脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】[Alexandros] / ALXD [2015]

ワタリドリは何処へ行く?

ALXD ALXD
[Alexandros]

曲名リスト
1. ワタリドリ
2. Boo!
3. ワンテンポ遅れたMonster ain’t dead
4. Famous Day
5. Adventure
6. can’t explain
7. Buzz Off (Interlude)
8. Oblivion
9. Leaving Grapefruits
10. Dracula La
11. Droshky!
12. Dog 3
13. Run Away
14. Coming Summer

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話題です。アレクサンドロス
ロックインジャパンでトリも務めた。
このアルバムもCDショップ大賞へノミネートされている。

彼らが改名する前の
[Champagne]の頃に少し聴いた事があって、
その時は正直そこまでいいとは思ってなかったんだが、
ここまで話題になるとどうなったのか気になるではないか。

というわけで、
話題性抜群の彼らの
話題沸騰のアルバムを聴く。

おお、なんか昔聴いてたときとは違う感じがするぞ!
まあ昔の記憶も曖昧ではあるんだが、
かなり色々なタイプの曲が詰まっている。

…でも、
…というかむしろ、
これは振れ幅でかくないかっ!?


多様性に富んでいるのは間違いない。
でもそれはそれとして、つーかそのせいで
アルバムとしてのカラーが見えない…。


アルバムのタイトルも『ALXD』という事で、
セルフタイトルのようなので気合いが入ってる事は伺えるし、
だからこそやりたい事全部詰め込んだのだろう。

でもそれが裏目に出っちゃってるよ~。
なんだか昔流行ったインディーズのオムニバス聴いてる感じだ。
色々入ってはいるけどね、アルバムの世界に没入出来ない。

お得感はあるけどね。
曲単体だとイイものはやっぱりイイし。
一発目の『ワタリドリ』は好きだし、
『Droshky!』とかは面白い曲だと思うよ。

バンドの勢いを表していると言えばそうだろう。
でもアルバムとして考えた場合はまーぼちぼちな印象だ。
いい曲はいいのに勿体ない感じがどうしても否めない。

バラエティに富むのはいいが、
なんかもっとこう曲順とかで
うまくカラーを保つ事が出来なかっただろうか。


ワタリドリは次はどこに向かうのだろう。
このアルバムの多様性から鑑みるに、
予想がつかないのである意味面白いと言えば面白い。

個人的には『ワタリドリ』や『Run Away』のような
高音を活かしたメロディックな曲が聴きたいところだ。


【採点】
・改名で心機一転?  20点
・バンドの勢い    20点
・やりたい事やってる 20点
・オムニバス的内容   3点
63点