脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

音楽好きで自称リベラルな俺が、何故今回の衆議院選挙の結果を妥当だと思うのか


かく言う私もリベラルでね。


「でも誰もがみんな貴方みたいな事を考えながら生きる事はできないと思いますよ」

昔、とある先生に俺が言われた言葉なんだけど
この言葉は今の俺にも強く残っていて忘れられない言葉である。

そしてハッとさせられた一言でもあった。
自分の考えこそが綺麗で正しいとばかり思っていた俺に効いた言葉だった。

さて、選挙も終わったしたまには真面目な話でもしようかな~という気分なんで、またまた長文になるけど暇潰しに読んでくれ。



俺自身は思想なんて呼べるほど大それたもんは持ち合わせちゃいねーんだけど、
やっぱり大学生だったり若い頃には社会問題を多少学んでイキっていた時期もあったのよ。北欧のような高福祉の国は凄いなんて思っていた時もあったし、フリードマンを知ってそれが面白くて新自由主義に興味を持った時期もあった。


…おっとぉ、今メガデスが頭によぎりましたね??
これがメンタリズムです。

音楽好きは「フリードマン」と聞くとすぐマーティ・フリードマンを想像するからなー。

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ちなみにインテリ野郎はノーベル経済学者のミルトン・フリードマンを想像する。
「フリードマン」という単語をリトマス試験紙にすればそいつの属性が判明するから使ってみ。

まぁ多くの大学生は時間がある時期に大二病をこじらせて社会とか政治とかに意見し始めるわけよ。いっちょ前に語り出すわけよ。でもそれは悪い事ではない。むしろ大事なことなんだけど。


ただ今振り返ってみると昔の自分自身の主義主張なんて軸がブレブレブレブレぶれまくってて大したもんじゃ無かったななんて思うわけ。

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椎名林檎が「あたしの思想を見抜いてよ」なんて挑発的に歌ったのも分かる。
思想なんてそんな簡単に見抜けねーんだよ。特に俺の思想はブレまくってるからな。
だから今すぐ俺に此処でキスして。

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年齢と経験を重ねて色んな立場・状況になるにつれて考え方なんて変わるもんなんだ。
俺もガンを経験してからは大分丸くなったと言われるしそこは自覚もしている。
昔の俺を思い出すと恥ずかしくて枕に「ヴァー!!」したくなる事もあるもんな。


で、冒頭の言葉もそんな俺の思い出に残る過去の出来事の一つだ。

とある社会問題を知って自分が高尚な人間になれた気がして、
それをある機会に当時お世話になっていた先生に話した時のこと。

「それは大事な事かもしれないけど、でも今そんな事を意識できるのはある程度考えらえる余裕がある人たちだけだと思う。普通の人でそこまで考えながら生活できる人なんて殆どいないんじゃないかな。」


俺は当時も今も別に裕福なわけじゃないしそんなに暮らしに余裕があるわけでもない。

ただ、俺も人の親になってそれなりに色んな周りの人の声を聞くようになって見えてきた事もある。勿論まだまだ知らないことだらけだが、若かった時の自分の甘さというものが徐々に分かるようになってきたのだ。


すると面白い事に不思議と自分の中で腑に落ちる事も増えていく。
今回の衆議院選挙の結果もそんな出来事の中の一つって話だ。


芸術と言えばやっぱりリベラル・左翼というイメージ。


さて、俺は音楽が好きなのでこうやって音楽ブログをやっている。

そして音楽好きというかまぁ芸術関係や文化人は大体みんなリベラル左翼と相場は決まっている。

ハイ主語デカ案件。知ってる。いいんだよ。
だってそうだもん。音楽語ってる奴で日本第一党好きなヤツいるか?
いるわけないだろ。偏見上等だオラァ。

japan-first.net

昔っから映画とか音楽とか芸術系は基本的に左翼が強い分野だった。
確かビートたけしも「昔は芸能関係者は左翼が当たり前だった」みたいな事を言ってた。
それにネットとかで観察する限り今も傾向はそうなんだろうなとは思う。

洋楽でもジョン・レノンをはじめ歴史的にも左翼思想が強く、それに影響を受けた後進のアーティストたちはやはり左翼が主流だろう。しかしアートやロックが発展してきた経緯を踏まえればそれは自然な現象であって不思議な事でも何でもない。


勿論先日亡くなられたすぎやまこういち先生みたいな例外的な方もいるけれどもね。
そういや帰ってきたウルトラマンのOPがすぎやま先生の作曲だってこの前知った。

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ウルトラマンシリーズの中でもかなり人気の曲だし俺も好きな曲だ。
改めて聞くとシンプルながらも凄い曲だな。冒頭からのベースラインの高揚感とか、歌に入る手前でホーン隊(トランペット?)が一体となって鳴らす部分とか凄い完成度。


さて、やや強引に展開するけれども、日本でも芸術・創作界隈はやっぱり左翼思想の傾向が強いと思う。ただ昔に比べると典型的な左翼思想・マルクス主義の色合いは薄くなっているので、今の日本は左翼・左派=リベラルに直結というイメージがかな。


かくいう俺も自称はリベラルである。

一部リバタリアンかなと思う部分もあるけど、一応本来の意味でのリベラル、つまり自由主義・改革派だと思っている。

以前「自分の思想診断チェック!」みたいなサイトで数回判定した事があるけど
大体「左翼」「リベラル」と出てくるんできっと間違ってはいないハズ。

sakidatsumono.ifdef.jp


このサイトで今さっきやった結果も「リベラル左派」だった。


そうなんだよ!俺はリベラルなんだよ!!信じてよ!!

音楽に限らず芸術関係全般的に好きだし、みんなと同じリベラルなんだよ!
だから俺と仲良くしてよ!これ読んでるアンタもどうせリベラルなんだろ!?


ただ、言っておきたいのは日本の所謂リベラル政党(立憲民主党や共産党・社民党んど)は残念ながら俺は軒並み支持できないという事である。
そもそも彼らは本当にリベラルなのか怪しくなってくることすらあるんだもん。。。
そう、支持できないんです。ごめんな音楽好きのみんな。でも俺と仲良くしような。

だからいつも消去法的に自民党に任せるしかないなと思っているんですよ。
ちなみに俺は自民党がそんなに保守とも思ってない。
自民党はカバーする範囲が広すぎて最早正当な保守政党なんて言えない存在だ。


俺は基本的には無党派層なんです。

なんというかもっと真っ当な政党が出てくれば支持したいけど、正直日本でリベラルと呼ばれる政党がぜんっぜん好きになれないんだよね…。まぁリベラルの定義自体がもう最近ブレブレブレブレブレまくってカオスなんですけど。


しかし、音楽や芸術が好きな人からしたら
「自民党だけはありえない!お前はリベラルを名乗るな!」
なんて思うんでしょうど、いやマジでそういうトコなんだよオマエラ。
自分が気に入らないものはすぐに敵と見なして攻撃的になるトコ!

芸術が好きな癖に勧善懲悪の水戸黄門的なモンばかり観てきて育ったのか??
「善と悪はそんな簡単に分けられない」みたいな作品を観て悦に浸ってきただろ??
オマエラの好きなタヨウセイってヤツはどこいったんだ??あん??

そんなウソ塗れのタヨウセイばっか連呼されて俺はもう飽き飽きしたんだよ!
吐き気がする程ロマンチックなんだよ!

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だから今回の選挙はとても妥当な結果だと思う。
正直維新がこんなに伸びるのは予想外だったけど、立憲も共産も議席減らしてもしょーがないんだよ。



いいか、真のリベラルたる俺がなんで負けたのか教えてやる。

芸術には怒りのエネルギーも必要でしょうけど、まず一旦落ち着いてくれ。
音楽が好きなヤツ、芸術が好きなヤツ、自民党が嫌いなヤツ、
なんでこんな状況になっているか、俺が良い事を教えてやるからよーく聞け。


一言で言うと、あんたらがインテリだからなんだよ。

インテリは何も分かっちゃいない。


「理想を語るのはいいけど、みんながみんなそんな事を考えられない」

この意味が分かるか?分からんだろーなー。 だからお前はインテリなのだぁ! 

同性婚だの選択的夫婦別姓だのジェンダー平等だの非常に熱心に主張されていますね。
今回の選挙でもこういった事があたかも大きな争点のようにされてましたけど、ごくごく普通の国民の感覚分かってます??俺の周囲の人間の考え知ってます??

「とりあえず暮らしが楽になりたい」

以上です。「とりあえず」が非常に重要。このコロナの中にあってまず国民にとって一番大事なのは景気対策。正直殆どの人が選択的夫婦別姓なんか些末な事と思っている。


こんな事言うとすぐ「差別主義者だ!」とか「時代遅れだ!」とか言うんだろ。

だーかーらーお前はインテリなのだあああ!

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インテリな私が世界のトレンドを教えてあげる?ハイハイ良かったですね。
全くもって、インテリには非インテリの日常が見えてねー事が良く分かっちゃいますよね。

いいか。インテリ様が考えているような高尚な事を考えるような余裕なんて一般国民には無いんだよ。逆に言えば、そんな事を考える余裕があるような上級国民様には一般国民が日々どんな事を考え生活しているかが見えてないんですよ。


言っとくけど俺は同性婚も選択的夫婦別姓もジェンダー平等も賛成だからな。

いつか実現すればいいなと思っている。当然その先には近親婚やAIとの結婚もありえるだろうなと思っている。ジェンダーギャップを埋めるために女性議員と男性議員の数を一定数割り当てるクォーター性もアリだと思っている。そしてその先には今度は世代毎のクォーター制も議論されるべきだと思っている。どーだ、リベラルだろう?


ただ皆が政治に求めているのはだな、「今そのときに必要な政策」であって、どんなにそれ自体には共感できる公約だとしても、やはり重要度・優先度ってもんがあるんだよ。そこも知っている。そして国に今一番求めているのは経済政策なんだよ。

自分の考えと完全に一致する候補者も政党はいないんだけど、でも経済に重点をおいてその他譲れない政策等とのバランスで選ぶ。俺に限らず選挙ってのはそういうもんだろ。世の中の状況が変わればまたその時の課題に相応しいと思う人を選んでいくだけだ。

だからピンポイントでインテリチックな公約を掲げてそれがあたかも国の喫緊の課題のように争点にしても、そんな事を考えている余裕すらない国民の多くは「ん?」と思うだけなんですよね。

物凄く雑に言ってやるぜ。
「じゃあ選択的夫婦別姓が実現したら失業率は減るんですか?」
こういう事です。分かりますか?

生活に余裕のあるインテリさんは、きっとこの質問にも「それぞれ個別の解決策で…」なんて真面目に答えちゃうんだろうなー。


ネットで良く陥りがちな話だが、エコーチェンバー状態になっていると自分が抱いている理念をあたかも多くの人が共有しているかのように錯覚してしまうんだろう。
でも違うんだよ。そんなことはいいからとりあえず自分の暮らしが上向きになるようにしてくれと願っている国民が沢山いるんだ。マクロな話なんて二の次なの。それだけ。


アメリカでトランプ政権が生まれた時の事を覚えているか?
あれこそがまさにインテリに辟易した一般国民の抵抗だったじゃねーか。

今回の選挙も一緒。立憲共産が議席を伸ばすとか騒がれて蓋を開ければこの結果。そしてその結果に対して「国民が愚かだったから」とか言い出す輩までいる始末。情けねぇ。これだからインテリは嫌われるんだよ。分かったかインテリ共よ。

相手を悪い奴にして攻撃するのって気持ちいいんだろうなぁ。


もう一つ言ってやろうか。

リベラル共はな、やたら攻撃的なんだよ。

(…まあこれについては正直俺も言えたもんじゃないんだけど。)

攻撃力ばっかりにステータス振りやがってよぉ。AS252のデオキシスか。防御スッカスカなんだよ。ふいうちで確定1発だぞ。

「みんな仲良く多様性を大事に!」とかいいながら賛同しない奴を悪者扱い。そしてすぐ「弱い者の味方のヒーローVS金儲けしか頭にない悪」みたいな構図にしたがる。


あのー、今そういうの流行んないですから。
特に最近の若い人は穏便なのが好きなんですよ。知ってます?
外国の過激な運動とか見ると引いちゃうんです。

「弱者は弱い立場なんだから攻撃的になっても良い」と言うんですかあ??
「強者には暴力を振るっても罵声を浴びせても許される」んですかあ??

確かにアメリカの運動等を見て、目立つためにも強硬的な手段に出ないと話を聴いて貰えないなんて状況だと思えば、多少同情できなくもない。

でも、ではなんのために我々は教養を身に着けてきたのだ。

暴力・暴言を使わずに物事を平和的に解決するため教養を武器に選択したんだろう。
仮に弱者だとしてもやってはいけない事をやったときは制するべきである。しかし昨今のリベラル共ときたらやたら攻撃的でおまけに身内に甘い。


ここはどうだろう、もういっそヒプノシスマイクみたいにみんなラップバトルで決着をつける世界を目指すってのは。

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殺傷能力のある武器が禁止になって、代わりに人の精神に干渉するラップが武器になった世界だぜ。おまけに女性が国のトップに君臨し男性は追いやられている。リベラルが好きそうな要素てんこ盛りだろ??ラップは銃よりも強しってわけよ。


いずれにしても、存在もしない絶対的な正義や悪を作り出そうとすることがもう古いやり口なんですよね。

あとこれはリベラルに限らない話だが、みんな自分に都合の良いファクトばかり見つけて主張するでしょ。んで対抗する側は別のファクトを見つけて互いにぶつけあってファクトバトル。そして来る日も来る日もファクトチェックファクトチェックファクトチェック…。

もうこんなんファ〇クですよ。そこに異なるファクトがいっぱいあるだけでしょうが。視点や切り口が違うファクトがあるだけ。どっちも間違ってないから不毛な争いが続く。マウント取らなきゃ死ぬんですか皆さん。この世には0か1しかないんですか。マトリックスですか。


民主化が進んだと言われる古代アテネだってな、どんどん相手を言い負かそうとするレスバトル文化が盛んになったせいで衆愚政治と化した歴史があるんだ。それと現状が似ていません?最近論破ブームとか来てるんですか?ひろ〇きのせいですか??こんなんじゃまともな民主主義なんて成り立たない。ある意味民主主義の敗北だ。

少し話は逸れたが、相手を悪に仕立て上げて攻撃するのもうダセェよなって話。
どんな物事も単純な二項対立ではなく、実際はグラデーションなんだよ。

リベラルはナショナリストだったのか?


そして最後。俺が個人的にコロナ禍で感じたリベラルに対する違和感。

今でこそコロナは落ち着いてきたが、政府のコロナ対応は個人的には信用できない部分が多々あった。特に昨年は緊急事態だのGOTOだの言ってることがブレブレブレブレブレまくって多くの国民を混乱させてきた。

普段は俺も意見が変わる事自体はそこまで悪いとは思わんけど、政府みたいな多くの人間を振り回してしまう立場の人間が朝令暮改ってのは、さすがにもっと慎重になって欲しいと思うわけでして。

しかし、ワクチン接種がここまで進んだ点は良かったと思っている人が多いだろう。
ワクチンも色々と問題があって騒がれたが、なんだかんだでここまでのペースで接種が広がったのはまあ素直に結果オーライなんだろう。


ただ「世界みんな仲良く」「人類皆平等」とかが大好物のリベラル共が「日本は世界に比べてワクチンが遅い!」とか言ってるのを見聞きして、あれ?もしかしてこいつらナショナリストなの?と思った。


先進国ばかりがワクチンを独占している事が問題視されているのはリベラルの皆さんも当然ご存じでしたよね??

www.nikkei.com


そんな中で感染者数が圧倒的に少ない日本が率先してワクチン入手してたら、国際的に非難されるでしょう。むしろ俺みたいな真のリベラルは日本は被害が少ないんだからもっと大変そうな国を優先させてあげればいいのにと思ってたんだぞマジで。


それでも似非リベラル共から聞こえてくるのは「日本はワクチンが遅い!日本政府は無能!」という声。ヤダそれナショナリスト仕草や~ん。

普段から人道だのグローバルだの言ってるインテリの方々、感染者数が少ない日本が率先してワクチン確保した件については本来非難すべき立場ではないんですか??
なーんだ、やっぱみんなナショナリストだったんじゃないですかー。

クソがっ!
お前らやっぱ嘘つきじゃねーか!騙された!俺は騙されたぞ!

人生で初めて選挙演説を観てきた。


と言う感じで自称リベラルな俺が日本の仮面リベラル共が嫌いな理由を述べてきた。

分かりましたか?インテリの皆さん。今回の選挙結果はとても妥当なんです。
今回の選挙結果で日本のリベラルもまた考え直さないといけない部分があると認識できたのではないでしょうか。


まぁ正直言って岸田内閣も不安なんですけどね…。


実は今回の選挙、俺は人生で初めて選挙演説というものを観に行ってきた。
2回観に行ったんだけど、そのうち1回は岸田総理が直々に武雄に来た時だった。

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人生初の選挙演説ライブ


俺は多分、長引くコロナ禍もあってライブみたいな経験を欲していたんだと思う。

人生において音楽のライブは結構な回数行ってきた俺だが、選挙演説のライブは行った事がなかった。ましてや総理大臣のライブ演説なんて地方ではなかなかお目にかかれないので行ってきたわけだ。

これまで俺は選挙演説なんて行かなくても公約見ればいいじゃんとか思っていたが、よくよく考えたらそれは「CDとか聴いておけばライブなんて行かなくても良くない?」と言ってる事と同じ気がして、それは確かにライブも経験しておかねばと思った次第である。

というわけでピンク・フロイドの『狂気』のシャツを着て行ってきた。
会場でこんな柄のシャツ着た男を観た人、それ俺です。


演説ライブは意外と楽しかった。総理が来るとあって人も多かったし盛り上がってた。

そして候補者が街頭演説をする意味が分かった。ありゃ音楽のライブと同じだ。
今回はコロナで握手の代わりにグータッチだったが(俺も総理とグータッチした)、いつもなら握手会まであるわけだ。しかも全部無料である。あの空気を感じたら選挙に行って投票しようと思う人は増えるだろうなと理解した。ライブも演説もどっちも大事なのだ。


しかしだなぁ、岸田内閣の掲げる「新しい資本主義」って結局なんなんだろうか。
未だに良く分からない。あと「新自由主義からの脱却」って、いや日本っていつから新自由主義になったんだっけ?正直日本なんて全然新自由主義じゃないですよ。

つーか新自由主義という言葉も良く分かってない人が多いと思うんだけど、そんなスローガンかかげてたら「え、自由じゃなくなっちゃうの?」とか勘違いされそうな気もする。

それに選挙中だという理由でG20には参加しないし、中国とロシアの艦隊が日本をぐるっと周ったというのに特にコメントも出さないし、既に疑問符が色々とつき始めている。

21世紀になって小泉・安倍以外の首相はみな一年で退陣しているんだけど、果たして一年の壁を超えられるのか。来年夏の参議院選挙辺りでまた審判が下されるんだろうか。

とりあえずみんな次の選挙も行こうね。
選挙の日は投票行って外食するんだ。

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ちなみに今年の選挙、俺は子どもも一緒にハロウィンコスで選挙会場に乗り込みました。受付の人の「ハッピーハロウィン!」と言われました。うれしい出来事が増えました。

いつかは理想的な社会に辿り着くのだろうか。


このコロナ禍で色々な事が浮き彫りになってきた。

まだまだ人間の知らない脅威は沢山あるし、完璧な社会の仕組みなんてのは存在しないという事。医療に出来る事にも限界があるし、結局はみんな自分が大事だったって事。

一見成熟してきたかように思えた今の文明も実はまだまだ発展途上で、人類は社会の構造をずっと試行錯誤している段階なのである。そこに正解は無い。だが誰もが理想的な社会というものの存在を信じて突き進むしかないんだよね。


そして今の時代で、まさか20世紀で終わっていたと思っていた社会主義が再注目される事になるとも思っていなかった。

そう、中国である。

コロナのような非常事態においては、あそこまで強権的な政治体制が有効だったという事だ。中国は厳密には社会主義とは言えないものの、その権力集中・独裁という仕組みが緊急時には驚異的なスピードを発揮する事が実証された。

マイナンバーすら嫌う日本人は、ずっと国家から権力を取りあげていく事が良い事であるかのように考えてきたが、コロナ禍の中で今の日本の法制度では対応出来ない事が沢山ある事を知り、そして最近の中国の台頭を見てやはり少しずつ意識が変わってきたのではないだろうか。


昔、政治評論家の三宅久之さんが「とても長い時間がかかったとしても、民主主義を続けていく事こそが理想的な社会に繋がるんだ」といった事を語っておられた。当時は俺もきっとそうなんだと考えていたが、その考えすらもここにきて揺らいでいる。

やはり中国のような強権的な国家が覇権を握るんだろうか…??


リベラルは元来「大きな政府」を目指す思想なので、政府が色んな所に介入する事を認めるのが(定義的には)本来の姿だ。そして世界的にも大きな政府への回帰が進んできているように感じている。この波を日本のリベラルさん達はどう思う??


多様性多様性と謳われた祭典、オリンピックを終えて世界はどこに向かうのか。
もしかして民主主義は衆愚政治になり、社会主義が息を吹き返すのか。
そして日本はどのような国になっていくのか。


…なんだか今年は真面目な記事ばっか書いてる気がするな。

特に今日は多くの人を敵にまわしちゃった気がするけど…

読者さん、離れないでください!
年末にかけてまた色々書く予定なんで!よろしく!


というわけで最後にお送りしますは憂歌団の『お政治オバチャン』です。

テレビに差別はないかな
ラジオに差別はないかな
新聞に差別はないかな
レコードに差別はないかな
あたしゃ天下のお政治オバチャン

 

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