ネットで音楽が聴ける『ありがたみ』を忘れないで。
便利さの初心忘れるべからず。
最近の若い世代は音楽を聴きたいときはYoutubeで探して聴く。
という話は今やもう当たり前の時代だ。
ネットで聴くという手法自体はもう若い世代に限らず全世代共通だ。
音楽について「みんなの共有物」的な意識が広がっており、
音楽そのものを個人で所有していなくとも、
聴きたいときはネットで検索すればいいという意識が広がっている。
俺もYoutubeで出会った音楽は数知れない。
確かに便利な時代になったと言えるけども、
それによる『ありがたみ』が薄れてきているのは間違いない。
最近そんな事を良く考えるようになった。
仕方のない事なんですが、
みんなその『ありがたみ』を忘れてしまうんですよね。
新たなサービスが始まるという事は新しい価値観を生み出すけど、
最初はそれが「有難かった」事が、
慣れてくると「当たり前・当然」になり、
ついにはそれを「相手にサービスを要求」するまでに至る。
音楽に限らずなんでもそう。
コンビニだってもう24時間が当たり前だし
大手メーカーだって24時間365日サポートとか普通。
みんな最初はそれを「ありがてぇありがてぇ!」と
金を無くした旅人がご飯を恵んで貰ったような感覚だったのに、
そんなの当然だろもっとやれみたいな感覚が浸透してしまうと、
「なんでやってないんだよ!」なんて腹を立てる人までいるでしょ。
便利さって人間の『ありがたみ』を奪っていくのだ。
そりゃ人間ですからね、サービスされて嫌な人っていない。
俺だって甘んじて受けますよ。俺も基本めんどくさがりだし。
でも供給過多なサービスがもたらす「そんなの当然」感は、
それに従事している当事者達を苦しめる事もある。
サービス競争が長時間労働によるブラック企業問題の一因とも言える。
少し話が逸れたが、結局サービスに慣れすぎると、
ありがたくなくなって終いにはクレーマーにいきついてしまう。
だから便利なモノに最初に触れたときに感じた有難さを
忘れないように、そして何でも相手に求めすぎないようにしたい。
音楽がYoutubeで聴けるのは有難い事なのだ。
Youtubeに限らずニコニコ等のサービスも同様だ。
たまに動画が消されたりするとブーブー文句を言うヤツもいるが、
聴ける事が当然になり聴けない事に文句を言う人間にはなりたくない。
便利さの最初に感じたあの心を忘れない、
少し意味は違うけど初心忘れるべからずといった感じだ。
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