脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

面白いと言って欲しい!購読中の漫画28作。


自分を曝け出せ。


人間の本質なんてそう簡単に分かるものではない。

「ああいう人は○○だから」みたいな
単純な帰納法的思考をしてしまう人間は、
人生経験豊富そうに見せかけて実は理系バカって事が多い。ハイ自己紹介。

だから人事を担当する面接官とか凄いと思うよ。
たかだか5分程度の面接でその人の何が分かるってんだ。
しかも面接で見せている人間なんてインスタと同じで8割が虚構だからね。
その人の本質を伺うには面接する側にも相当なセンスが必要なのである。


ある事件が起きて犯人が捕まって、
その犯人の周囲の人間へインタビューがあったりしたら
「そんな事をする人とは思えませんでした」
といった声を聞く事が多いでしょ。

そう、誰もその人の本質なんて理解していない事が殆どなのだ。
だからいつもこのサイトで好き勝手宣って毒をまき散らしている俺も、
実は雨の日の帰り道に段ボールに入った捨て猫を見つけて
「ごめんな、家じゃ飼えないんだ」と開いた傘を置いて帰る人間。
かもしれないよ。


趣味は本質を語る。


でもそんななかなか見えにくい人間の本質を代弁してくれるのが
「趣味」である。サーファーは間違いなくリア充だし、
BBQ好きも間違いなくリア充だし、旅行好きも間違いなくリア充だ。

趣味が全てを物語ると言っても過言ではない。それは貴方の写し鏡。
だから本気で面接に受かりたいならこんなブログ読んでないで、
今すぐサーフボードとBBQセット持って旅行に行った方がいい。


そして趣味の中でも、
映画や音楽といったさらにジャンルが枝分かれするコンテンツは
その人の人間性をさらに細かく分析するのに役立つと考えられる。
好きな監督、好きなアーティスト等でその人の性質が見えてくるのだ。

音楽だと例えば西野カナ好きは高確率でいつも震えているわけで、
水樹奈々好きは高確率でフェイトの痛車に乗っているわけで、
クラシック好きは俺の事嫌いなわけで、ジャズ好きも俺の事嫌いなわけだ。


そして特に好きな漫画というヤツは非常にその人が滲み出ていると思う。
これにはかなり多くの人の同意を得られるんじゃないかな。

広瀬アリスアメトーークの漫画芸人で一気にイメージが変わったじゃん?
つまりその人が好きな漫画を知る事はその人の本質に迫る近道と言える。
漫画は相手の人柄を探る上で重要な参考資料となるのだ。
面接官も漫画を沢山読んで人事の際に活用して欲しい。


というわけで今日は俺の本質を曝け出したいと思う。
俺が現在購読中の漫画28作品を一気に紹介したい。

俺は漫画もCDに引けを取らないくらいに所有しているのだが、
その中でも今も継続して購入している漫画を挙げたいと思う。
つまりこの漫画リストがまさに今の俺を構築している要素というわけだ。

さて、そんなマゾヒズムに満ちた今日の俺を
どうか段ボールの捨て猫を見るような優しい眼差しでご覧ください。

購読中のマンガ28作。


フードファイタータベル/うすた京介

(既刊5巻)

うすた京介は好きと言うか、もう俺の人格に影響を与えているレベル。
多分俺の普段の語り口にも表れている気がする。
シュールギャグ界に旋風を起こしたマンガ家だと思う。
『すごいよ!!マサルさん』からのファンで、単行本は全て所有している。
そんなうすた氏の最新連載中作品。やっぱ面白い。


②だがしかし/コトヤマ

(既刊8巻)

だがしネタのギャグマンガ。連載していていつネタ切れするのか心配。
前述のうすた京介の匂いがする(というか間違いなく影響を受けている)
ギャグが特徴的で、こちらも俺のツボに入って購読中。
アニメ化もされてそちらも結構話題になっていた。
あとノスタルジックさを感じる作風も田舎者の俺には良く沁みる。


③+チック姉さん/栗井茶

(既刊11巻)

もう既にこの辺りで俺の趣向がほぼ見えてきたんじゃないかと思う。
出てくる人物が全員変態の高カロリーギャグマンガ
どこに向かっているのか分からないところに安心感を感じる変な作品。
あと全体的に台詞の言い回しが凄い好き。特に姉さん。
最近はふと「あ、俺この漫画の影響受けてんなー」と思う事が多い。


④月曜日の友達/阿部共実

(既刊1巻)

かなり好きなんだけど貸す人貸す人になかなか共感を得られない阿部 共実。
良くある青春群像劇とは一味も二味も違った視点で、
スパイシーな青春の葛藤を描き出すのがとてつもなく上手い。
絵柄はどちらかというファンシーだがページを開く度にスリルがある。
短編が多かった作家さんだが最近連載が始まったのがこちらの作品。


かぐや様は告らせたい赤坂アカ

(既刊7巻)

ここ最近で読み始めた漫画の中でも群を抜いて面白かった。
1巻の表紙はちょっと怖いけど、中身はそんな事は無いぞ。
天才頭脳が切り広げる恋愛をコミカルに描いた新感覚ギャグラブコメ
俺はラブコメはそこまで好きじゃないジャンルなんだけどこれはアリ!
アニメ化しそう。あとかぐや様ホント可愛い。


⑥とんがり帽子のアトリエ/白浜鴎

(既刊2巻)

今年読んでみていいなと思ったマンガの一つ。
魔法モノの作品なんて腐る程あるわけだけど、これはかなりの本格派。
あと絵がとても綺麗。作者はあの日本一難しい大学、東京藝術大学出身。
魔法少女が成長していくというストーリー自体はベタなんだけど、
とにかく細かい設定と緻密な描写でまさに「魅せてくれる」漫画だ。


ゴールデンゴールド堀尾省太

(既刊3巻)

これも面白いというか凄い。金によって加速する人間の狂気を描く作品。
小さな島に降臨した福の神が人間の本性をむき出しにしていく様は、
怖いと感じると同時に金を稼ぐ事で人は幸せになるのかを考えさせる。
資本主義へのアンチテーゼとバブル経済の回顧録的な側面も見て取れる。
作者は前作品の『刻刻』も結構有名だけど、こちらの方が面白い。


いぬやしき奥浩哉

(全10巻)

あの『GANTZ』の奥浩哉の最新作。俺はGANTZよりもこちらが好きかな。
この前完結しちゃったけどまぁ最近だし購読中に含めてもいっかな。
仕事に燃えるでもなく、家族からも煙たがられ、
自分の人生に意味を持てなくなったジジィがヒーローで頑張る話。
とにかくジジィ頑張れと応援したくなる。ジジィがガチで熱い。
ちなみに現在アニメ放送中らしい。アニメは観てないけど…


ナナマルサンバツ杉基イクラ

(既刊14巻)

これも絶対いつかアニメ化されるぞと思ったらされた。
昔は部活モノの漫画と言えば野球やサッカーといった
メジャーなスポーツ系のが多かったけど、
最近はとにかくマイナー系の部活もかなり人気になってきた。
これは『クイズ研究会』の部活動青春漫画。しかもかなり白熱する。
「クイズって奥が深いんだ」とニッチなジャンルの面白さが分かる。


⑩中卒労働者から始める高校生活/佐々木ミノル

(既刊8巻)

こんなにも胸が締め付けられるような青春漫画はそうそうない。
タイトルからしてなんかもう切なさがヤバイでしょ。
通信制高校を舞台にそこで過ごす様々な人間模様を描いているのだが、
キャラの心理描写、場面転換が秀逸で読んでてめちゃハラハラする。
あと話のテンポも良くて非常にポテンシャルの高い漫画だと思う。


⑪バイオレンスアクション/浅井蓮次

(既刊3巻)

もし俺が殺されるのだとしたら、ケイちゃんみたいな娘に殺されたい
そんなとってもキュートな殺し屋ケイちゃんの仕事っぷりを描いた
「可愛い」と「バイオレンス」のギャップがクセになるよ。
設定はギャグっぽいんだけど、ケイちゃんは至って真面目な娘。
今までありそうでなかったタイプの痛快バイオレンス漫画だ。


名探偵コナン青山剛昌

(既刊93巻)

ここで超メジャー作品。コナンもずっと購読してるんです俺。
俺が小学校の頃から連載してるしね。気付けばもう既に93巻。
なかなか終わらなさそうで徐々に話は進んでいます。
黒の組織絡みの話はやっぱりワクワクする。あとたまにある長編が好き。
ただ文字の多さがヤバい。一巻読むのに一時間くらいかかる。


銀魂空知英秋

(既刊70巻)

これも超メジャー作品。あとこれも文字が多い
空知は絵が雑なのを文字の多さと下ネタで誤魔化す癖があるね。
ジャンプ系の漫画も結構読んではいるんだけど、
購読しているのは『銀魂』だけだったりする。
これも息が長い作品だけど、もうストーリーはかなり佳境に入ってる。


ゴールデンカムイ野田サトル

(既刊11巻)

ここ数年で人気が出た漫画四天王の一角はこれだろう。
あとは『キングダム』『テラフォーマーズ』『ダンジョン飯』。私見な。
アイヌ文化というニッチジャンルを漫画の題材とした上で、
歴史的要素、バトルアクション、そしてコメディタッチまでも盛り込み、
それらを見事なバランスで描いているところが凄い。そりゃ人気出るわ。


ヴィンランド・サガ幸村誠

(既刊19巻)

多分一番続刊を楽しみに待っているお気に入り漫画であり、
そしてなかなか続刊が出ない漫画でもある。じらしやがって幸村誠
でも幸村誠はマジの天才。画力、ストーリー、構成、演出、全てが凄い。
10世紀頃に活躍した北欧ヴァイキングが題材の歴史物漫画だ。
ストーリーテリングに留まらない本格的なヒューマンドラマが激アツ。


ヒストリエ岩明均

(既刊10巻)

これも歴史物漫画としてはベタ過ぎるくらい有名な作品。
あの『寄生獣』の作者、岩明均がずっと構想を温めていた漫画だそうだ。
古代ギリシャアレクサンドロス大王の書記官、エウメネスが主人公。
こういうメインディッシュとは違うキャラにスポットを当てる試みは、
このヒストリエが広めてNHK大河ドラマが模倣したというのが俺の妄想。


へうげもの山田芳裕

(既刊24巻)

これもいいよね。戦国武将『古田織部』が主人公の漫画。
織田信長豊臣秀吉みたいなドメジャーな人物ではなく、
「わびさび」に代表される日本独自の文化的価値観の普及に尽力した
古田織部をチョイスしている辺りが実に乙。そろそろクライマックスか?
絵柄も独特で人を選ぶが、顔芸のギャグタッチがとても印象的。


乙嫁語り森薫

(既刊9巻)

歴史物漫画が続きます。こちらはかなり真面目な歴史物。
19世紀後半の中央アジアシルクロードという
かなりピンポイントなテーマを描いているのが面白い。
何よりきめ細やかに描き込まれた美麗な絵柄が特徴的で、
普通に史料価値がありそう。作者の中央アジアへの愛を感じる作品。


⑲ニュクスの角灯/高浜寛

(既刊3巻)

こちらは19世紀後半の日本・パリが舞台。
文明開化で欧米文化がどっと流入してきた頃の日本のワクワクと、
時代の潮目で色々な変化が始まっていた日常の空気感が伝わってくる。
こちらも時代への作者の造詣が深く、デティールが細かいのが素敵。
あとなんだかNHKの朝ドラを見ているような気分になる。


聖☆おにいさん中村光

(既刊14巻)

中村光も昔から好きだけど、俺は荒川アンダーザブリッジより断然こっち。
荒川はギャグを頑張ろうとする時の気張り方が苦手な事があったけど、
聖☆おにいさん』はナチュラルで気軽な感じのギャグが心地良い。
あと設定がずるい。イエスブッダと彼らの取り巻きが
現代日本で起こす日常系ギャグ漫画なんてインテリっぽいし強力。
でもこんな宗教ごった煮ギャグなんて日本でしか出来ないよね。


夏目友人帳緑川ゆき

(既刊22巻)

少女漫画も昔はもっと買ってたけど今も購読してるのはこれくらいかな。
お化け屋敷は嫌いだけど、アヤカシ・妖怪・伝奇系の話は結構好き。
まぁ『夏目友人帳』はそこまでがっつり妖怪ってわけじゃないが。
話が普通に面白いし少女漫画の柔らかさのお陰でアヤカシも怖くない。
ちなみにアニメが6期まで制作されている。何気に超人気。


カードキャプターさくら クリアカード編/CLAMP

(既刊3巻)

なんだろう。決して恥ずかしい事なんて無いんだけど、
なんだか大きな声で「集めています!」といい難いこの感じ。
来年から新アニメシリーズが放送される事も大きな話題の
CCさくらクリアカード編だ。ちなみに今NHKで旧シリーズ再放送中。
ちなみに前シリーズも全巻持ってたけど大分前に売った。ワイはアホや。


XXXHOLiC 戻/CLAMP

(既刊4巻)

というわけでXXXHOLiC。実はまだ続いてるんですよ?知ってた?
ただ全然続刊が出ないだけで。ツバサのニライカナイ編は終わったけど。
実は俺、CLANP作品が好きでして。特にこのXXXHOLiCは絵柄がステキ。
コマの使い方、背景の描き方、凛とした立ち絵等、雰囲気に味がある。
あと装丁も好き。あと夏目友人帳同様アヤカシの話だし。続刊早く。


GATE 7CLAMP

(既刊4巻)

だから続刊を早くといってるんですけど!
これもCLAMP作品だけど完全に話が止まってる模様。
現代に生きる戦国武将の末裔達が織りなすバトル漫画という
かなりの方面に需要がありそうなコンセプトなのに休載中の作品。
CLAMPは今CCさくらで忙しいんかな。まぁそれなら仕方ないか…


ドリフターズ平野耕太

(既刊5巻)

ヘルシングの作者として有名なヒラコーが描く歴史的異種格闘技戦
色々な時代の有名な武将や軍人が異世界で一同に会してバトルする、
まさに究極の妄想ドリームマッチを描いた全人類待望のマンガだ。
あの力強い独特なタッチと半端ないキャラ立ちは完全にヒラコー
その強烈な作風からカルト的人気があるけど、なかなか続刊が出ない。


BLACK LAGOON広江礼威

(既刊10巻)

え?まだやってたの?と思った方。まだやってるよ!
3年くらい新刊出てなかったけど、今年の春から連載再開したので
きっとそう遠くないうちに新刊が出ると予想されます。
アメリカ映画っぽいクセのあるセリフがクセになるガンアクション漫画。
ギャグは無いんだけど、楽しいハードボイルドって感じ。


Pumpkin Scissors岩永亮太郎

(既刊21巻)

こちらもなかなか話が進まないんだけど、
今年8月に新刊が出たのでもう多分新刊は当分出ないと思われる。
電信が発達し始めたくらいの近代の戦争をモチーフにした世界で
「戦災復興」を掲げ邁進する陸軍情報部の話だ。
10年くらい前にアニメ化されたんだけど覚えてますか?
まだ漫画は続いていますよ。


よつばと!あずまきよひこ

(既刊13巻)

最後はコレ。日常系漫画の代表格であり金字塔。
あずまきよひこは『あずまんが大王』も良いんだけれど、
この『よつばと』の方が彼のセンスが光っていると思う。
強烈なまでのノスタルジックさを笑いに昇華させる手腕に脱帽する。
ちなみにかれこれ2年くらい新刊が出ていない。ずっと待ってる。

おわりに。


はい、以上になります。

どうでしょうか。俺という人間が分かったでしょうか。
今後プライベートで会った際は是非とも慈しみ深き視線をお願いします。
決して「うわこいつ面倒くさい奴やった」とか露骨な態度とらないで。


でも普段から音楽やら漫画やらゲームやら好きなものの話をするのは、
円滑な人間関係を構築していく上でとても有効だと考えている。
そういった部分を恥ずかしがらずに見せるという事は、
相手からしても気楽に喋れる相手という風に見られやすい。

何より大人が好きなものを無邪気に語る姿ってのは、
その人の素顔が見れた気がしてなんともほっこりするではないか。
警戒心も解けるし、思わぬところで自分との共通点があるかもしれない。


そんなわけで俺は今後も好きな事を色々と記録していきたいと思います。
振り返れば既に飽きてしまった事もあるだろうけど、それでもいいんだ。
色々な物事との出会いによって今の自分が構成されている。
そんな想いを馳せながらこれからも色んな物に触れていこう。

だから何卒、どうかこんな俺を避けないで下さい。
宜しくお願いします。