脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】The Hotelier / Goodness [2016]


行こうぜ、モザイクの向こうへ!

Goodness Goodness
The Hotelier

曲名リスト
1.N 43° 59' 38.927” W 71° 23' 45.27''
2.Goodness, Pt. 2
3.Piano Player
4.N 43° 33' 55.676” W 72° 45' 11.914”
5.Two Deliverances
6.Settle The Scar
7.Opening Mail For My Grandmother
8.N 42° 6' 3.001” W 71° 55' 3.295”
9.Soft Animal
10.Sun
11.You In This Light
12.Fear Of Good
13.End Of Reel
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思えば今年は洋楽あまり聴かなかったなー。

年々聴かなくなっていってる気がするけど、
それは興味が薄れているというよりも、
情報があまり入ってこなくなったというべきかも。

だが今はやっぱりネットの時代。
色々音楽の話題をチェックしていると、
話題になったものはなんだかんだで自然と目に入ってくる。


というわけでちょっとマイナーだが今年聴いた洋楽の話だ。
これぞアメリカのインディーロック!って感じのバンド、
The Hotelierさんのアルバム『Goodness』だ。

このバンド俺は今年知ったのだが、以前は「The Hotel Year」だったとか。
ずっと「Hotel Year」と発音してたらいい感じに略されていってしまい、
「もうHotelierで行こう!」ってなったのかな。

関係ないけど俺はずっと「ミルクレープ」は
元々「ミルククレープ」だったのを皆が面白がって略してたと思ってた。
そして勝手に「全然おもんね」と一人怒ってた。無知って怖いね!


そんな感じでバンド名が変化した彼らのアルバム『Goodness』。
はっきり言ってズルい。何がズルいってジャケットがズルい
こんなん注目されるに決まってる。つーか俺もそれで注目した。

Amazonの画像じゃモザイクがかかってるけど、
実物はちゃんとモザイクかかってないからね。完全無修正だから。
気になるだろ?気になるだろ?モザイクの向こう側。肌色だしね。

つーか敢えてモザイクをかけてる辺りが逆に興味をそそるのがヤバい。
もう立派なアダルト商法だよコレ。ストロークスの1stどころじゃない。

「最近面白い音楽ないかなー」とかネットサーフィンしてて、
海外サイトの洋楽の今年のオススメのラインナップとか見てたら、
このジャケットが目に飛び込んでくるわけだ。そりゃ見ちゃうだろ。
やっぱりジャケットって重要だよ。みんな戦略的なジャケットにしようぜ。

でもモザイクってアリだなー。人間の想像力を搔き立てる便利な手法だ。
TVもCM前とかでモザイクかけて気を引くしね。あれはイライラするけど。


そんなジャケットに気を取られてしまいがちだが、
内容は実にストレートでエモい、まさにアメリカン・インディーロック。
この手の音楽もなんだかんだで息が長いと思う。俺も結構好きだし。
爆発的な人気は無いけど、一定の人気をずっと保ってるジャンルの一つだね。

アルバムの後半ちょっと飽きてしまうのは多分俺の忍耐力の無さだが、
前半の勢いは凄い。誰もが素直に「カッコイー!」と思えるロックだ。
ジャケットのあのインパクトからはイメージ出来ないカッコよさである。


洋楽の情報も昔に比べると大分薄くなってきたけど、
こういう活きのいいロックもまだまだ健在だと思わせてくれた作品だ。
よく考えれば、こんな挑戦的なジャケットしてる時点でロックだな!

しかし日本でなかなか紹介されないのが非常に残念なところ。
やっぱジャケット的にアウトだったんかな…?

でもそれならWANIMAのアルバム『Are You Coming?』の方が、
よっぽどアウトっぽけどね!
Are You Coming?
Are You Coming?
それこそキッズ達にはまだ早いだろうよw


【採点】
・ズルいジャケット 30点
・気になるモザイク 20点
・素直にカッコイイ 20点
・日本ではアウト? -2点
68点