【Song】倉本美津留 / しやわせ [1998]

しあわせってなんだっけ

松ごっつだったかな。
エンディングに使われてた曲だ。

心に沁みるんですよコレ。
「賢くなりたい。賢くなりたくない。」
このフレーズが耳に残ってしゃーない。

どっちやねん！て、それこそ大阪のお笑い芸人気取りでツッコミたいが、
でも、ここがとても重要だ。こういう部分って大概重要な箇所だ。
仮に倉本美津留氏が重要視してなくても俺らは重要視するべきだ。

ゆっくりと語るように展開する曲なんですが、
最初に「賢くなりたい」と言ってその理由を「○○な僕だから」と述べていく。
しかし、最後にやっぱり「賢くなりたくない」で〆る。
が、その理由は語られず。

この余韻が素敵じゃあありませんか！

散々理由を探しておいて口では賢くなりたいと言ってるけど、
色々と考えを巡らせ葛藤を一通り終えた後で、
やっぱ本当はそうでも無かったんだという自己完結だ。

「しやわせ」という明らかに賢くないタイトルもまた素敵。
間違えてるよ！でもそれでもいいんだよって。

色んな事を考えなきゃいけなくなるくらいなら、
別に賢くならなくたっていい。それは確かに一つの真理かもしれない。
変に色々な知識を入れない方が人生の選択肢は減って、
逆にそれがハッピーなんじゃないかと思う余地は十分に存在する。

賢くなくて「しやわせ」なのか
賢くて「しあわせ」なのかの違いでしかないというわけだ。
なかなかに考えさせてくれる歌だ。
俺は賢くなくて「しあわせ」になりたいワガママ野郎だ。てへ★

【採点】
・賢くなりたい　　　　３０点
・賢くなりたくない　　３０点
・ワガママな僕だから　２０点
・てへ★　　　　　　－１０点
７０点