脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Song】Green Day / Minority [2000]

日本の皆さん、聞えますか~?

 

ついに彼らも2015年度にロックの殿堂入りを果たしたねぇ。

グリーンデイだ。パンクロックの地位向上に大いに貢献したバンドである。
ちなみにパンクの市場進出の第一人者であるセックスピストルズパイセンは
そのチンピラっぷりでロックの殿堂入り拒否ってます。マジパネェっす。

世間的なパンクのイメージというとちょっと悪いイメージだ。
ある意味で偉大なる先人達の偉大なる恩恵により芳しくないわけだが、
グリーンデイのパンクにはかなりの訴求力があり、グラミー賞まで獲っている。

俺らの世代も聴いてた人がかなり多くてカラオケでも人気だった。
この『Minority』もそんな彼らの人気曲の一つである。


軽快でご機嫌な曲に乗せてのっけから炸裂する歌詞は

「I want to be the minority」


!!

ちゃんと聴きましたか日本人の皆さん?
「俺はマイノリティ(少数派)になりたい」ですってよ。
勤勉という言葉で着飾って実質生産性のない日本人の皆さん?

こんな堂々とマイノリティ宣言しちゃうメンタリティ。
どうだ?20歳前後で就職して30歳前後で結婚して40歳前後で家買って
それこそが唯一解だと言わんばかりの同じような人生だけを良しとする、
いっぱんぴーぽー極まりない日本人の皆さん?
多分俺もだが。


この曲は一貫して、
自分は少数派、マイノリティーを望んでいるという歌詞だ。
喜んで群れから飛びだす、ようこそアンダーグラウンドへ!

「少数派でいいんだ」という言葉はまぁまぁあるが、
自ら「少数派になりたい!」とかいう奇特な言葉はそうそう無い。
こんなにも力強くマイノリティーを鼓舞する歌は珍しいのだ。


そんなアウトローな歌詞を知ってか知らずか、
日本の若者の間でも流行る事になったのは面白い。

でも実際に若者達は大人達の価値観から外れたモノを好むので、
こういった曲も完全に理解はしていなくとも、なんとなくは
アウトローでカッコいいモノ”といった認識があったんじゃないだろうか。

マイノリティーの美学を高らかに宣言するパンクロックの重要曲。
多数派から飛び出せ!you must be the minority!


【採点】
・人気パンクロック      20点
・マイノリティー賛歌     20点
・多数派大好き日本人へ    20点
・I want to be the minority too!  10点
70点

International Superhits International Superhits
Green Day

曲名リスト
1. Maria
2. Poprocks & Coke
3. Longview
4. Welcome To Paradise
5. Basket Case
6. When I Come Around
7. She
8. J.A.R. (Jason Andrew Relva)
9. Geek Stink Breath
10. Brain Stew
11. Jaded
12. Walking Contradiction
13. Stuck With Me
14. Hitchin' a Ride
15. Good Riddance (Time Of Your Life)
16. Redundant
17. Nice Guys Finish Last
18. Minority
19. Warning
20. Waiting
21. Macy's Day Parade

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