またいつかきっと聴きたくなる。
「P-MODEL」「プラスチックス」と共に
テクノポップ御三家と呼ばれるヒカシューのユニークな一曲だ。
この絶妙なサイケ具合に酔いしれろ!
テクノっていうとYMOや小室のような
どちらかというとスタイリッシュな曲を思い浮かべやすい。
でも彼らはそのピコピコテクノサウンドを
こういった奇妙な曲に合わせて独自の世界観を打ち出した。
初期P-MODELもそうではあったけど。
バンドサウンドは「カッコいい」音で、
テクノサウンドは「面白い」といった感覚が当時はあったのか。
折角新しい音をやるならば、曲も新しく!
といった意気込みが皆にあったんだと想像しちゃうところだ。
実際ユニークな曲には間違いけど、
もうユニークさの次元を通り越して、
不気味の境地に辿り着いている。
つーかなんかもう怖い。
繰り返される奇妙なフレーズと
中毒性のあるメロディ。
昔の特撮のOPのような懐かしさに、
謎の緊迫感を生み出すリズム。
意味なんて分からない。
しかしその奇妙な気分に酔いしれるために、
我々はまたこの『パイク』を聴いてしまうのだ。
いわゆる中毒曲の一つだ。
そもそも「パイク」ってなんだよ。
グーグルしても武器か魚しかでてこんぞ。
歌詞的に魚の方か。にしても不気味である。
しかし実はこの曲何気にカルト的な人気があって、
カバーしてる方も結構多いらしい。
みな仲良くパイク中毒者だ。
【採点】
・テクノポップ御三家 30点
・不気味の境地 20点
・懐かしさと緊迫感 20点
・中毒者続出 5点
75点
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ヒカシュー・スーパー(紙ジャケット仕様) ヒカシュー 曲名リスト 1. 20世紀の終わりに 2. 何故かバーニング 3. オアシスの夢 4. 白いハイウェイ 5. 二枚舌の男 6. 謎の呪文 7. 出来事 8. ガラスのダンス 9. 18才のドンキホーテ 10.モデル 11.ドロドロ 12.プヨプヨ 13.パイク Amazonで詳しく見る by G-Tools |