脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Song】Pink Floyd / See Emily Play [1967]

エミリーのちょっといいとこ観てみたい。

 

何度も言ってるが、俺はプログレは苦手だ。

なんか「ロックの中でも高尚なポジションにいるぜ」的な
オーラ放ってるじゃないですかヤツラ。
ええ、被害妄想だが何か?妄想で生きてなんぼだぞ。


でも最近気付いたんだ。
俺って実はピンフロの事が大好きみたいだ。
なんか恋心に気付く少女漫画の主人公みたいで気持ち悪いだろ?

この前CD棚整理してたらピンフロのCD10枚くらいあったんよね。
ちょこちょこ買い足していた記憶はあったんだけどいつの間にか。
知らない間に気になる存在になっていたというヤツだ。

で、そんなピンフロの数少ないシングル『See Emily Play』だ。

プログレっつーとやはりアルバム作品が主体であり、
大体が長い曲数曲で構成されたものが殆どなわけですが、
これはピンフロがサイケデリック路線だった初期の頃の曲であり、
シド・バレットがまだ在籍していた頃の作品なのだ。


そういうわけで3分程度の曲となっており、
カップ麺待ってる間に聴けちゃうお手軽プログレだ。

しかしその3分に込められた世界はとても独特。
なんかほのぼのとしたような印象を受けるんだけど、
なんだろう、なんかこう落ち着かないフラフラした気分。

チャイルディッシュでカワイイ曲に聴こえる中に、
絶妙なサイケデリック感が混じっている。
曲としてもどこかおぼつかない、この謎めいた味付けこそ
シド・バレットの妙技と言って差し支えないだろう。


ピンフロは特大ヒットしたアルバムが多数あるので、
シングル曲はあまりイメージが沸かないんだけど、
こういった面白い曲もあるという一例だ。

この曲、オリジナルアルバムへの収録がないので、
ゲットする場合はコンピかベストが必要だった。昔は。
今は単品で聴ける時代だから便利だとも言える。

ちなみに曲のタイトルは
「エミリーちゃんが戯れているのを観てごらん」
といった趣旨のハズなんですが、
ついた邦題が「エミリーはプレイガール」と
盛大に誤爆しているのもポイントだ。


【採点】
・いい感じにサイケデリック 40点
・絶妙なフラフラ具合    30点
・シングル曲だってあるんだぞ 5点
誤爆した邦題       -1点
74点

Echoes: The Best of Pink Floyd Echoes: The Best of Pink Floyd
Pink Floyd

曲名リスト
1. Astronomy Domine
2. See Emily Play
3. The Happiest Days Of Our Lives
4. Another Brick In The Wall (Part 2)
5. Echoes
6. Hey You
7. Marooned
8. The Great Gig In The Sky
9. Set The Controls For The Heart Of The Sun
10. Money
11. Keep Talking
12. Sheep
13. Sorrow

1. Shine On You Crazy Diamond (Parts 1-7)
2. Time
3. The Fletcher Memorial Home
4. Comfortably Numb
5. When The Tigers Broke Free
6. One Of These Days
7. Us And Them
8. Learning To Fly
9. Arnold Layne
10. Wish You Were Here
11. Jugband Blues
12. High Hopes
13. Bike

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