脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Song】サザンオールスターズ / ミス・ブランニュー・デイ [1984]

世界に一つだけではない曲。

 

サザンの昔の曲って動画が無いんだよね…。

だからここはミクさんのカバーで。
この投稿者のミクさんのカバー動画良く目にするんだけど、
結構いいんだよねぇ。原曲の良さも出つつミク味も出てる。


という事で『ミス・ブランニュー・デイ』!
初期サザンの曲の中でも人気の高い曲だ。

この頃のサザンはニューウェーブっぽい曲も結構やってて、
エレクトロサウンドを織り交ぜたやや尖り気味のサウンドが特徴。
今のサザンはこんな曲、アルバムでもそうそうやらんだろうなー。

イントロのピコピコ音から
徐々に浮き上がってくるバンドサウンドがカッコいい!
今聴くと多少古臭く感じるのは否めないが、
畳みかけてくるような曲展開はいつ聴いても面白いのだ。


そしてこの曲の醍醐味はなんといっても歌詞だ。
タイトルの『ミス・ブランニュー・デイ』は
すなわち「流行を追い求める女性達」。

歌詞の中には
「みな同じ素振り」「誰かと似た身なり」「月並みを愛し」
と耳が痛すぎて耳鼻科直行者が続出するような言葉が並ぶ。
ちょとでもあいたたたたたたたたと思ったならば、
まだ曲が始まったばかりでも停止ボタンを押さざるを得ない。

そしてそんな苦労を乗り超えてサビまで辿り着いたかと思えば
サビのラストでトドメの一言
「割とよくあるタイプの君よ」。

どうだろう。この恐ろしさ。

普段から「君しかしない」だの「君は特別だよ」だの
アリガタイオコトバとやらをシャワーのように浴びてきた方々に
サビで突きつけられる「割とよくあるタイプ」という事実。

そして自分は男だからと言って安心してはならない。
この曲はそんな月並みな女性を愛してしまう男の悲しさも歌っているらしい。
ただ、歌詞からは桑田が本当にそう思って書いたのかは分からない。
もしかしたらフェミニスト団体から抗議が来たから後付けしたのかもしれない。

自分は特別だと思い込んで、
世界に一つだか二つだかの花を妄信して聴いている諸君、
たまには「割とよくあるタイプ」とかガツンと言われてみるのもいいかもよ。


あとサザンも昔の曲のプロモを少しずつ解禁して欲しいとこだけど、
この曲のプロモは過激というかガチでヤバい奴だったらしく、
ネットが発達した時代とはいえ簡単には公開出来ない模様。

なんかのDVDに収録されてるのでそこで観れるらしいが、
未だに役所の手続きとかで狼狽するブラックコーヒーも飲めない
お子様の俺が観るのは時期尚早かとも思っている次第である。


【採点】
・初期サザンの尖り曲 30点
フェミニスト発狂? 20点
・割とよくある人向け 20点
・ヤバいらしいプロモ  8点
78点

海のYeah!! 海のYeah!!
サザンオールスターズ

曲名リスト
1. 勝手にシンドバッド
2. いとしのエリー
3. C調言葉に御用心
4. 栞のテーマ
5. いなせなロコモーション
6. 夏をあきらめて
7. チャコの海岸物語
8. 匂艶THE NIGHT CLUB
9. 鎌倉物語
10. Bye Bye My Love(U are the one)
11. ミス・ブランニュー・デイ
12. 海
13. みんなのうた
14. 希望の轍
15. 忘れられたBig Wave

1. 真夏の果実
2. YOU
3. シュラバ★ラ★バンバ
4. 涙のキッス
5. さよならベイビー
6. エロティカ・セブン
7. 素敵なバーディー(NO NO BIRDY)
8. そんなヒロシに騙されて
9. マンピーのG★SPOT
10. あなただけを~Summer Heartbreak~
11. Moon Light Lover
12. 太陽は罪な奴
13. 恋のジャック・ナイフ
14. 愛の言霊~Spiritual Message~
15. 平和の琉歌

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