脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Song】Beck / Sexx Laws [1999]

全然入ってこない。

 

今年のフジロックに出演がに発表されたベーック!

しかしフジロックレッチリ、シガロにベックですか。

結構なメンツだが、どれもこれも日本では
20年前~10年前くらいに有名になったアーティストだ。
それ自体はしょうがないというか、
近年の洋楽で日本でも有名になったバンドっていない気がする。

結構最近まで音楽雑誌の表紙もオアシスやレディへだったような。
最近の洋楽をピックアップして盛り上げていこうという気概が、
日本全体でなんとなく感じられないのは俺だけではあるまい。


まぁそれはそれとして、だ。
漫画BECKの元ネタの一つとも言われるベックだが、
彼の印象と言えば「何でもやる」アーティストだ。

社会人一年目の新人の「何でもやります」という意欲。
皆さん忘れてはいないだろうか。俺は忘れていないぞ。
だってそもそもそんな意欲無かったから忘れようがないんだ。

彼の音楽への意欲ったら凄いもんだぜ。
色んな音楽を縦横無尽に扱ってわが物にする手腕。
好きな音楽はひたすら引用。ジャンルの総合商社。
パクリサンプリングのマジシャン。ごちゃ混ぜ音楽。


ちょっと不思議なんだがこういったアーティストって
音楽評論家筋からは敬遠されそうで実は評価が高いんだよね。
日本ではコーネリアスなんかもそうだ。
いや、俺も個人的にはいいと思うよ。
ただ評論家の評価ってやっぱり良く分かんねぇよなって。


そんな「何でもやる」彼が何でもやるを通り越して
意味不明な域まで行っちゃったのがこの曲『Sexx Laws』だ。
日本ではルーザーと並んで彼の曲の中で有名な曲じゃないかな。
ジャンクスポーツのオープニング曲やったし。

タイトルは『性の法律』。なんぞや。歌詞見ても意味不明。
曲自体はホーンが鳴り響くとってもファンキーな曲である。
Eテレの子供番組にも使えそうだ。タイトルはアレだが。

さらにMVがホントに意味不明である。
ドリフの定番、壁破りからてんやわんやの大騒ぎ。
なんの脈絡もない登場人物がなんの脈絡もない事をやってる。

歌ってるベック本人も多少は目立つ格好をしているが、
それ以上に取り巻きがフリーダム過ぎて全然ベックが入ってこない
あとこのビデオ実は何気にメッチャ金かかってないか??

そんな意味不明なビデオだが、
ベックのノリのいい曲は結構こんな感じのプロモが多い。
俺もそこが好きだったりするんだけどね。


彼の音楽はとにかく振れ幅がデカい。
グラミー獲ったアルバムはかなり落ち着いた作品だった。
今回のフジロックでは一体どの曲をやるんだろうか。
行かないものの多少気になるところだ。


【採点】
・ようこそフジロック  30点
・ファンキーなベック  30点
・意味不明プロモ    15点
・新入社員だからって何でもやらなくたっていいよね
            -1点
74点

Midnite Vultures Midnite Vultures
Beck

曲名リスト
1. Sexx Laws
2. Nicotine & Gravy
3. Mixed Bizness
4. Get Real Paid
5. Hlwd. Freaks
6. Peaches & Cream
7. Broken Train
8. Milk & Honey
9. Beautiful Way
10. Pressure Zone
11. Debra

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