脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【決定版】誰もが納得する世界的&歴史的な名盤30選の結論が出ました。

ボクが正解。キミは不正解


日本人は昔からランキングが好きな人種だと聞いた事がある。

その傾向はかつて江戸時代の相撲の番付が始まった時代にまで遡り、
当時から様々な事柄を番付になぞらえて例える文化があったそうだ。
今でいう「○○で打線組んだ」みたいなものだろう。

以来、日本人は何かにつけてランキングを作成してきた。
「○○が選んだ○○だと思う○○ランキング1位!」みたいな
やたら限定的で視野狭窄のランキングを見かける事も多い。


そんなランキング乞食、ランキング大好き日本人、
最近はランキングへの執着心が留まらず、様々なランキングが企画されているようだ。
毎日何かのランキングを摂取しないと禁断症状でも出るのか。これもコロナの影響か。

そして日本に八百万存在すると言われる厄介なクラスタの中でも、
際立って面倒な人間が多いと評判の音楽クラスタ界もその例に漏れず
ランキング企画が盛り上がりを見せている状況であるとその筋より伺っている。

epocalcgarage.hatenablog.com


どうやら近日「#みんなが選ぶ洋楽オールタイムベストアルバム100_In2020」なる
何それオラすっげーワクワクすっぞ~みたいなランキングが発表されるようだ。

それに向けて音楽クラスタが鼻息を荒くしながら皆それぞれ自慢の
「ぼくがかんがえたさいきょうのおんがくあるばむらんきんぐ」
とやらを練りに練っては自慢し合うという大変に和やかなムーヴメントが生じています。



でもね、そんな空気に水を差すようで大変申し訳ないのですが…


ボク、結論を出しちゃいました!!

はっきり言いますが完璧です。完全体。セルゲーム始まっちゃう。
絶対に文句が言われようがないさいきょうでむてきの30枚を考えてしまいました。
残念ながら誰もボクには勝てませんよ。だって完全無欠なんですもん。
非の打ち所がない。パーフェクト。美しいという言葉はこのボクのためにあります。


まーでもこの答えに辿り着くまでに色々考えましたよ。

実はワタクシ、昨今のランキングブームが始まる遥か昔から
様々なランキングをこしらえてきたランキング職人なんですよ。 

drr.hateblo.jp

 

drr.hateblo.jp

 

この辺のランキングを振り返ってみてもこれはこれで綺麗な形になっていると思います。

でもね、これらのランキングは言わば色々なランキングを集計しただけの
言わば他力本願のランキング。自分で1から考えたものでは無かったんですね。


というわけで今回はなんとか自力で選んでみようと思うとこれがなかなかに難しい

普段から色んな事に首を突っ込んではアラ探しをして難癖付けて勝った気になってる癖に
いざ自分で選べと言われたらもじもじゴニョゴニョして要領を得ない。
ケチはつけるけど対案は出さない。やだーまるでどっかの国の政治を見てるみたい!


でも闘病生活から復活した私はもうそんな弱腰な態度じゃありません。
全集中、「オタの呼吸 伍ノ型 自分語り!」を最大限に発揮して
ついに正解を導き出したのです!もうこれ答えでしょって感じ。企画終わっちゃうレベル。



…まあでも正確にはランキングにはなってないんですけどね、えへっ☆


えとつまり、「30選」です。30枚選んだところで各々に順位はつけてません。
順位までつけるのがめんどくさかったと言えば正直そうなんだけど、
そこは許してください。限りなく完璧に近い30枚を選び抜いたので。見てて。

これさぁ、ホントみんな「ま…負けた…」と思うんじゃないかな。
それくらいの出来栄えよ。ではでは勿体つけるのもこれくらいにして、
いよいよその30枚を発表するとしますかね!

これが絶対に完璧な30枚の名盤であーる!

 

1.Revolver / The Beatles【1966】
2.I Never Loved A Man The Way I Love You / Aretha Franklin【1967】
3.Are You Experienced? / Jimi Hendrix【1967】
4.Music from Big Pink / The Band【1968】
5.What's Going On / Marvin Gaye【1971】
6.Blue / Joni Mitchell【1971】
7.Waterloo / ABBA【1974】
8.Autobahn / Kraftwerk【1974】
9.Horses / Patti Smith【1975】
10.Songs In The Key Of Life / Stevie Wonder【1976】
11.Back in Black / AC/DC【1980】
12.Thriller / Michael Jackson【1982】
13.Purple Rain / Prince & The Revolution【1984】
14.Hunting High and Low / A-ha【1985】
15.Like a Prayer / Madonna【1989】
16.Achtung Baby / U2【1991】
17.Post / Björk【1995】
18.Ok Computer / RadioHead【1997】
19.FANTASMA / CORNELIUS【1997】
20.Agaetis Byrjun / Sigur Ros【1999】
21.Day Without Rain / Enya【2000】
22.Voodoo / D'Angelo【2000】
23.Mutter / RAMMSTEIN【2001】
24.Funeral / Arcade Fire【2004】
25.Back To Black / Amy Winehouse【2006】
26.My Beautiful Dark Twisted Fantasy / Kanye West【2010】
27.Random Access Memories / Daft Punk【2013】
28.To Pimp A Butterfly / Kendrick Lamar【2015】
29.Lemonade / Beyonce【2016】
30.LOVE YOURSELF 轉 'Tear' / BTS【2018】

※年代順に並べてます。 

はいザワつかないザワつかない。金曜日だからってザワつかない。

言いたいことは分かってます。
みなさんが言いたいことは凄く良く分かります。
メンタリズム会得してなくても手に取るように分かります。


でも逆に私から言って良いですか?


ポリコレって知ってますか??


ポリコレ。ポリティカル・コレクトネス。
知らないんだったら調べてくださいね。グーグルっていうのが便利ですよ。


これからの国際社会を生きていく中で、
ポリコレに配慮しないだなんてとんでもない話なんですよ?
あのアカデミー賞だってポリコレを新基準に設けるらしいんですよ?

おそ松さん3期ですらポリコレに準じて
女性キャラとか多国籍のキャラ登場させたんですから。
みなさんはちゃんと時代について来てますか?


さて、この記事を読んでるという事は
あなたはきっと音楽に詳しい方かとお見受けします。
だとすればあなたにも「自分の中の名盤たち」がきっとありますよね?

では自らの心に問いかけてみて下さい。その名盤たち、
女性アーティストはどれだけいますか?
黒人アーティストはどれだけいますか?
ちゃんと多国籍になってますか?年代が極端に偏ってませんか?


ドキッとしたあなた!

あなたの名盤…間違ってますから~!!
ざんね~ん!!




ではボクの選んだ名盤たちがいかに凄いのか!?
それを今から教えてあげますよ。覚悟しなさいっ!

ここが凄い!ポイント①
女性アーティストも沢山入ってる!

なんと30枚中7枚が女性ソロシンガー!!
グループまで含めると実に10組に女性が入っています!
(プリンスのバンドも含めると11組?)

あなたが考えた名盤たち、女性が極端に少なくないですか?
もし少ないならそれ、間違ってます。


ここが凄い!ポイント②
黒人アーティストも沢山入ってる!

なんと30枚中10枚が黒人アーティスト!!
昨今のBLM運動、知らないとは言わせませんよ?

あなたが考えた名盤たち、黒人アーティストが極端に少なくないですか?
もし少ないならそれ、間違ってます。


ここが凄い!ポイント③
多国籍なランキングで多様性も抜群!

世界的な音楽のランキングになると大体アメリカとイギリスで埋まっちゃうんですよ。
…でもそれって今の時代よろしくないですよね?
ボクの考えた名盤たちにはドイツ、フランス、カナダ、スウェーデン、オーストラリアにノルウェーにアイルランドにアイスランド、さらには日本と韓国のアジア圏まで含まれています。

あなたが考えた名盤たち、一部の国に偏ってませんか?
もし偏ってたとしたらそれ、間違ってます。


ここが凄い!ポイント④
年代も偏ってなくて平等!

ここまで来ると当然時代もちゃんとバランスが良くないといけませんよね。
80年代以前ばっかりだと老害ですし、逆に00年代以降ばっかりだと浅い印象を受けます。
ボクの考えた名盤たちは
60年代:4枚
70年代:6枚
80年代:5枚
90年代:5枚
00年代:5枚
10年代:5枚
と実にバランスに優れた配分になっておりどこかの年代に偏ったりしていません。

あなたが考えた名盤たち、一部の年代に偏ってませんか?
もし偏ってたとしたらそれ、間違ってます。


どーです?素晴らしくないですかこの名盤30選!?
これに勝てる人います??勝てないでしょ?ハイ僕の勝ちー君の負けー。

というわけで選ばれし栄えある30枚の名盤を巡っていきましょう。

世界的&歴史的な名盤30作


1.Revolver / The Beatles【1966】



言わずもがなのビートルズ。さすがにビートルズは選ばないといけないでしょう。
以前はこの次のビートルズのアルバム『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の方が
評価が高かったんだけど、段々とこちらの『Revolver 』に評価が集まっている気がする。
そして最近ではさらにこの前のアルバム『Rubber Soul』もかなり支持されているとか。
時代は繰り返しながらどんどん遡っていくなぁ。


2.I Never Loved A Man The Way I Love You / Aretha Franklin【1967】


2018年に亡くなったアレサフランクリンを代表するアルバム。
ソウルミュージックのレジェンド歌手として、そして黒人女性としてアメリカの公民権運動などにも影響を与えた偉大なアーティストである。この手のランキングも常連。


3.Are You Experienced? / Jimi Hendrix【1967】


ギターのカリスマ、ジミ・ヘンドリックス。つまりジミヘン。
若くして亡くなっており、活動期間も短かったものの絶大な影響力を誇る。
収録内容的に『Electric Ladyland』も良いんだけどここは1stアルバムで。


4.Music from Big Pink / The Band【1968】


ここでカナダ出身のアーティスト(活動拠点はアメリカだけど)。
かのボブ・ディランのバックバンドも務めたThe Bandのデビュー作。
個人的にはそこまで好きな作品では無いんだけど、
これも良く音楽好きの間で名前が挙がる後世に影響を与えた名アルバム。


5.What's Going On / Marvin Gaye【1971】


先日発表されたローリング・ストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバムでは
見事1位に輝いたアルバム。当時蔓延していたアメリカの社会問題に切り込んだ黒人ソウルアーティストという事でポリコレ的にも重要な一枚。
やはりタイトル曲『What's Going on』は今聴いても痺れる。


6.Blue / Joni Mitchell【1971】


カナダの女性アーティスト、ジョニ・ミッチェルの最高傑作と評されるアルバム。
女性が自らの内面を全編通して表現するという元祖テイラースウィフトスタイル。
というか最近の女性アーティストは大体このジョニ・ミッチェルイズムの影響下か。


7.Waterloo / ABBA【1974】


お次はスウェーデン出身。ダンシングクイーンでお馴染みアバです。
アバの名を一躍世に広めた『恋のウォータールー』収録のアルバム。
洋楽あるある言います。邦題になるとき「恋の」がつきがち。
2018年に復活してまたリバイバルブームらしい。


8.Autobahn / Kraftwerk【1974】


さあドイツです。こちらも世界的に有名なクラフトワークの代表作。
電子音楽のビートルズとも評される音楽史的にも超重要アーティストです。
動画のサムネからも伝わる元祖サカナクションスタイルがまぶしい。
なんだかIT企業の意識高いプレゼンみたい。


9.Horses / Patti Smith【1975】


こちらは元祖パンクの女王パティ・スミス姉さん。
ボブ・ディランのノーベル賞の授賞式で歌ったあのおばさん姉さん。
個人的にも結構好きなアルバムで、ジャケットがまずかっこよすぎで尊い。
ガールズロック(と言うとなんか軽くなる…)の歴史を語る上で外せない重要な一枚だ。


10.Songs In The Key Of Life / Stevie Wonder【1976】


盲目の黒人歌手、スティーヴィー・ワンダーの代表作。
ヒット曲『愛するデューク』も収録されており、
この曲を聴くとポンキッキーズを思い出す(確か流れてたよね??)。
ワンオクの曲のパクり疑惑があったが全くの逆だったことが判明した騒動もあったね。
政治活動にも意欲的な姿勢を見せており、最近はトランプを批判してる。


11.Back in Black / AC/DC【1980】


今度はオーストラリアから行きます。ハードロックバンドAC/DCの名盤。
5000万枚越えという圧倒的売り上げを叩き出した。
タイトル曲のギターリフは色んなトコで耳にする機会が多い。
今もなお活動を続けており、ボーカルのブライアンは基本ハンチング時々キャップ。


12.Thriller / Michael Jackson【1982】


これはもう説明不要な世界で最も売れたアルバム。マイケルジャクソンのスリラー。
まーこちらも最近は前作『Off The Wall』を推す人も結構いるみたいだけど。
あとアルバムは聴いたことがなくともこの衝撃的なMVは知っているという人も多そう。
次のプリンスと共にアメリカのポップシーンに飛び込んだ黒人のアイコン的存在。


13.Purple Rain / Prince & The Revolution【1984】


プリンス初主演映画のサウンドトラックとして大ヒットした一枚。
何かとマイケル・ジャクソンと比較されがちだが、
音楽評論界隈ではプリンスの方が支持されている感がある。
ちなみにザ・レヴォリューションはこの時のバックバンドの名前であり、
ゴー☆ジャスは多分関係が無い。2016年に亡くなったには大きく報道された。


14.Hunting High and Low / A-ha【1985】


ノルウェーから選出、A-ha(アーハ)のデビューアルバム。
3時のヒロインのアッハーとは多分関係が無い。
とにもかくにもアルバム一発目のテイク・オン・ミーがMV含めて最強。
当時のポップシーンを象徴するともいうべき作品。


15.Like a Prayer / Madonna【1989】


なんだか最近再評価の波が来てる?ような気がするマドンナ。インスタで話題?
歌手としてだけではなく女性としても影響力が尋常じゃない元祖インフルエンサー。
アルバムはメッセージ性が強く話題となった『ライク・ア・プレイヤー』です。


16.Achtung Baby / U2【1991】


アイルランドからポリコレ的にもオールオッケー!な社会派バンドU2のアルバム。
売り上げ的にも世間的評価でも前作『ヨシュア・トゥリー』の方が強そうだが、
当時激動していた世界情勢、そして音楽市場の中で変化を余儀なくされたU2の
奇跡の一手ともいうべき大胆なアルバムという事で選出。つーか俺が好きだから。


17.Post / Björk【1995】


続いてアイスランドからビョーク。日本好きという事で日本でも人気。
斬新な音楽性を武器にまだまだ開拓されていなかったジャンルを切り開いた女性歌手。
次作の『Homogenic』も人気だけど個人的に『Hyperballad』が好きなんでこっちに。
あ、やべ。段々個人的嗜好が混じってきた。ポリコレ的に修正していきます。


18.Ok Computer / RadioHead【1997】


個人的にはなんでこんなに評価されているのか理解できないアルバムなんだけど、
「オケコン以前」「オケコン以降」みたいな言い回しが生まれるほどに
音楽シーンに与えたインパクトがデカすぎるアルバムなのでまぁ選出しました。
ちなみに次作の『KID A』はどちゃくそ好きなアルバムです。以上。


19.FANTASMA / CORNELIUS【1997】


ついに日本からの選出を。我らが小山田圭吾ことコーネリアス。
当時の日本でも最新の洋楽に引けを取らない類まれなるセンスを発揮し、
Beckやデーモンアルバーンといった海外のビッグネームからも指名されるほどに
評価を得た稀有なアルバム。この頃までは日本も洋楽に肉薄してたんだよなぁきっと。


20.Agaetis Byrjun / Sigur Ros【1999】


アイスランドからシガーロス。現代的なポストロックバンドとして有名で、
このアルバム『アゲイティス・ビリュン』にて世界的な評価を受けてます。
俺もアルバムはほぼ集めてたんだけどここ最近は新作は出してないみたい??


21.Day Without Rain / Enya【2000】


お次はアイルランドからエンヤ。聴くだけでエンヤと分かるその霊圧。
『Orinoco Flow』が収録されたアルバム『Watermark』も有名だけど、
日本でもすっかり定番曲となった『wild child』収録の世界的な大ヒット作のこちらで。


22.Voodoo / D'Angelo【2000】


2000年代以降のネオソウルミュージックの基盤とも言える音楽を鳴らした一枚。
思えばロックに対抗する新たなシーンの台頭ってこの辺りからなのかなとか思う。
個人的にはロック畑の人間なんであんまり聴かないジャンルではあるんだけど、
改めて振り返ると名盤たらしめる要素が散りばめられていたなって感じ。


23.Mutter / RAMMSTEIN【2001】


ドイツからラムシュタインのアルバムで『ムター』。
ドイツは昔からスコーピオンズなどメタルの系譜に結構強い印象がある。
スコーピオンズも選んでしかるべきだったかもしれんがポリコレ的調整が入りまして
ラムシュタインにしました。でもこちらも強力なアルバム。


24.Funeral / Arcade Fire【2004】


カナダからアーケード・ファイア。これはもう個人的に思い入れが強いアルバムです。
カナダも昔からニールヤングとかブライアンアダムスとか他にも著名なアーティストを
沢山輩出しているんだけど、2000年代を代表するアーティストとう意味でも彼ら。


25.Back To Black / Amy Winehouse【2006】


ジミヘンと同じく27歳で夭折したイギリスの歌手エイミー・ワインハウス。
結果的に遺作となったこの2ndアルバム『Back to Black』は圧倒的な評価と
記録的な売り上げを誇ったが、完成していたらしい3作目はまだ出ず幻に。


26.My Beautiful Dark Twisted Fantasy / Kanye West【2010】


2010年代っす。カニエ・ウェストのジャケットが色々あったアイツです。
カニエ・ウェストの最高傑作とも評されるアルバムで、
基本ヒップホップはあんま聴かない俺もこのアルバムはなんかすげーと思った(小並感)。


27.Random Access Memories / Daft Punk【2013】


おフランスですよー。グラミーも獲得したダフトパンクのアルバム。
ダフトパンク自身はこのアルバムよりずっと前から既に評価は高かったんだけど、
当時はここにきてまた再評価かー!みたいな流れになってたね。
でもまぁ2010年代を代表する1枚なのは間違いないです。


28.To Pimp A Butterfly / Kendrick Lamar【2015】


そして2010年代を代表するアルバムっつーたらやっぱこれは外せないでしょうね。
ケンドリックラマーの3rdアルバム。正直当時は俺はあんまり好みじゃなかったけど、
なんか通知表オール5並みに各メディアの評価がやたら高かったもんで
なんだか俺もそんな気がしてきたアルバム。いや実際凄い作品だと思います。


29.Lemonade / Beyonce【2016】


黒人、女性、そして社会性とポリコレ的にロイヤルストレートフラッシュな要素が
マシマシなアルバムだが、発売当時から評論家筋からは圧倒的な支持を得ており
90年代にデスティニーズ・チャイルドでデビューして以降、
2010年代にきてまでキャリアハイを叩き出したビヨンセ半端ねぇよってアルバムです。


30.LOVE YOURSELF 轉 'Tear' / BTS【2018】

 

さあさ、最後は韓国から。防弾少年団改めBTS。
アジア人として様々な快挙を成し遂げた歴史的にも意義のあるアルバム。
以降韓国が欧米社会での存在感を増すきっかけにもなったとも言える作品で、
音楽のみならずその勢いは今日まで続いている。日本も頑張れー。

ちゃんとポリコレを意識してますか?


さて、完全に正解が出てしまった名盤30選、いかがだったでしょうか。

え?文句があるんですか?
ニルヴァーナのネヴァーマインドが無いのはさすがにあり得ない?
いやいや、あんなアメリカ白人男性バンドなんか
ポリコレ的にお呼びじゃないんですよ。正しく無いんです。申し訳ないですが。


ただですね、これでもまだ配慮が足りないなと思う部分もありまして…。

例えば60年代とりわけビートルズ以前がやっぱりどうしても抜けちゃってるんですよ。
それ以前に活躍された方も多数いらっしゃるわけで、
ちょっとここは歴史の改ざん・世代間の断絶へと繋がりかねないなと感じております。

あとLGBTQ方面への配慮も無かったなと反省しています。
音楽界ではLGBTQながらにして、いやむしろLGBTQだからこそ活躍された方も
多数いらっしゃいますので、そういったアーティストもバランス良く選ぶべきでした。


ただ現時点でこれは最大限にコレクトなセレクションですので、
今後もし新たな名盤ランキングが出ようものなら是非今回の30枚と比較して見てください。
どれくらいの数が一致しているかでそのランキングの正しさが測れます。

音楽専門学校などで試験を作成される方なども是非参考にして下さい。
この30枚こそがあらゆるお気持ちへの対処が可能な最高のベースになります。
これで生徒にテストを行ってその生徒の正しさを判定するのも良いでしょう。


というわけで、名盤の答えを導いた圧倒的に正しい企画。

強い。強すぎる。圧倒的じゃないか我が名盤たちは。
これでどんなランキング企画が乱立しようとも問題ない。
俺が考えたこの軍団こそがコレクトネスなんだから。

よし、俺もこの結果をひっさげて
迫りくる有象無象の音楽クラスタ共を華麗にいなしていくぞ。
さあ向かってこい!お前らなんて一向に正しくないんじゃ!俺が…正義だ!


みんなもポリコレに注意じゃぞ~♪