脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】ACIDMAN / 有と無 [2014]

地底ロボット「ユートム」も宜しく。

有と無(初回限定盤) 有と無(初回限定盤)
ACIDMAN

曲名リスト
1. 有と無 (introduction)
2. 永遠の底
3. EVERLIGHT
4. Stay in my hand
5. star rain
6. EDEN
7. 世界が終わる夜
8. ハレルヤ
9. en (instrumental)
10. your soul
11. 黄昏の街
12. 最期の景色

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定期的に、コンスタントに、
我々の元に届くACIDMANのアルバム。
今作はジャケット・ブックレットもお気に入りだ。

てかもう10枚目になるんか…。

もう王道といってもいい位に洗練されたACIDMANワールド。
今回も期待を裏切ることなくいつものACIDMANやってくれてる。

といっても初期の頃の激しさが少なくなってきたのは少し残念だが。
しかし、いぶし銀とも言えるその独特の表現能力は未だにスゴイ。


今回は「有と無」というコンセプトで、
本人達も語っているように生と死に対する意識が根底にあるらしい。

しかし気になるのが「うとむ」なのか「ゆうとむ」なのかだ。
多分「うとむ」だと思うけど、
「ゆうとむ」だとウルトラセブンユートム思い出してニヤリとする。
セブンファンの方は一緒にニヤリとして下さい。

相変わらずのそうやすやすとは理解できない世界観があるが、
そんなものは理解できなくても感じればオッケーだ。

しかしこれを無理な解釈で紐解いて
「俺って知的ぃー」なカンジになるのもまたいいし、
その「これ理解できる俺スゲー」的気分を味わうのもまた
ACIDMANの楽しみ方だ。(※個人の自由な楽しみ方です)

でも俺がここでアレコレ解釈すると、
なんか色々なメッキ剥がれそうなんで
”考えるな感じろ”ってトコロで逃げとこう。


特に良いのは冒頭のイントロから入る『永遠の底』、
そして『EVERLIGHT』『Stay in my hand』へと、
徐々に感情を揺さぶってくような熱い展開だ!!

しかしACIDMANはいつも「静と動」の対比が見事なんだが、
今回のアルバムは「静の中にも動を感じる」ような気がした。
「静」要素がやや多めという事だ。

…いや、実はもともとそうで、
俺の感性が追いついてなかったのかもしれない。。。
でもやっぱり後半にもうちょっと「動」が欲しかった感はある。

10枚目という節目を迎えて次はどこに向かうのだろうか。


【採点】
・考えるな       25点
・感じろ        25点
・ジャケットも感じろ  20点
・俺の感性は追いついたと思いたい
             1点
71点