日本はゲーム後進国という現実を脱却できるか?
ゲームは1日1時間じゃ足りない。
日本はゲームについては後進国だと良く言われる。
やっとアニメ・漫画がクールジャパンで推されるようになったのに、
それらと相関性の高いゲームが後進国とは何事だろうか。
日本では世間的にゲームについてまだ「お遊び」という認識が強く、
スポーツのような「競技」という考えが殆ど根付いていない。
伝統的な部類の将棋や囲碁辺りだけ許されている感じなのだ。
TVゲーム、カードゲーム、ボードゲーム…
どんなゲームでも世界を見渡せば数千万円の賞金が出るゲームがあり、
伝統や格式等は関係なく、盛り上がっててゲーム人口が多いならば
スポンサーがついてデカイ大会を開催しようというシンプルな話だ。
日本人にはゲームする人は多いと思うんだけど、
そういったゲームの”競技化”を勧めようという動きはあまり無いんだよね。
かなり高度な思考力や駆け引きを要するものも多く、
”頭脳のスポーツ”なんて言われたりする事もあるんだけど。
そんな中、日本初のプロゲーマー養成学校がついに始動した!
⇒「プロゲーマーを目指す専門学校」の真意 日本でのe-Sportsプロ化に”教育は外せないテーマ
プロゲーマー、すなわちゲームでお金を稼ぐ人達になろうというものだ。
ゲームはスポーツ等と同様に競技なので、当然プロが存在し金も稼げる。
今後は人気が斜陽なスポーツのジャンルよりも十分に将来性がある分野だろう。
そして注目すべきは、この学校には「ゲーム実況・MC」のカリキュラムもある事。
これも特に不思議な話ではなく、スポーツ実況に解説者がいるのと同じで
ゲームの内容を第三者に面白く分かり易く実況解説する事にも需要があるのだ。
数年ほど前からはインターネットでは
ゲーム実況動画がかなり盛り上がっている。
⇒「Twitch」はどのようにして数年で巨大ゲーム実況プラットフォームになったか
これはネットが普及したおかげでやっと発達したジャンルだと思われる。
人気のスポーツや将棋・囲碁は民放やNHKでも放送されるが、
マイナーなスポーツ等は有料放送番組等でしか観戦できない。
ことゲーム実況に関しては、
若者の間でどれだけ流行ってて人気があっても
民放どころか有料放送でもまともに放送されない。
しかし比較的若者の利用者が多いネット上で、
多くの人がスポーツ観戦等と同様の面白さを
ゲーム実況動画に見出し始めたおかげで、
TV等では放送されないもののゲーム実況というジャンルは拡大している。
そして”人気実況者”と言われる人達も出現しているのだ。
今やゲーム実況観戦はスポーツ観戦と同様の意味を持っていると言える。
今回の専門学校に「ゲーム実況・MC」の専攻が出来たのは、
おそらく世界的にもあまり類を見ない試みなので、
非常に今後の動向が気になるところだ。
日本でも今後こういったゲームの競技化という認知が進めば、
ゲーム後進国からの脱却に近づく事が出来るかもしれない。
ちなみに少し本筋とは離れるが…
⇒これがソーシャルゲームの真髄だ!「上手い人が勝ったらダメ」「時間をかけた暇人が勝つ」「勝ったという体験を売っている」
確かにビジネスが目的とは言え、
この類のゲームは純粋に強さを求めるゲームとは
少し毛色が違う事を覚えておいた方が良さそうだ。
ゲームをスポーツと同じような認識として広めるためにも、
単なる娯楽で終わらない本当に心燃えるゲームが
日本でも爆発的なブームになる事を期待したいと思う。
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突撃! となりのプロゲーマー くつきかずや イースト・プレス 2014-12-17 by G-Tools |