス本でそれはそれはもう何度何度も触れられまくり、
おさわりし放題の無法地帯みたいなワードのはずで、
ある意味ロジカルに考える事って現代における絶対正義みたいになってるわけですよ。

だから「ロジハラの何が問題なんだ!」というのはヒジョーに良く分かる。
わかりみが深い。それが現代における正義だからだ。
カワイイとイケメンとロジハラは正義。悲しいかなこれが現代。


…しかし「ロジカル=正しくない」未来ってのがこれから先ありえるんじゃないか、
なんだかモヤっとするかもしれんがそんな気がするんだよねって話です。


確かに今はロジカルな事が正しいという認識を皆が共有されているし、
その現代に生きている我々には到底想像できないんだけど
でもその「正しさ」は果たして未来永劫不変なものなんだろうか、とね。

武闘派から頭脳派へと変わった時代。


ちょっと強引であるがロジカル=インテリとして進めたい。

なんでやねん!と思うかもしれんが、理由はあります。
俺がパッと思いつくロジカルな人ってやっぱインテリなんよね。
そして俺がインテリが嫌いだからね、攻撃しやすいの。それだけ。以上。


長い歴史の間、人間という種族は「力があるもの」が優位だった。
単純に言えばパワーだ。攻撃力。攻撃に極振りしたステータスをもつ者が強い社会。

そりゃ哲学者とか一部の特別な例外はあるものの、
基本的に人類の大多数は頭脳よりも武力・戦闘力を持つ者が強者。
サイヤ人的な価値観。武力衝突が当たり前の世の中では戦闘力の差が格差でもあった。

ただ大きな戦争等を経て、近現代では徐々に人間の能力は頭脳へとシフトしてきた。
今の我々はそんな頭脳・インテリこそが持ち上げられる社会に生きている。
これまたスポーツ選手などの例外はあるが概ね「インテリ度」って奴が物差しの社会だ。


そしてこれを正しい事、良い事だと思い込んでしまう事、
実はそれが現代的価値観にどっぷり浸かっているという事の裏返しでもある。

確かに生まれつき病弱だけど頭を使う事なら出来るという人間にとっては、
現代の方が間違いなく生きやすいであろう。
しかし、頭を使う事は苦手だが体が強く運動能力が高い人間
間違いなく昔の方が社会的に認められやすかったハズなのだ。

これはシンプルに生まれる時代が違ったせいで
活躍できる機会に不平等が生まれてしまうという例である。

まーこれは当たり前で分かりやすい話だ。
この大インテリ時代に「○○大学!?おお~すごいね~」なんて持て囃される人間も、
戦国時代の合戦場に放り出されれば戦力外まっしぐら窓際族なのは当然だ。
ああ~世の中のインテリ、みんな戦国時代送りにしてぇ~。


勿論、頭脳で張り合う方が武力で争うより血が流れなくて済むし、
インテリじゃなくても色んな場面で色んな能力の人が活躍できるように
徐々に社会もアップデートされてはきているのでそこは否定しない。
俺はポルポトじゃねーしましてや戦国時代に戻りたいなんて事も全く思っていない。

ただ「世の中で評価される要素は変わりうる」という話だ。
現実、パワー系よりインテリ系が重要視される社会へと移ってきた事実があるわけで、
そしてこれが絶対的に不変で完璧な社会だなんて事もあり得ない。
インテリが地に落ちる時が来るかもしれないのだ。ふははは!みてみた~い!

と思うと「ロジハラ」という言葉が自然になる社会も十分に考えられるよねってわけ。
「ロジカルシンキング」とかマジ非常識だからやめてくんな~い?みたいな。
何が優先されるかなんてその時の人類の物差しでしか測れないのだから。

アメリカ大統領選挙とインテリ


さて、先日の大統領選、無事にインテリ層が支持したバイデン氏が勝ちました。

www.businessinsider.jp


トランプが勝つかも!?と思ってたけどそんな事は無かったなー。
ちなみに僅差でトランプが勝つと賭けてた俺は負けたので、
罰として素直に髪を切りにいきました(※ただの散髪)。

ちなみに別に俺はトランプ支持者ではないし、
アメリカ国民だったら間違いなくバイデン側に投票していた。
ただバイデンよりサンダースの方が良かったかな…と思うの。


しかし前回のアメリカ大統領選挙を思い出してほしい。
あれだけの下馬評を覆してトランプが勝利したあの選挙。
あれはね、俺はアメリア国民のインテリ社会への反発だと思ったんですよね。


インテリというのは素晴らしい事をおっしゃいます。
環境を保護しよう人権を大事にしよう差別をなくそう。
確かにそうでしょう。それが実現すればきっと美しい世界になるでしょう。

ただ当時のアメリカ国民は、その前にまず自分の生活をなんとかしたかった

インテリってね、やっぱりなんだかんだで恵まれた環境にいるんですよ。
だから人類だの世界だの未来の事を考えられるしそんな余裕がある。

「そんな事ない!私も余裕がないんです!」なんて本当ですか??
マジのマジですぐ先の未来でもどうやって暮らそうか困ってる人達はね、
環境だの差別だのなんて考える余裕ないんですよ。分かってんのか??

それでいてインテリのムカつくところはね、
自分の意見こそが高尚だと疑わない事ですよ。傲慢。
話が通じない相手がいたら「相手の理解力が無い」「もっと勉強しなさい」
みたいな事を平気で言い出す。軽めに言ってヤヴァイ。

あとインテリは総じて面白くない。
なんかオタク的な流行りに乗っかろうとしても理解が浅くて滑ってる。
痛々しい。インテリのやる事なんて所詮は想像性も意外性もないワンパターン。


あ、やべwインテリへの悪口が止まらないww
誰か止めてw胸がw胸がw苦しくなるww




まぁつまりね、
結局そんな反インテリ勢の逆襲が前回のアメリカ大統領選挙だったと思うわけで。

で、今度もそんな感じかなと思ったりもしたけど
それよりも反トランプが強すぎてさすがにバイデンが勝ちました。
アメリカは無事インテリ国家に。おめでとう。頑張れアメリカ。

ただメディアがね「隠れトランプ支持者」とか言い出したのには正直驚き。
つーかそういう言い方がもうマジインテリ。
民主主義ですよ!?トランプだって堂々とを支持していいでしょうに。
そういうトランプ支持が恥ずかしい空気にしちゃう辺りがインテリのヤヴァさ。

どうです?インテリの皆さん、自覚ありますか??

力でも頭でもない格差が生まれようとしている


そんなわけで「頭の良さ」「インテリ」「ロジカルシンキング」などなど
いかにも現代的な武器に課金して左脳に極振りした人間ばかりが量産される時代ですが、
そろそろ次の波が来るんじゃないんですかね。反インテリ軍の逆襲が。

世の中で支持される要素としてざっくりと
パワー系⇒インテリ系とメタが回ってきた感じですが…

次は「表現系」。

やっぱりこれなんじゃないでしょうか。感情系とかアート系とかでもいいや。
つまりパワーでも頭脳でもない要素です。


SNSなんかで良くあるでしょう?
普通の会話じゃ全然共感を得ない話なのに
全く同じ内容を漫画にしてアップしてみたらまさかの大反響!!みたいな。

ロジカルに考えるとおかしなことなんですよ。
冷静に漫画の筋書きだけを追ってみたらなんて事ないありきたりな話なのに、
それが漫画という表現手法に置き換わっただけでなんだかとても良く見える


つまりこれはロジカルには説明できない、
いや正確にはロジカルにすると途端につまらなくなってしまうナニカなんです。

これは特に斬新というわけではなく、
音楽なんかはずっと昔からやってきた手法で、
つまりは「すっごい手間をかけた婉曲表現」とも言える。

怒られるかもしれないけど、音楽ってそういうすっごい婉曲表現の賜物なんだよな。

ロジカルで効率的に済ませれば「君が好き」というたった5文字を、
延々とだらだらと1曲5分以上かけて説明するというあまりに回りくどい表現。
それが音楽。でもそれがすっごい魅力的で共感を得るから面白いんだよ。




そう、これから先の時代は、伝えたい事があるならば
ロジカルに正しいことを言っていればいつか誰かに伝わるなんてヌルいもんじゃない。
表現が上手かったものが勝つ。これだ。インテリは死す。アートは生きろ。


こんな話がまかり通るとまた不平等だとかいう声が上がるだろう。

しかしそれはすでにこれまで説明してきた通り。
人類の歴史では「体力があるもの」が優位に立つ時代もあったし
「頭が良いもの」が優位に立つ時代もあった。後者は今も尚続いている。
そしてそれらは本当に平等と言えたのか??

「勉強は努力で補えるから平等!」
なるほど、確かに体つきや容姿、アートの才能などに比較すれば
勉強したものが報われる社会は幾分かマシかもしれない。
しかしどうしても勉強に向かない子どもについてはやはり不遇と言わざるを得ない。

そしてそもそも勉強の意義とは何でしょう。

俺は最近「なんで勉強しなきゃいけないの?」という哲学的な問いについて
「自分なりの表現方法を身に着けるため」だという答えを用意している。
どーだ、かっこいいでしょ!

国語を勉強するのは「文字を使って何かを伝えるようになるため」
数学を勉強するのは「数字やデータを正しく扱えるようになるため」
図工や音楽はもちろん、体育(スポーツ)だって広い意味では
「自分を表現するため」と言えるのではないか。

つまりは勉強する事とは「自分の考えを誰かに伝えるスキルを身につける」事である。

学校で勉強する事は一問一答の正解を覚えて試験で良い点を取る事ではない。
あらゆる教科をゆくゆくは「自分を表現する武器」となるように自分にインストールし
使いこなせるようになっていくことだろう。その延長上に成績があるのだ。

なんだかすっごい真面目な話になった(てか前も同じような事言った??)が、
とにかくこれから到来する表現の時代への対応って必須レベルな気がする。


そしてその表現力がそのまま格差へと繋がっていく…。
…それはディストピア?ユートピア?どっちかな?

表現しないと気づいてもらえないかもしれない時代を生きる。


コロナでみんなが苦しんでいる中、ふと思う事があった。
「これ、声をあげなきゃ気づいてもらえない人が結構いるんだろうな」と。

聞こえは悪いがある意味「アピール合戦」なのである。


「私も苦しい!」「こっちだって苦しい!」「いやいや俺のところが苦しい!」
…しかしそんな月並みな言葉で共感を集めるのは至難の業。

勿論、どうしても状況を伝えることができない人たちだっているだろうし
彼らも救わなきゃいけないし、それは行政がちゃんとしなければいけない事だ。
しかし今回のコロナは前例もない緊急事態。
行政だってパンク状態で残念ながら手の届かない箇所も出てきてしまうだろう。


ところがここで苦しい現状を綴った渾身の一曲をyoutubeに投稿しバズったとしよう。

ロジカル的にはただ「苦しい」という事を歌っただけの音楽かもしれない。
しかし一気に世間の注目度は上がり、共感する人が増え、
中には手を差し伸べてくれる人が出てくるかもしれない。
もし政治家の目に止まったりすれば何か法整備的な動きがあるかもしれない。

「得意な表現方法を持っている」事がつまりは強みとなる。
あるいは自分の状況を誰かそういう表現が得意な人が代弁して表現してくれる、
というルートでもいいかもしれない。いずれにしても声のあげ方がポイントなのだ。


ずるい??理不尽???

そうかもしれん。

でもインテリ共だってそうやってきたじゃないか。
勉強できないヤツに「もっと勉強しろ」だの見下してこなかったか??
表現が出来ないなら「もっと表現しろ」と言われるだけだ。簡単でしょ?
頑張ってアピールすればいい。「助けて下さいぃぃぃぃ」ってな!!


…おっといっけね。口が悪くなってしまった。

とにかくこれはインテリへの表現者からの逆襲なのだ。

これは… 攻撃でもなく 宣戦布告でもなく、お前達への ――――――"逆襲" だ。 

ロジカルじゃない?大いに結構。
ロジカルだから何?ぜんっぜん面白くないんだけど。

正しいかどうかはロジックで決まるんじゃない。
これからは表現が上手かった者が勝者なの。


…そんな時代がもうそこまで来てる!!!





…まぁただ逆に言うとつまらん表現者は滅びるという事かもしれない。


やべぇ。俺、もっと面白くならなきゃ。


何事にも表現が求められる時代。悪い時代じゃないと思うね。
むしろ今までお堅いものだった色んな事が豊かになるんじゃないかな。
もちろん、うまく表現できない人を救うセーフティネットとして
政治と行政が受け皿を今まで通りに敷くことは前提でしょうけど。


来年からはきっともっと表現力が武器になる時代の到来!

そんな事を考えた2020年でした。

しかしまだあと一か月、俺も何かを表現し続けよう。

※ちなみに冒頭の勝間和代のロジカル料理は良いと思います(本買いました)

【決定版】誰もが納得する世界的&歴史的な名盤30選の結論が出ました。

ボクが正解。キミは不正解


日本人は昔からランキングが好きな人種だと聞いた事がある。

その傾向はかつて江戸時代の相撲の番付が始まった時代にまで遡り、
当時から様々な事柄を番付になぞらえて例える文化があったそうだ。
今でいう「○○で打線組んだ」みたいなものだろう。

以来、日本人は何かにつけてランキングを作成してきた。
「○○が選んだ○○だと思う○○ランキング1位!」みたいな
やたら限定的で視野狭窄のランキングを見かける事も多い。


そんなランキング乞食、ランキング大好き日本人、
最近はランキングへの執着心が留まらず、様々なランキングが企画されているようだ。
毎日何かのランキングを摂取しないと禁断症状でも出るのか。これもコロナの影響か。

そして日本に八百万存在すると言われる厄介なクラスタの中でも、
際立って面倒な人間が多いと評判の音楽クラスタ界もその例に漏れず
ランキング企画が盛り上がりを見せている状況であるとその筋より伺っている。

epocalcgarage.hatenablog.com


どうやら近日「#みんなが選ぶ洋楽オールタイムベストアルバム100_In2020」なる
何それオラすっげーワクワクすっぞ~みたいなランキングが発表されるようだ。

それに向けて音楽クラスタが鼻息を荒くしながら皆それぞれ自慢の
「ぼくがかんがえたさいきょうのおんがくあるばむらんきんぐ」
とやらを練りに練っては自慢し合うという大変に和やかなムーヴメントが生じています。



でもね、そんな空気に水を差すようで大変申し訳ないのですが…


ボク、結論を出しちゃいました!!

はっきり言いますが完璧です。完全体。セルゲーム始まっちゃう。
絶対に文句が言われようがないさいきょうでむてきの30枚を考えてしまいました。
残念ながら誰もボクには勝てませんよ。だって完全無欠なんですもん。
非の打ち所がない。パーフェクト。美しいという言葉はこのボクのためにあります。


まーでもこの答えに辿り着くまでに色々考えましたよ。

実はワタクシ、昨今のランキングブームが始まる遥か昔から
様々なランキングをこしらえてきたランキング職人なんですよ。 

drr.hateblo.jp

 

drr.hateblo.jp

 

この辺のランキングを振り返ってみてもこれはこれで綺麗な形になっていると思います。

でもね、これらのランキングは言わば色々なランキングを集計しただけの
言わば他力本願のランキング。自分で1から考えたものでは無かったんですね。


というわけで今回はなんとか自力で選んでみようと思うとこれがなかなかに難しい

普段から色んな事に首を突っ込んではアラ探しをして難癖付けて勝った気になってる癖に
いざ自分で選べと言われたらもじもじゴニョゴニョして要領を得ない。
ケチはつけるけど対案は出さない。やだーまるでどっかの国の政治を見てるみたい!


でも闘病生活から復活した私はもうそんな弱腰な態度じゃありません。
全集中、「オタの呼吸 伍ノ型 自分語り!」を最大限に発揮して
ついに正解を導き出したのです!もうこれ答えでしょって感じ。企画終わっちゃうレベル。



…まあでも正確にはランキングにはなってないんですけどね、えへっ☆


えとつまり、「30選」です。30枚選んだところで各々に順位はつけてません。
順位までつけるのがめんどくさかったと言えば正直そうなんだけど、
そこは許してください。限りなく完璧に近い30枚を選び抜いたので。見てて。

これさぁ、ホントみんな「ま…負けた…」と思うんじゃないかな。
それくらいの出来栄えよ。ではでは勿体つけるのもこれくらいにして、
いよいよその30枚を発表するとしますかね!

これが絶対に完璧な30枚の名盤であーる!

 

1.Revolver / The Beatles【1966】
2.I Never Loved A Man The Way I Love You / Aretha Franklin【1967】
3.Are You Experienced? / Jimi Hendrix【1967】
4.Music from Big Pink / The Band【1968】
5.What's Going On / Marvin Gaye【1971】
6.Blue / Joni Mitchell【1971】
7.Waterloo / ABBA【1974】
8.Autobahn / Kraftwerk【1974】
9.Horses / Patti Smith【1975】
10.Songs In The Key Of Life / Stevie Wonder【1976】
11.Back in Black / AC/DC【1980】
12.Thriller / Michael Jackson【1982】
13.Purple Rain / Prince & The Revolution【1984】
14.Hunting High and Low / A-ha【1985】
15.Like a Prayer / Madonna【1989】
16.Achtung Baby / U2【1991】
17.Post / Björk【1995】
18.Ok Computer / RadioHead【1997】
19.FANTASMA / CORNELIUS【1997】
20.Agaetis Byrjun / Sigur Ros【1999】
21.Day Without Rain / Enya【2000】
22.Voodoo / D'Angelo【2000】
23.Mutter / RAMMSTEIN【2001】
24.Funeral / Arcade Fire【2004】
25.Back To Black / Amy Winehouse【2006】
26.My Beautiful Dark Twisted Fantasy / Kanye West【2010】
27.Random Access Memories / Daft Punk【2013】
28.To Pimp A Butterfly / Kendrick Lamar【2015】
29.Lemonade / Beyonce【2016】
30.LOVE YOURSELF 轉 'Tear' / BTS【2018】

※年代順に並べてます。 

はいザワつかないザワつかない。金曜日だからってザワつかない。

言いたいことは分かってます。
みなさんが言いたいことは凄く良く分かります。
メンタリズム会得してなくても手に取るように分かります。


でも逆に私から言って良いですか?


ポリコレって知ってますか??


ポリコレ。ポリティカル・コレクトネス。
知らないんだったら調べてくださいね。グーグルっていうのが便利ですよ。


これからの国際社会を生きていく中で、
ポリコレに配慮しないだなんてとんでもない話なんですよ?
あのアカデミー賞だってポリコレを新基準に設けるらしいんですよ?

おそ松さん3期ですらポリコレに準じて
女性キャラとか多国籍のキャラ登場させたんですから。
みなさんはちゃんと時代について来てますか?


さて、この記事を読んでるという事は
あなたはきっと音楽に詳しい方かとお見受けします。
だとすればあなたにも「自分の中の名盤たち」がきっとありますよね?

では自らの心に問いかけてみて下さい。その名盤たち、
女性アーティストはどれだけいますか?
黒人アーティストはどれだけいますか?
ちゃんと多国籍になってますか?年代が極端に偏ってませんか?


ドキッとしたあなた!

あなたの名盤…間違ってますから~!!
ざんね~ん!!




ではボクの選んだ名盤たちがいかに凄いのか!?
それを今から教えてあげますよ。覚悟しなさいっ!

ここが凄い!ポイント①
女性アーティストも沢山入ってる!

なんと30枚中7枚が女性ソロシンガー!!
グループまで含めると実に10組に女性が入っています!
(プリンスのバンドも含めると11組?)

あなたが考えた名盤たち、女性が極端に少なくないですか?
もし少ないならそれ、間違ってます。


ここが凄い!ポイント②
黒人アーティストも沢山入ってる!

なんと30枚中10枚が黒人アーティスト!!
昨今のBLM運動、知らないとは言わせませんよ?

あなたが考えた名盤たち、黒人アーティストが極端に少なくないですか?
もし少ないならそれ、間違ってます。


ここが凄い!ポイント③
多国籍なランキングで多様性も抜群!

世界的な音楽のランキングになると大体アメリカとイギリスで埋まっちゃうんですよ。
…でもそれって今の時代よろしくないですよね?
ボクの考えた名盤たちにはドイツ、フランス、カナダ、スウェーデン、オーストラリアにノルウェーにアイルランドにアイスランド、さらには日本と韓国のアジア圏まで含まれています。

あなたが考えた名盤たち、一部の国に偏ってませんか?
もし偏ってたとしたらそれ、間違ってます。


ここが凄い!ポイント④
年代も偏ってなくて平等!

ここまで来ると当然時代もちゃんとバランスが良くないといけませんよね。
80年代以前ばっかりだと老害ですし、逆に00年代以降ばっかりだと浅い印象を受けます。
ボクの考えた名盤たちは
60年代:4枚
70年代:6枚
80年代:5枚
90年代:5枚
00年代:5枚
10年代:5枚
と実にバランスに優れた配分になっておりどこかの年代に偏ったりしていません。

あなたが考えた名盤たち、一部の年代に偏ってませんか?
もし偏ってたとしたらそれ、間違ってます。


どーです?素晴らしくないですかこの名盤30選!?
これに勝てる人います??勝てないでしょ?ハイ僕の勝ちー君の負けー。

というわけで選ばれし栄えある30枚の名盤を巡っていきましょう。

世界的&歴史的な名盤30作


1.Revolver / The Beatles【1966】



言わずもがなのビートルズ。さすがにビートルズは選ばないといけないでしょう。
以前はこの次のビートルズのアルバム『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の方が
評価が高かったんだけど、段々とこちらの『Revolver 』に評価が集まっている気がする。
そして最近ではさらにこの前のアルバム『Rubber Soul』もかなり支持されているとか。
時代は繰り返しながらどんどん遡っていくなぁ。


2.I Never Loved A Man The Way I Love You / Aretha Franklin【1967】


2018年に亡くなったアレサフランクリンを代表するアルバム。
ソウルミュージックのレジェンド歌手として、そして黒人女性としてアメリカの公民権運動などにも影響を与えた偉大なアーティストである。この手のランキングも常連。


3.Are You Experienced? / Jimi Hendrix【1967】


ギターのカリスマ、ジミ・ヘンドリックス。つまりジミヘン。
若くして亡くなっており、活動期間も短かったものの絶大な影響力を誇る。
収録内容的に『Electric Ladyland』も良いんだけどここは1stアルバムで。


4.Music from Big Pink / The Band【1968】


ここでカナダ出身のアーティスト(活動拠点はアメリカだけど)。
かのボブ・ディランのバックバンドも務めたThe Bandのデビュー作。
個人的にはそこまで好きな作品では無いんだけど、
これも良く音楽好きの間で名前が挙がる後世に影響を与えた名アルバム。


5.What's Going On / Marvin Gaye【1971】


先日発表されたローリング・ストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバムでは
見事1位に輝いたアルバム。当時蔓延していたアメリカの社会問題に切り込んだ黒人ソウルアーティストという事でポリコレ的にも重要な一枚。
やはりタイトル曲『What's Going on』は今聴いても痺れる。


6.Blue / Joni Mitchell【1971】


カナダの女性アーティスト、ジョニ・ミッチェルの最高傑作と評されるアルバム。
女性が自らの内面を全編通して表現するという元祖テイラースウィフトスタイル。
というか最近の女性アーティストは大体このジョニ・ミッチェルイズムの影響下か。


7.Waterloo / ABBA【1974】


お次はスウェーデン出身。ダンシングクイーンでお馴染みアバです。
アバの名を一躍世に広めた『恋のウォータールー』収録のアルバム。
洋楽あるある言います。邦題になるとき「恋の」がつきがち。
2018年に復活してまたリバイバルブームらしい。


8.Autobahn / Kraftwerk【1974】


さあドイツです。こちらも世界的に有名なクラフトワークの代表作。
電子音楽のビートルズとも評される音楽史的にも超重要アーティストです。
動画のサムネからも伝わる元祖サカナクションスタイルがまぶしい。
なんだかIT企業の意識高いプレゼンみたい。


9.Horses / Patti Smith【1975】


こちらは元祖パンクの女王パティ・スミス姉さん。
ボブ・ディランのノーベル賞の授賞式で歌ったあのおばさん姉さん。
個人的にも結構好きなアルバムで、ジャケットがまずかっこよすぎで尊い。
ガールズロック(と言うとなんか軽くなる…)の歴史を語る上で外せない重要な一枚だ。


10.Songs In The Key Of Life / Stevie Wonder【1976】


盲目の黒人歌手、スティーヴィー・ワンダーの代表作。
ヒット曲『愛するデューク』も収録されており、
この曲を聴くとポンキッキーズを思い出す(確か流れてたよね??)。
ワンオクの曲のパクり疑惑があったが全くの逆だったことが判明した騒動もあったね。
政治活動にも意欲的な姿勢を見せており、最近はトランプを批判してる。


11.Back in Black / AC/DC【1980】


今度はオーストラリアから行きます。ハードロックバンドAC/DCの名盤。
5000万枚越えという圧倒的売り上げを叩き出した。
タイトル曲のギターリフは色んなトコで耳にする機会が多い。
今もなお活動を続けており、ボーカルのブライアンは基本ハンチング時々キャップ。


12.Thriller / Michael Jackson【1982】


これはもう説明不要な世界で最も売れたアルバム。マイケルジャクソンのスリラー。
まーこちらも最近は前作『Off The Wall』を推す人も結構いるみたいだけど。
あとアルバムは聴いたことがなくともこの衝撃的なMVは知っているという人も多そう。
次のプリンスと共にアメリカのポップシーンに飛び込んだ黒人のアイコン的存在。


13.Purple Rain / Prince & The Revolution【1984】


プリンス初主演映画のサウンドトラックとして大ヒットした一枚。
何かとマイケル・ジャクソンと比較されがちだが、
音楽評論界隈ではプリンスの方が支持されている感がある。
ちなみにザ・レヴォリューションはこの時のバックバンドの名前であり、
ゴー☆ジャスは多分関係が無い。2016年に亡くなったには大きく報道された。


14.Hunting High and Low / A-ha【1985】


ノルウェーから選出、A-ha(アーハ)のデビューアルバム。
3時のヒロインのアッハーとは多分関係が無い。
とにもかくにもアルバム一発目のテイク・オン・ミーがMV含めて最強。
当時のポップシーンを象徴するともいうべき作品。


15.Like a Prayer / Madonna【1989】


なんだか最近再評価の波が来てる?ような気がするマドンナ。インスタで話題?
歌手としてだけではなく女性としても影響力が尋常じゃない元祖インフルエンサー。
アルバムはメッセージ性が強く話題となった『ライク・ア・プレイヤー』です。


16.Achtung Baby / U2【1991】


アイルランドからポリコレ的にもオールオッケー!な社会派バンドU2のアルバム。
売り上げ的にも世間的評価でも前作『ヨシュア・トゥリー』の方が強そうだが、
当時激動していた世界情勢、そして音楽市場の中で変化を余儀なくされたU2の
奇跡の一手ともいうべき大胆なアルバムという事で選出。つーか俺が好きだから。


17.Post / Björk【1995】


続いてアイスランドからビョーク。日本好きという事で日本でも人気。
斬新な音楽性を武器にまだまだ開拓されていなかったジャンルを切り開いた女性歌手。
次作の『Homogenic』も人気だけど個人的に『Hyperballad』が好きなんでこっちに。
あ、やべ。段々個人的嗜好が混じってきた。ポリコレ的に修正していきます。


18.Ok Computer / RadioHead【1997】


個人的にはなんでこんなに評価されているのか理解できないアルバムなんだけど、
「オケコン以前」「オケコン以降」みたいな言い回しが生まれるほどに
音楽シーンに与えたインパクトがデカすぎるアルバムなのでまぁ選出しました。
ちなみに次作の『KID A』はどちゃくそ好きなアルバムです。以上。


19.FANTASMA / CORNELIUS【1997】


ついに日本からの選出を。我らが小山田圭吾ことコーネリアス。
当時の日本でも最新の洋楽に引けを取らない類まれなるセンスを発揮し、
Beckやデーモンアルバーンといった海外のビッグネームからも指名されるほどに
評価を得た稀有なアルバム。この頃までは日本も洋楽に肉薄してたんだよなぁきっと。


20.Agaetis Byrjun / Sigur Ros【1999】


アイスランドからシガーロス。現代的なポストロックバンドとして有名で、
このアルバム『アゲイティス・ビリュン』にて世界的な評価を受けてます。
俺もアルバムはほぼ集めてたんだけどここ最近は新作は出してないみたい??


21.Day Without Rain / Enya【2000】


お次はアイルランドからエンヤ。聴くだけでエンヤと分かるその霊圧。
『Orinoco Flow』が収録されたアルバム『Watermark』も有名だけど、
日本でもすっかり定番曲となった『wild child』収録の世界的な大ヒット作のこちらで。


22.Voodoo / D'Angelo【2000】


2000年代以降のネオソウルミュージックの基盤とも言える音楽を鳴らした一枚。
思えばロックに対抗する新たなシーンの台頭ってこの辺りからなのかなとか思う。
個人的にはロック畑の人間なんであんまり聴かないジャンルではあるんだけど、
改めて振り返ると名盤たらしめる要素が散りばめられていたなって感じ。


23.Mutter / RAMMSTEIN【2001】


ドイツからラムシュタインのアルバムで『ムター』。
ドイツは昔からスコーピオンズなどメタルの系譜に結構強い印象がある。
スコーピオンズも選んでしかるべきだったかもしれんがポリコレ的調整が入りまして
ラムシュタインにしました。でもこちらも強力なアルバム。


24.Funeral / Arcade Fire【2004】


カナダからアーケード・ファイア。これはもう個人的に思い入れが強いアルバムです。
カナダも昔からニールヤングとかブライアンアダムスとか他にも著名なアーティストを
沢山輩出しているんだけど、2000年代を代表するアーティストとう意味でも彼ら。


25.Back To Black / Amy Winehouse【2006】


ジミヘンと同じく27歳で夭折したイギリスの歌手エイミー・ワインハウス。
結果的に遺作となったこの2ndアルバム『Back to Black』は圧倒的な評価と
記録的な売り上げを誇ったが、完成していたらしい3作目はまだ出ず幻に。


26.My Beautiful Dark Twisted Fantasy / Kanye West【2010】


2010年代っす。カニエ・ウェストのジャケットが色々あったアイツです。
カニエ・ウェストの最高傑作とも評されるアルバムで、
基本ヒップホップはあんま聴かない俺もこのアルバムはなんかすげーと思った(小並感)。


27.Random Access Memories / Daft Punk【2013】


おフランスですよー。グラミーも獲得したダフトパンクのアルバム。
ダフトパンク自身はこのアルバムよりずっと前から既に評価は高かったんだけど、
当時はここにきてまた再評価かー!みたいな流れになってたね。
でもまぁ2010年代を代表する1枚なのは間違いないです。


28.To Pimp A Butterfly / Kendrick Lamar【2015】


そして2010年代を代表するアルバムっつーたらやっぱこれは外せないでしょうね。
ケンドリックラマーの3rdアルバム。正直当時は俺はあんまり好みじゃなかったけど、
なんか通知表オール5並みに各メディアの評価がやたら高かったもんで
なんだか俺もそんな気がしてきたアルバム。いや実際凄い作品だと思います。


29.Lemonade / Beyonce【2016】


黒人、女性、そして社会性とポリコレ的にロイヤルストレートフラッシュな要素が
マシマシなアルバムだが、発売当時から評論家筋からは圧倒的な支持を得ており
90年代にデスティニーズ・チャイルドでデビューして以降、
2010年代にきてまでキャリアハイを叩き出したビヨンセ半端ねぇよってアルバムです。


30.LOVE YOURSELF 轉 'Tear' / BTS【2018】

 

さあさ、最後は韓国から。防弾少年団改めBTS。
アジア人として様々な快挙を成し遂げた歴史的にも意義のあるアルバム。
以降韓国が欧米社会での存在感を増すきっかけにもなったとも言える作品で、
音楽のみならずその勢いは今日まで続いている。日本も頑張れー。

ちゃんとポリコレを意識してますか?


さて、完全に正解が出てしまった名盤30選、いかがだったでしょうか。

え?文句があるんですか?
ニルヴァーナのネヴァーマインドが無いのはさすがにあり得ない?
いやいや、あんなアメリカ白人男性バンドなんか
ポリコレ的にお呼びじゃないんですよ。正しく無いんです。申し訳ないですが。


ただですね、これでもまだ配慮が足りないなと思う部分もありまして…。

例えば60年代とりわけビートルズ以前がやっぱりどうしても抜けちゃってるんですよ。
それ以前に活躍された方も多数いらっしゃるわけで、
ちょっとここは歴史の改ざん・世代間の断絶へと繋がりかねないなと感じております。

あとLGBTQ方面への配慮も無かったなと反省しています。
音楽界ではLGBTQながらにして、いやむしろLGBTQだからこそ活躍された方も
多数いらっしゃいますので、そういったアーティストもバランス良く選ぶべきでした。


ただ現時点でこれは最大限にコレクトなセレクションですので、
今後もし新たな名盤ランキングが出ようものなら是非今回の30枚と比較して見てください。
どれくらいの数が一致しているかでそのランキングの正しさが測れます。

音楽専門学校などで試験を作成される方なども是非参考にして下さい。
この30枚こそがあらゆるお気持ちへの対処が可能な最高のベースになります。
これで生徒にテストを行ってその生徒の正しさを判定するのも良いでしょう。


というわけで、名盤の答えを導いた圧倒的に正しい企画。

強い。強すぎる。圧倒的じゃないか我が名盤たちは。
これでどんなランキング企画が乱立しようとも問題ない。
俺が考えたこの軍団こそがコレクトネスなんだから。

よし、俺もこの結果をひっさげて
迫りくる有象無象の音楽クラスタ共を華麗にいなしていくぞ。
さあ向かってこい!お前らなんて一向に正しくないんじゃ!俺が…正義だ!


みんなもポリコレに注意じゃぞ~♪


 

5歳の女児が邦ロックを評価するとどうなるか

 

駒場「いきなりですけどね、うちのオカンが好きな音楽ジャンルがあるらしいんやけど」
内海「そーなんや」
駒場「そのジャンルが何かちょっと忘れたらしくてね、色々質問するんやけど全然分からへんねん」
内海「分からへんの?ほな俺がオカンの好きな音楽ジャンル一緒に考えてあげるから、どんな特徴か教えてみて」

駒場「まずな、ちょっと騒がしいねんけどオカンはその音楽を聴きながら頭をフリフリしたり体をノリノリで動かしたりしてるねん。」
内海「おーそれはロックやないかい。全部がそうとは言わんけど、基本騒がしくてノリがいい音楽はロックやねん。すぐ分かったやん」
駒場「いや俺もロックと思うてんけどな、でもオカンってちゃんと毎日神棚にお祈りしたりすんねんで。」
内海「おーほなロックとちゃうなぁ。ロック好きは自分の好きなアーティストこそが神やからな、他に神様なんかおるはずないもんね。ほなもう一度詳しく教えてくれる」

駒場「オカンが言うにはな、その音楽は昔から男女関係なく主に若い人を中に人気があったらしいで」
内海「だったらロックやないかい。いつの時代もロックは若者の音楽やったからな~」
駒場「いや俺もそう思うてんけどな、オカンっていつも好きなアーティストにもっと人気が出てほしいって言うてんねん。」
内海「ほーそれはちょっとロックとちゃうかもなぁ。本物のロック好きは贔屓のアーティストが売れ始めると途端に冷めたりするからなぁ。ほんで昔は良かったとか言い出すんやからなぁ」

駒場「あとな、その音楽が好きな人同士でよくネット上とかで繋がって語り合ったりしてるらしいんや」
内海「おーそりゃもうロックやな。ロックが好きな人ってそういう繋がりを大事にしたりすんねん」
駒場「いやでもな、オカンって近所付き合いもそこそこあって結構地区の行事とかも行ってるんやで」
内海「おーほなロックとちゃうかなぁ。ロック好きは絶対そういう集まりは行かんもんね。なんなら周りからも嫌がられてるからね。」

駒場「そういやその音楽ってフェスってのを良くやっててオカンも時々そのフェスに行ってるねん」
内海「おーそれ完全にロックや。ロックっつーたらフェスに行くのも醍醐味やもんなぁ」
駒場「いやでもな、オカンはワンピース読んでるし半沢直樹観てたし最近は鬼滅の刃の映画観たいて言うてんねん」
内海「ほなロックとちゃうなぁ。ロック好きはそういうメジャーなものには一切手を出さへんハズやからなぁ。ホンマに分からへんなー」

駒場「ちなみにオカンが好きなアーティストはB'zとミスチルらしいねん。」
内海「うわー!また議論になりそうなラインを言ってきおったで!」

 


こんにちは。B'zもミスチルも好きな私です。皆さん、ロックしてますか??

さてさて、俺が大人しくしてる間にですね、巷の音楽好きの間で何やら面白そうなランキングの話題があったようです。

 

epocalcgarage.hatenablog.com


ああっ!なんて面白そうな企画っ!!
ごめんでも俺はこの企画混ざってない!!


…つーか知らなかったよ…こんな話があったなんて。


いいもん、こうなったら俺は俺でいつかこのランキングに難癖つけてやる
難癖つけさせたら俺はもうプロフェッショナル仕事の流儀だからね。
伊達に小さいころから重箱の隅をつつく素振りをこなしてきてないぜ。
覚悟しな!そのうち絶対このランキングにツッコミかましてやるからな!


ちなみにですね、こういった過去の音楽の振り返り企画なんですが
なんと洋楽界隈でも最近あったんですよね。

あの天下のローリングストーン誌が!!

rollingstonejapan.com


2020年最新版のオールタイムベストアルバム企画!
現時点での世界最高のアルバムを決める投票企画です。

結果はリンクからご覧になって頂くとして……

いやーこれもつつきまくりたいですよねー。もう腕が鳴ってます。
俺のこの手が真っ赤に燃える!重箱をつつけと轟き叫ぶ!

この手のランキングって放っておくと後々メンドクサイ事になるんですわ。
だからここはですね、俺のゴッドフィンガーで成敗するしかないんです。
どんな権威のあるランキングだろうと反抗する、それがロックってもんです。


さてさて、とは言え最近ちょっと思うことがあってですね。
それは「ロックのアーカイブ増えすぎ問題」なんですよ。
いや、これはロックなんて範囲ではなくもっとデカい主語でもいいかもしれない。

どういう事かというとですね、
「そのジャンルを知ろうとすれば若い人ほどお勉強する事が必然的に増えていく
という問題です。


例えばアニメで言うならば
これまではガンダム・エヴァ・ハルヒ・まどマギくらいまで最低履修しておけば良かったのがここにきて鬼滅の刃が必須科目に加わったっていう感じです。
(さらに人によってはヤマトやマクロスあたりも必須とおっしゃいます)

そしてこういう現象はこれからもどんどん増えていくわけです。
つまり後から生まれた人の方が”圧倒的に不利”なんですよね。
覚えなくちゃいけない事がどんどん増えていくんです。

まぁこれはどうしようもない事なんですがやっぱり若い人が可愛そうですよ。
たまたまリアタイ出来た世代からマウント取られちゃうんです。
「お勉強しといてよ」なんて言われるんですね。



35歳が5歳の娘に邦楽ロックの教育を施す。


ここで本題だ。俺の上の娘は今5歳である。

今後世の中で色々な人に出会いながら社会に溶け込んでいく中で、
やはり音楽の基礎的教養を叩きこんでおかねば
いつ誰から音楽的マウントに遭うかも分からない。

仮にどこかの面接で娘が「ロックが好きです!」とアピールしたら
面接官から「ではあなたが重要だと考える邦楽ロック曲は何ですか」と質問された時、
絶対に恥をかかないような答えを持ち合わせていなくてはならないのである。


そう考えた俺は、娘のためを想い「オリジナル特製CD」を作製した。

今の若者にとってはもうレガシーにすらなりつつあるCD-R(80分収録可能)に、
個人的に抑えておいた方がいいと思われる邦楽曲をギリギリ19曲詰め合わせ
娘に聴かせる事にしたのだ。いやー楽しいよね、オリジナルCD作るのって!


おっとぉ、「5歳の子どもにはそんなのまだ早いだろ!」とでも言いたいのか?
いやいやクレヨンしんちゃんは5歳児ながら天安門事件も知っていたんだぞ。
ウチの娘だってやっぱり子ども向けアニメの曲ばかりじゃ物足りないに違いあるまい。
もっと世間には色んな音楽がある事を教えてあげたい!


というわけで、だ。

出来る限り満遍なくかつ子どもでも大丈夫そうな有名曲をリストアップし、
一枚のCDに収めてみた結果が以下の曲たちだっ。どんっ!

01.風をあつめて / はっぴいえんど
02.ひこうき雲 / 荒井由実
03.タイムマシンにおねがい / サディスティック・ミカ・バンド
04.DOWN TOWN / SUGAR BABE
05.スローバラード / RCサクセション
06.勝手にシンドバッド / サザンオールスターズ
07.RYDEEN / Yellow Magic Orchestra
08.君は天然色 / 大滝詠一
09.サムデイ / 佐野元春
10.リンダ リンダ / THE BLUE HEARTS
11.恋とマシンガン / Flipper's Guitar
12.東京は夜の七時 / Pizzicato Five
13.歌舞伎町の女王 / 椎名林檎
14.Automatic / 宇多田ヒカル
15.Stay Gold / Hi-STANDARD
16.天体観測 / BUMP OF CHICKEN
17.シャングリラ / チャットモンチー
18.ポリリズム / Perfume
19.恋 / 星野源


どうですか??やや年代に間隔があったりするが、
我ながら悪くはない選曲ではないだろうか。

そりゃ本当はね、もっとあれも入れたいこれも入れたいってのがあったんよ。
でも到底CD1枚に入りきれないから泣く泣く色んなものを除外しました。
(なんだかんだいってもやはり相手は5歳児なので比較的キャッチーな曲が中心)


このCDをですね、最近ずっと車の中などで娘に聴かせていたわけですね。

そして今回、邦楽を彩ってきたこれらの音楽たちに対する
5歳児の率直な反応ってヤツを紹介していきたいと思いまーす!

つまり「邦ロックの何たるかを教え込みたい35歳とそれに対する5歳の娘の反応」
ってわけです。どうだ、論文みたいだろ??


曲を聴かせた結果については娘の反応具合を見て俺が5段階で評価する。

:めちゃめちゃウケが良い!子どもだってガンガンいける!
:かなり反応が良い。子どもも口ずさめる。
:普通。ちょっと一緒に歌ったりするかな。
:イマイチ。殆ど聴かない。
:虚無。

通知表みたいなシンプルな5段階評価だぞ。
さあ、5歳児に響いた曲は一体なんなのか!?
邦楽の歴史と未就学児が今ここで邂逅する!!!!

5歳児が邦ロックの代表曲を聴いた結果


Track01.風をあつめて / はっぴいえんど

評価:4

邦ロックを語る場合に避けては通れない黎明期の一曲、娘の反応は結構良い。
なじみやすい曲調だからか結構好評で「もう一回流して!」と言われたことも数回。

つーか最近CMでも流れてるしね。



やや退屈に感じるかなと思いきや、意外にもハマった。


Track02.ひこうき雲 / 荒井由実

評価:3

こちらもベタな選曲。娘の反応はまあそれなりに好きみたい。
「そらーにーあーこーがーれーてー」の部分はお気に入りのようでたまに歌ってる。
子守歌のような響きがあって落ち着くんだろうか。
ただそんなに頻繁に聴きたいわけでもなさそうだったので評価は普通です。


Track03.タイムマシンにおねがい / サディスティック・ミカ・バンド

評価:

めっちゃ好き。めっちゃ歌う。良かった。お父ちゃんも大好きやぞこの曲。
ただこの曲は聴かせる前から多分いけるだろうなという予感はあった。
明るいしノリも良いのでまぁスルーされる事はないだろうな、と。
しかし予想以上のヘビロテ具合だった。ホームランです。


Track04.DOWN TOWN / SUGAR BABE

評価:4

これもね、”邦楽のうるさ方”にやりこめられない為にも履修しておきたい一曲だ。
娘が「だうんだうんへくりだそう~♪」と口ずさんでいるのがめっちゃ可愛かった。
ちなみに「だうんだうんって何?」って質問されてうまく答えられなかった。
想像以上の反応を得たので評価は高め。


Track05.スローバラード / RCサクセション

評価:

これはまるでダメだった。ホントなんの反応もなし。さすがにゆったりしすぎたか…。
RCサクセションなら『雨上がりの夜空に』も考えたんだけど、
あっちは歌詞がチョットね…。今は分からなくても将来大きくなってから
「お父さん子供にあんな曲聴かせてたなんてマジないわー」とか言われるのが怖くて。


Track06.勝手にシンドバッド / サザンオールスターズ

評価:2

これねー、意外とノッてこなかったんだよなー。
俺は結構ウケると思ってたんだけど娘にはあんまり評価されず。
歌い方が早口すぎたか??実は『いとしのエリー』とかの方が良かったのかも…。


Track07.RYDEEN / Yellow Magic Orchestra

評価:

…全然ダメ。残念ながらもう全くと言っていいほど反応なし。
子どもにとっては実験的な歌なし音だけの音楽も聴かせてみようと思ってたんだけど、
なんならもう次の曲の大滝詠一までの長いイントロくらいに思ってそう。
やはり子どもにとっては「曲」の概念より「歌」の認識が強いんだろうな。


Track08.君は天然色 / 大滝詠一

評価:

これは非常に好きな様子。5歳にしてナイアガラーか。この曲もCMで流れてるしなー。

…というか実はちょっとこの曲については少し事情があってですね、
アニメ『かくしごと』で流れていたバージョンを今年の春辺りに俺が聴いてたせいで、
娘も曲自体は先行して知っていたんだよね…その辺りちょっと有利だったか。



このバージョンも可愛くて好き。久米田のイラストいいなぁ。


Track09.サムデイ / 佐野元春

評価:2

うーん、これも大して伸びず…。
子どもにとってはちょっと捉えにくいし歌いにくいんかな。
それにこのラインナップの中じゃ目立ちにくいかなという懸念もあったし。
同じ佐野元春でも『COMPLICATION SHAKEDOWN』とかならまた違ったんかも…。


Track10.リンダ リンダ / THE BLUE HEARTS

評価:3

日本人なら誰もが通るブルーハーツ…娘の評価はぼちぼち。
個人的にはもうちょっと反応が欲しかったけど、そこまでって感じだったかなー。
娘にとっては『タイムマシンにお願い』と同じく
キャッチーなバンドサウンドなんじゃないかと思いきや、何か違うものを感じたのか。
どうやら5歳児の繊細さを侮ってはいけないようだ…。


Track11.恋とマシンガン / Flipper's Guitar

評価:2

90年代J-POPの開祖とも言われるパーフリの代表曲。
うーむ、これも子どもには分かりにくかったかんかな…。
どうやら娘はこういった洗練されたおしゃれな音楽より
多少わちゃわちゃした楽曲の方が好みのようだ。
娘のオリーヴ女子への道は閉ざされてしまうのか??


Track12.東京は夜の七時 / Pizzicato Five

評価:

大当たり!これはもうめちゃめちゃ口ずさんでるし、
平時でも「今東京は何時?」とか訊いてくる娘。
その流れで『勝手にシンドバッド』も歌えばいいのに。

渋谷系統の曲をフリッパーズ・ギターとピチカートと2組聴かせるのは
オーバー気味かなとは思ってはいたけど、どっちも入れてて良かった。


Track13.歌舞伎町の女王 / 椎名林檎

評価:4

現代サブカルの基礎教養・椎名林檎。
これも意外だったね。予想ではそこまで気に入らないかと思いきや結構ハマってた。
「目に浮かぶ九十九里浜~」とか歌う娘がなんだか頼もしいw
林檎もどの曲にするか悩んだんだけど、結果的にはこれで良かったみたい。


Track14.Automatic / 宇多田ヒカル

評価:3

同時期の曲が集中しているが、この曲もやはり教養として身につけてもらうべく選曲。
ただ反応は並だった。やはり英語交じりだと子どもにはスッと入っていきにくいか…。
でもこの曲はややスルメ気味で、最初は全然気にしてなかったけど、
何回かCDをループさせていくうちに少しずつ馴染んできたようである。


Track15.Stay Gold / Hi-STANDARD

評価:

ゴリゴリのメロコア。全英語詩。娘ポカン。
いい予感はしてなかったけど、一応収録してみたところ案の定ダメでしたー。
やっぱり前提としてちゃんと歌詞が聞こえないと5歳児には厳しいのかね。
うーん、この調子でもいつかプログレとかまで聴けるようになるんかいなー。


Track16.天体観測 / BUMP OF CHICKEN

評価:3

正直、残念…。お父ちゃん、これはもっと気に入ってほしかったのにな…。
サビのフレーズがたまーに娘の口から出るかな程度の反応。
ちなみにこれも最初は反応が悪く、回を重ねる毎に良くなっていった。
なんでや…『天体観測』なんか一発でガツンとくる曲やないか…。
個人的な希望だけど、この曲をいつか娘と一緒にカラオケで歌いたい。


Track17.シャングリラ / チャットモンチー

評価:4

ガールズにはガールズバンドを。というわけで収録したチャットモンチー。
これは予想通り上々の反応。やや変則的なリズムも頭が柔軟な5歳児にはなんのその。
まーサディスティック・ミカ・バンドがウケたならチャットモンチーも大丈夫っしょ。
反応を見る限り、この路線の楽曲はもっと娘に勧めていってもいいかもしれん。


Track18.ポリリズム / Perfume

評価:

2000年代を代表する邦楽の一つ、やはりPerfumeも外せない。
とは言ったものの実はこの曲はですね、俺が今年Perfumeのライブに行く前に
ガンガン車でPerfumeを流していたせいで既に娘にはお馴染みの曲だったんですねー。

でもその時から既に娘の評価も高い曲でした。これは文句なしの結果。


Track19.恋 / 星野源

評価:4

おい星野源てめー俺の娘に何すんだ高評価だったらただじゃおかねーからな!
…と、親心としてドキドキしながら聴かせた星野源でしたが、
娘の評判はなかなかのもの。くそっ、さすがだわ星野源。認めざるを得ない。
もし娘がサブカルに目覚めたらその時は星野源のせいにするわ。

結論:最近の子どもは恵まれている。


というわけで5歳児に邦ロック(むしろ邦楽)を聴かせてみたわけですが、
総評として思った以上に良い反応が得られたと思います。

普段、童謡とか子ども向けアニメの主題歌とかばかりなので
邦楽の有名曲の中でもマイルドな選曲でいってみたんだけど、
この感じなら次はキャロルとかX-JAPANとか入れても…大丈夫??

今回選びきれなかった楽曲たちで第2弾CDを作って聴かせてもいいかもしれない。

ちなみに最近の娘は今年出たЯeaLのアルバムに収録されている
ポケモンの曲『XY&Z 』のカバーにハマって聴いてます。

そーやねー、よく考えたら最近の子って
今やすっかり多様化したアニソン等から自然と音楽を聴き始めるので、
あまり音楽的な断絶もなく色んなジャンルを聴けるのかもしれん。


だからぐに好きな音楽にアクセスできる今の時代って
本っ当に恵まれているしこれからの若い人達はきっと耳が肥えていくんだろうな。
飽食の時代ならぬ「飽音の時代」って気分ですな!

だとすれば今の若い世代はすぐに昔の音楽が聴ける環境にあるわけで、
あっという間に邦ロックも履修完了して追い付いてくるんだと考えられます。
なーんだ、心配して損した。よーし俺も遠慮なくマウント取り始めよう


ちょっと話はそれるけどあの天才藤井聡太も
それまで昔の棋士たちが時間をかけて会得していた将棋の知識・経験を、
パソコンやインターネットを駆使して瞬く間に習得することで
諸先輩方にあっという間に追いついたという話を聞いた事がある。

しかしやはり周りの人間が環境を準備してあげるという事も前提としてあるわけで、
音楽に関して言えば子どもは親が聴く音楽の影響をかなり受けるらしく
俺も親として子どもにはこれからも色んな音楽を聴かせていきたいなと思った。

音楽を聴く事にはとても恵まれた時代になった。
あとはそれらを活用して折角だから色んな音楽を聴きながら、
大人も子ども老人も若者も一緒に楽しんでいけばいいんじゃないかな。


だから娘よ、一緒に音楽聴こうぜ!
そーだなー、次は戸川純、P-MODEL、四人囃子あたりを聴かせてみようかな。

意外と良い反応が貰えるかもしれない。

ちなみに俺がこうやってブログに娘の事を書いているのは、
もちろん娘には「かくしごと」なのである。

 

100日後に死ぬかと思ってたら生きてたんでやっぱまだ俺は生ぎたいっ!!!!ははっ!!

沈むように 溶けていくように
染み付いた霧が晴れる

 



長い長い雌伏の時を経て…

久しぶりにこの俺からも染み付いた霧が晴れる…



ボケェェェェェェェェ!!

 


何なん!?マジでこの『夜に駆ける』って曲何なん!?
何なん何なん何なん!!??


俺だって藤井風じゃないけどさ、
藤井微風くらいにはこの気持ちを吐き出してやりたいですわ!


つーかこの藤井風ってアーティストもマジで何なん!?

異世界から転生してきましたみたいなチートな経歴しやがってさぁ、
こんな人間はなろう小説の世界に転送しなきゃ現実世界の法則が乱れるだろうがよぉ、
なぁ、神様はサイコロを振らないんじゃなかったんか??

 


すっかりご無沙汰していました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
GoToトラベルとかGoToイートしてますか。
GoToトラブルな状態にはなってませんか。


実はワタクシですね、今日が誕生日なんですね!

なんと今日で35歳になりました!わーい!
ざっくり40歳だよにゃはは!脱アラサーです!ようこそアラフォー!
ははっ!!はは、はは……ぴえん。ぴえん超えてぱおん。

私がオジさんになっても俺の話聴いてくれる??




もうね自粛期間は終わりです。

そうです。だって今日、俺の誕生日だもの。
俺はね、今日また生まれたの。爆誕したの。だから気分は0歳。


東京事変の歌でもお馴染み”選ばれざる国民”だった俺はですね、
今年は頭からずーーーっとおとなしく自粛してきたんです。



この自粛期間に色んな事がいっぱいありました。

新型コロナは流行るしオリンピックは延期だし首相が久々に変わるし。
エディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなるし筒美京平が亡くなるし。

俺も長らく続くステイホームの波に飲まれて、
ビビッドアーミーとかマジカミの広告に心が折れて登録しそうになるし。


そして何せこの期間に色んな事が変わりました。

自粛警察が現実でもネットでもウロウロしていて
SNSでも不用意な発言しようものなら
ドドスコスコスコと知らない人の正義を注入される始末。

正直このままネットでの発言自体やめようかとも思いましたよ。
最近は本当に物騒だし。ネットで原因で鬱になる人も多いでしょ?
怖い世の中になったし、もうずっとネットを断捨離してたんです。

左を向けば憂国戦士、右を向けばポリコレ戦士が臨戦態勢。
目と目があえばバトル開始。ここはポケモンの世界か?
いやポケモンならいいよ。いつでもバトルオッケーだよ俺は。
伊達にポケモンソードでランクバトルやってねーよ。

f:id:coh8:20201015115458j:plain

マスターボール級舐めんな


でももう自粛なんかしてらんない!

思い出せ。以前の俺はなんかもっとこう、ほら、アレだっただろう。
去年病気になる前までは、なんか俺はもっとよく分からん熱量を持っていただろう。



とりあえず一つ、これだけは言わせてくれ。


『夜駆ける』はスピッツの曲です。

 

f:id:coh8:20201015115505p:plain

「夜を駆ける」の検索結果

 

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
俺は「夜を駆ける」で検索したと思ったらいつのまにか「夜に駆ける」が検索されていた。
な…何を言っているのかわからねーと思うが
俺も何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…


ええええーーーーー??
Google先生、頭悪いんですか??
「を」と「に」の違いも判らないってもしかして幼卒??YOASOBIに忖度?



いやマジでさ、このYOASOBIの『夜駆ける』が流行ってるせいでさ、
スピッツの名曲『夜駆ける』に誰も辿り着けなくなってるんですけど。ぴえん。


ファンの中でも人気が高いアルバム『三日月ロック』の先発曲。
スピッツ教三日月ロック派の俺としてはですね、
もうこの状況には声を上げないわけにはいかないんです。

だから俺はYOASOBIのGoogle検索汚染を許さない。
NOMORE『夜に駆ける』。つーか『ハルジオン』の方が好きだし。
ちなみに俺の5歳の娘は『たぶん』が好きみたいでたまに口ずさんでる。


あと娘は藤井風の『何なんw』の中で
「やばめやばめ」と言ってる部分が「えだまめえだまめ」に聞こえるらしい。何なん。



そしてSixTONES(ストーンズ) 。彼らも許しがたいですよ。
今年デビューしていきなりノリに乗ってるグループなんだけどさぁ…。



まず初見でちゃんと名前読める奴0人説の名前だし、
今まで「ストーンズ」って言えばそれは「ローリング・ストーンズ」の事だったのに
もう完っ全っにSixTONESで上書きされちゃったんですけど。

検索もストーンズで検索するともう一面SixTONES。
「ローリング・ストーンズ」の影も形も御座いません。
これももはや検索汚染。ロック界隈で高まるジャニーズへの対抗心。

…まぁでもそりゃそうか。この件については明らかにSixTONESの方が
正式名称:ストーンズなわけだしな。おとなしくローリングストーンズの別略称考えよ。



さて、長い間勝手に自粛していた私なんですけれども、
どちらかというと個人的には休養に近い感じでした。

プライベートでは今年の頭に第2子となる次女が産まれ、
(※昨年の抗がん剤治療が始まる前に出来た子です。一応ね。)
そして前職を退職、個人事業やってる嫁が育児に専念するために
代打で俺が嫁の事業の代打となってバッターボックス入り。

そんな中コロナやなんやらで周りの状況も環境も一変、
体力も鬱もまだ完全に回復してはいない中でもう色々と大変な感じでした。
今はもう大分落ち着いてはきたけど。


いやーしかしですね、コロナが流行る前になんとか滑り込みで
ナンバガPerfumeのライブには行けたんで良かったっすわ。


今思うと体力がガタガタだったけど良く行ったな俺。
でも行ってて良かった。次満足にライブ行けるのいつになるか分らんしね。



そんなわけで結構長いこと休養してたわけなんですが…。

この間に俺の事を知る友人達からも
「脱R論が更新されなくなって最近の音楽の事が分からなくなったよ~」
みたいな嬉しい言葉なんかも別に届かなくって、
「ああ、そうか俺がいなくても世の中は周るしな、アジカンもそんな事歌ってたしな」とか思ってそんで映画のJOKERとか見たりしてまた鬱になったりして。


知ってるさ。もうみんな俺のブログなんか読まなくたってさ。

どーせSpotifyのおすすめプレイリストとかで曲を聴いたりしてさ、
俺の事なんか忘れてしまってさ、でもそれでももう現状に満足してるんだろ?

俺がこんなとこでぶつくさぶつくさと語ってる音楽なんか聴くよりも、
現代のテクノロジーが詰まったストリーミングサービスが紹介する音楽の方が
よっぽどQOLを向上させるって気付いちゃったんだろ?


ただ言っとくけどなぁ、俺はSpotifyなんか信用してないからな?

俺は自宅のAIスピーカーとSpotifyを連動させてたんだけどな、
人前でカッコよく自慢げに「ねぇグーグル、リラックスする音楽流して」って言ったら
外国人の喘ぎ声が流れ始めた事、ぜってぇ忘れねぇからな?



でも真面目な話、音楽を始めとするエンタメ業界って
ご存じの通りコロナショックでヤバイんです。

まぁウチの事業も煽り受けててヤバイんですが、
それでも一応これまで音楽界を盛り上げようと音楽ブログやってきた身としては
やっぱり何か出来ないかななんて事は一丁前に考えたわけですよ。


とりあえず給付金でCDとか買うじゃん?

f:id:coh8:20201015115452j:plain

最近購入したCDたち


「いや邦楽じゃなくて洋楽買うのかよ」とかいうツッコミはもう古いからね。
時代はグローバル、助け合いもグローバルな時代が来ている!そうだろう?
お笑い第七世代ついてきてる?コロナで困ってる世界の人々を買い支えますよ俺は!
 

ただ音楽って買い支えるだけではなくてね、
やっぱりもっと盛り上げていきたいなと思って
俺も今のこの喧喧諤諤のネット社会に帰還する事を決意したわけです。


でももう最近ネットの状況も変わっちゃってさ、なんだろう、
俺が今までやってきたような批判みたいなのって
正直あんまり流行らない気もするんだよね。

Youtubeのコメントだったり色んなコンテンツのみんな感想を見ててもさ、
やっぱり基本的には賞賛するのが筋であって否定的なコメントしようものなら
批判するなら書くな」みたいな空気があんじゃんか?


確かに何事も褒めるというのは大事だ。
俺も褒められると伸びるタイプだし。たぶん。

例え諸手を挙げての絶賛とはいかないまでも、
なんらかの評価ポイントをどこか見つけて言及する事で、
ポジティブな意見として世に送り出す。

愛しぬけるポイントがひとつありゃいいのにってB'zも歌ってたしな~。

そうすりゃ世の中は皆肯定的な意見で溢れて皆ハッピーになれる!



……でもそれでええんか?
互いにいいねいいねし合ってるだけの世界で良いんか?

もちろん汚い言葉や罵声などはもっての外だが、
かといって馴れ合いだけのコミュニティはそれはそれで空虚なものにならないか??
毒が必要とまでは言わないが、多少の毒すら許されない空気では、
それこそ言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、Poisonだろう?

/p>


だから逆張りだなんだと言われてもいい、
やっぱり俺はロック譲りの反逆精神ってヤツを持ち合わせていたい!


というわけでやってやる。やってやるぞ。
またネットの片隅に毒を吐き捨てる日々を送ってやる!
脱ロックに向けたロックで非生産的な活動を行ってやるぅぅぅぅぅぅ!

…つーか休止してた期間もブログの利用料金払ってたしな。
はてなブログのPROプランにしてデザインカスタマイズまでして
放置なんてまぁ勿体ない!完全にはてなに搾取されてたわ俺。
だからまたブログ再開します。勿体ないの良くない。もったいないおばけでちゃう。



という色んな思いやら経緯もあって復活です。

今日俺はまたここに生まれ変わりました。
10月からラブライブの新作もダイの大冒険もトニカクカワイイも始まってるし、
のんびりしてられない。ひぐらしのなく頃に、俺もまた啼く頃になってきました。
おそ松さんの配信はいつかあるのか?九州のアニメの放送事情舐めんな!ヒドイから。


これまで待って下さっていた方ありがとうございます。
本当にありがとうございます。おかげで元気です。現金はないけど元気です。
みんな俺の状況を見てがん保険という選択肢もちょっと考えてみてもいいかもですね。

 

さて、「おめーのプライベートの話はもういいから、
さっさと自粛期間に何の音楽聴いてたか早く教えろよ!」
だって?まったくもう、欲しがり屋さんだねぇ。



とりあえず今年聴いとくべきアルバムはですね、

緑黄色社会 / SINGALONG

秋山黄色 / From DROPOUT

藤井風 / HELP EVER HURT NEVER

GEZAN / 狂(KLUE)


この辺、俺的に完全にラブってる。ファントミ的にもアリ。

 


ハイそうですね。
いつも通り、音楽マニア共からすればド真ん中
一般ピーポーからすれば誰それ?なラインナップです。
でもこのラインを維持するがこのブログの役割と自負してますから。

それとsora tob sakana、岡村靖幸、Creepy Nutsのアルバムも良いと思います。
あとはKingGnuと米津でも聴いとけばいいんでね?



ちなみに洋楽は明日出るBeabadoobeeのデビューアルバムに期待中。

近いうち俺のトコにも届くんじゃないかな。楽しみ♪

後はThe1975とかTame Impalaとか聴いてればいいんじゃない?
あ、上の世代の方、The StrokesとかGreenDayとかも今年新作出してますよー。
若い方、BTSとBLACKPINKのアルバムを聴けばとりま完璧じゃないですかね?



というわけで爆速で今年の音楽をおさらいしました。
えーっと、余力があったらそのうち掘り下げます。
折角のお家時間、ステキな音楽と共に過ごしてみては??



ちなみに去年聴いた曲の中で一番ステキでキャッチーだと思った曲は
どぶろっくの『大きな一物』でした。


あと3時のヒロインのアッハーンとかもイイよね。元ネタ洋楽だけど。

ちなみに3時のヒロインの福田麻貴がめっちゃ好み。


ホントにね、俺は去年の事を思うと本気でどん底過ぎて
もう二度とあんな目には遭いたくないと思いました。
なんで自分ばかりがこんな状況になるんだ、と。

普段は他の人のせいにしてはいけない
誰のせいでもないんだなんてつよがりを言っていてもですね、
でも人間やっぱり追い込まれると「くそっ、何で俺がこんな目に」とか
考えちゃって他の人を妬んだり恨んだりするしちゃうんもんなんですよ。


そして今年は特にコロナのせいもあって、
人間同士のそういったいがみ合う様子も良く見られるようになった気がします。

「自分が今辛いのは一体誰のせいなんだ??」


自分ではない他の何かのせいにするってのは確かに楽だし、
どうしようもなくキツイ時ってそう考えるのも仕方ないのかもしれない、

それがアベ政治のせいだったりする人。

夏のせいだったりする人。


ドルチェアンドガッバーナの香水のせいだったりする人。


色んな人がいていいと思います。



ただ我々人類はきっとコロナに試されている、そんな気もするんです。

コロナによって様々な人や物事が分断されそうなこの状況、
こういうときに一人一人の人間が一体どんな行動をするのか。
これってある意味人類に与えられた試練なのかもしれない、と。


普段営んでいたこれまでの日常が当たり前ではなかった事を知った。
だからこそ日々の生活を構成する些細な事に感謝し有難うを言おう、
そして楽しく暮らす姿を互いに見せつけ合おう、
そしたら世間に充満する嫌な空気もきっと晴れていく。

沈むように 溶けていくように
染み付いた霧が晴れる


久しぶりに長文書いたんでテキトーに書き殴ってきましたけどね、
YOASOBIのお陰でなんだかうまい感じに収まりそうですわ。

有難う、YOASOBIにも感謝。
でもスピッツの『夜に駆ける』を汚染した事、ぜってぇ忘れねぇからな。


つーかYOASOBIとヨルシカとずっと真夜中でいいのにと最近流行りのアーティストが
揃いも揃って夜行性なのは若者の治安を考慮すると良くないと思うのね。
だからここは夜勢力の対抗馬としてSHISHAMOの朝子ちゃんを推します。

SHISHAMOも今年アルバム出たのでみんな聴いてみてね。

 


というわけで、これから更新頻度はどうなるかちょっとまだ良く分からないんですが、
言いたい事はそりゃもう色々ありますので言っていきます。


自粛期間が長引くにつれて伝えたい事も増えてった
宛名の無い手紙も崩れる程重なった
僕はそこそこ元気でいるよ?心配事もまぁそれなりにあるよ?

『天体観測』もう少しで一億再生行きそうやん??

フジ君結婚オメ。チャマはまぁ…うん。



ただひとつ今も思い出すよ。

なんの気兼ねもなく娯楽に金を注ぎ込んでいた事を。



正直俺もねぇ、今手持ちの金が一気になくなってさ…
今までみたいに好き勝手に音楽を買えなくなったのがまぁ結構痛いんですわ。
CDとかライブグッズとかの趣味に金を全集中するという
「オタの呼吸 壱ノ型」すら扱えなくなってしまったわけですわ。


やっぱりここはガースーにいつかGoToEatならぬGoToLiveキャンペーンとかしてもらって
みんなライブ行きまくりみたいなそんな未来を見てみたいものですね。

後はCD買うペースを落として
これを気にストリーミングにゆるりと移行したりするのも良いかと思っています。
でもSpotify、てめぇは絶対ゆるさねぇからな。


では今後も皆さんの音楽ライフのちょっとしたお供になればと思い、
またこれからも色々ちょくちょく書いていきたいなと思います。
今後とも宜しくお願い致します。

皆さんの幸せを願って、 『Make you happy』 !!

NiziUもヨロシク!

そして誰か、俺に音楽給付金をくれ。

【Album】BABYMETAL / METAL GALAXY [2019]


日本よ、これがBABYMETALだ。

METAL GALAXY METAL GALAXY
BABYMETAL

曲名リスト
 ディスク:1
 1. FUTURE METAL
 2. DA DA DANCE (feat.Tak Matsumoto)
 3. Elevator Girl
 4. Shanti Shanti Shanti
 5. Oh! MAJINAI (feat.Joakim Broden)
 6. Brand New Day (feat.Tim Henson and Scott LePage)
 7. ↑↓←→BBAB
 8. Night Night Burn!
ディスク:2
  1. IN THE NAME OF
  2. Distortion (feat.Alissa White-Gluz)
  3. PA PA YA!! (feat.F.HERO)
  4. BxMxC
  5. Kagerou
  6. Starlight
  7. Shine
  8. Arkadia

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【Album】Official髭男dism / Traveler [2019]


ひげ部新入部員募集中。

Traveler Traveler
Official髭男dism

曲名リスト
 1. イエスタデイ
 2. 宿命
 3. Amazing
 4. Rowan
 5. バッドフォーミー
 6. 最後の恋煩い
 7. ビンテージ
 8. Stand By You
 9. FIRE GROUND
10. 旅は道連れ
11. 052519
12. Pretender
13. ラストソング
14. Travelers

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【Album】スピッツ / 見っけ [2019]


新しいスピッツ、『見っけ』。

見っけ 見っけ
スピッツ

曲名リスト
 1. 見っけ
 2. 優しいあの子
 3. ありがとさん
 4. ラジオデイズ
 5. 花と虫
 6. ブービー
 7. 快速
 8. YM71D
 9. はぐれ狼
10. まがった僕のしっぽ
11. 初夏の日
12. ヤマブキ

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