脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

で、『一億総活躍』の何が悪いの?


想像力が豊か過ぎる人達。

 

世の中には、本当に想像力が豊かな人がいるんですよー。
なーーーーっにぃーーーーー!?やっちまったなぁー!

そうなんだよホントに。
豊かな想像力は一概にいい事だとは言えない事もあり。

人よりも想像力があるが故にある事柄が被害妄想的に膨らんで、
それを現実のものとして錯覚して認識してしまう。
下手すりゃ陰謀論を唱えだして勝手に信じ込む。


現政府が掲げる「一億総活躍」だけど、
最初にコレを聞いたとき俺は素直に「おお、いいねー」と思った。
本当に素直に、シンプルにだ。みんなが活躍する社会。いいよね。

そりゃ言葉よりも中身が大事なのは分かるよ。
でも言葉自体は国民みんなが活躍できる国という目標だ。
これに何の問題があろうか。目標そのものは分かり易い言葉でいい。


しかしまぁ「右翼的」だの「国家総動員」だの
「一億火の玉」「一億総懺悔」など戦中戦後を想起させるだの
よくもまぁそんな想像力が働きますねという人達が反応した模様だ。
本当に一部の人だとは思うが、それでもかなり目についた。

俺も作品を楽しむ時には割と深読みする方だが、
別にこんなスローガンに対してはいちいちそんな事しないよ。
単純に言葉の意味だけ捉えればいいだけじゃない?


大体「一億~」なら別に戦争関連でなくても
一億総白痴」とか「一億総中流」とかいくらでもあるだろうに。
むしろその辺りの方が時代的には近いのに、
わざわざすっ飛ばして遡って右翼っぽいとか言い出すのはこれいかに。

あと「一億総雇用」みたいに捉えてる人もちょっと違う。
誰でも自分の強みを活かせるという意味であってそれは別に雇用に限らない。
安倍首相の話を聞く限りでも雇用以外についてもちゃんと言及してある。

なんというか、勝手に自分を誰かが貶めているとでも思いたいのか、
悲観的に物事を解釈する事ばかりに想像力を活かす人達は良く分からん。
そういう人はもれなく何にでも文句を言うし何時でも愚痴るのだろう。


今はダイバーシティ、多様性の時代だ。
昔のように皆が同じルートを辿る世の中はとっくに過去のもの。
人々の持つ価値が、細かいニーズが無数に存在する世の中だ。

そういう意味では昔よりこれからの社会の方が、
どんな小さな能力でもその可能性を活かせる時代となる。
皆が同じ事をする必要なんて無いのだから。
そもそも資本主義とは得意分野を分業する事から始まったわけだし。

だから少なくとも今回の目標は凄く分かりやすくていいと思った。
中身が重要なのはもちろんだが、これからの時代に合ったスローガンだ。
だからいちいちネガティブな想像力を発揮するのはやめようぜ。
その想像力はもっと別の事に活かしましょうよ。

B009IXJ5VA 妄想
森 鴎外
2012-09-27

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