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脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

脱R論 - 一般人の一般人による一般人のための音楽ブログ。

【Album】ASIAN KUNG-FU GENERATION / ソルファ (2016) [2016]

アーティスト:ア 邦楽 2010年代 70~74点 Album


リライトしたぁぁぁぁぁ!

ソルファ (2016)(通常盤) ソルファ (2016)(通常盤)
ASIAN KUNG-FU GENERATION

曲名リスト
1. 振動覚
2. リライト
3. ループ&ループ
4. 君の街まで
5. マイワールド
6. 夜の向こう
7. ラストシーン
8. サイレン
9. Re:Re:
10. 24時
11. 真夜中と真昼の夢
12. 海岸通り

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アジカンの最大のヒット作にして出世作のアルバム『ソルファ』。

もう12年前だよ。このアルバムが出たの。2004年。
そりゃ俺も老けるわ。12年前なら毎日ラーメンでも余裕だったわ。

リアルタイムを知っていた方なら、
このアルバムがどれだけ人気だったか覚えておられる事だろう。
当時のアジカンの勢いそのままに発売されたアルバムだ。

リライト、ループ&ループ、君の街まで、サイレン、
ヒットシングルが満載のアジカン初期を代表する一枚である。
これを聴いて耳が邦ロック向けに変質した奴らも多いだろう。


そして、そんなアルバムがなんと昨年リメイクされて発売されたのだ!

しかしリメイク版なのでやはりその評価は分かれるところだと思う。
昔の方が良かったとか新曲が聴きたかったという声も少なくない。

だが待ってほしい。あなた、こんな事出来ますか?
12年前に学校で書いた作文とか今もう一度皆の前で読めますか?
俺だったら恥ずかしくて出来ないと思うぞ。

3年前、まだこのブログがここに引っ越してくる前の
ブログのタイトルすら違った時代の俺が書いた記事だって
多分今だったら恥ずかしくてもう読めない文章だろう。

全部引っ越してきたから一応公開されて読めるわけだけど、
読みたくない。絶対恥ずかしいもん。修正するにも恥ずかしいくらい。
だから頼むからみんな掘り起こさないで。お願いだよ。

てか日本人はみんな過去をいじりすぎ気にしすぎ。これホント言いたい。
誰かがなんかで目立ち出すと、すーぐ過去の発言とか掘り返すだろ。
別にいいじゃん。考えが変わったかもしれないじゃん。今を見つめようぜ。


だが、そんな陰湿な日本の空気の中で
アジカンは自らの過去をなんと自分から掘り返してきたわけだ。
だから凄い。いくらヒット作とは言え、
当時の記憶とかが蘇ってきて恥ずかしくないんかな。俺だったら死ねる。

ただ、アジカン自身がとても忙しい中で出したアルバムなので、
もう一度ちゃんとやりたかったという思いはあったのだろう。


そんなわけで新生『ソルファ』いってみよう。

まずジャケットが少し変わっている。
ソルファ ⇒ ソルファ (2016)(通常盤)

背景が青いグラデーションになっている。
まぁこれになった意味は良く分からないが、
「青い=まだまだ若い」といった決意表明的なところかもしんない。
あと中のブックレットも比べると微妙に違ってて面白いよ。


そして曲。歌い方も演奏も大人びている。

ただ、この辺は好みが分かれそうなところだ。
しかしリメイクと言ってもただそのままなぞったわけではなく、
『リライト』や『Re:Re:』等、曲展開までもが変化しているものも多い。

特に『Re:Re:』はアニメ『僕だけがいない街』のOPとなり話題になった。
とにかくイントロがやたら長くなっている。でもこれはこれでいい感じ。
タイムリープものの主題歌としては良く合っている。

そして特筆すべきはやはり曲の配置だと思う。
2004年オリジナル版から1ヵ所変わっているのだろう?
そう、『ループ&ループ』の位置が!

2004年版のオリジナルではラストだったこの曲が、
頭の方に移動して『リライト』以降怒涛のシングル曲連発になっている。

多分、ここが本人たちの当時の心残りだったのではないかと思う。
最後にこの曲を持ってきていたこと、 つまり「ループを繰り返す」、
まだまだソルファは終わらない、 終わらせたくはないのだという
潜在的な意識が当時の彼らにはあったんじゃないかな。 

あのタイムリープしたような『ループ&ループ』のMVを思い出そう。
昔に戻って懐かしむようなあの映像。あの当時からアジカンには
ソルファがループしてもう一度リライトされる予感があったのかもしれない。


そして今回、やっとそのループを抜け出したのだ。
だから最後の曲は落ち着きのある『海岸通り』で締めくくられている。

昔歌っていた頃の気持ちを思い出しながら、
再びこのアルバムを演じる事で当時と今とを重ね合わせる。
こうして真の意味で『ソルファ』はここに完結した。

もし今回のラストも『ループ&ループ』だったら、
まだ『ソルファ』は完結せずに繰り返されていたのかもしれない。
でも、その輪廻から12年の月日を経て抜け出したのではないだろうか。


まーでもぶっちゃけ全体としては昔が良かったかな。うん。
そりゃ思い出補正もありますけど。
あと俺は『ループ&ループ』が最後の方がなんかしっくりくる。

しかし、オリジナルと時空を超えてリライトした今回の作品と、 
この2枚揃える事で『ソルファ』が完成したのだと思うと面白い。
今思うとなんだか収録曲もそんな事を感じさせる曲ばっかだったな。

大人になってタイムリープして真のエンディングを迎えたアルバム。 
そう考えるとなかなかに味わい深いリメイクだと思いませんか?


【採点】
・12年目のリメイク   25点
・自分の作品をリライト 25点
・終わるループ&ループ 25点
・俺の過去も消してぇぇ -3点
72点

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