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脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

脱R論 - 一般人の一般人による一般人のための音楽ブログ。

12歳~20歳の気持ちについて歌詞から考察してみる。

音楽企画


体は大人、頭脳は子供。

十七歳の地図 十七歳の地図
尾崎豊

曲名リスト
1. 街の風景
2. はじまりさえ歌えない
3. I LOVE YOU
4. ハイスクール Rock‘n’Roll
5. 15の夜
6. 十七歳の地図
7. 愛の消えた街
8. OH MY LITTLE GIRL
9. 傷つけた人々へ
10. 僕が僕であるために

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人はどうやって大人になっていくのだろうか。
いつも子供っぽいよねと良く言われる俺は、ふとそんな事を考えた。

 

若い時にどんな事を考えていたのか、記憶が大分遠くなってしまった。
一応無事に30歳を迎えたわけだが、その成長過程は良く分からない。
もしからたら実は殆ど成長していないのかもしれん
未だにジャンプ読んでるしさ。あとポケモンが好き。悪かったな。


若い頃はただただ色んな事があったなー、といった程度だ。
変な事は断片的に覚えているのだが、自我の形成記録のような記憶はない。
きっと多分みんなそんなレベルなんじゃないかな。
そうだと言ってくれお願いだから。

そこで俺は12歳~20歳という激動の青春時代を表現した曲を集めてみた。
これらの曲を聴けばきっと若い頃の心、ひいては今の若者達の考えまでも
読み解く糸口になるんじゃないかと思ったのだ。

というわけで選曲に偏りがある事を認めつつ、
若者の心と自分の記憶を辿る旅に出掛けようぜ!

【12歳】ユニコーン / 12才



12歳についてはユニコーンが歌っている。

誰もが同じ汽車に乗り 送られていく同じ場所
いつの日か きっと まちがいのない夢

ああ、12歳の頃ってなんかこんな感じだったっけなぁ。
周りの大人の言う通りに従っておけば、間違いの無い人生を歩めるんだ。
でもそれは決して面白い人生では無いという事にこの年では気付かない。

 

【13歳】NUMBER GIRL / サーティーン



十代の青臭い青春を題材にした曲が多い事で知られるナンバガだ。
そんな彼らのこの曲だが歌詞はない。インスト曲である。
故に本当に13歳がテーマの曲かは分からないがそう思いたいところだ。

しかし縦横無尽に響くバンドアンサンブルからは、
懐かしくてイノセントな心情が滲み出ており、実に心に刺さる音である。
そう考えてみると13歳の心を音で表すとこんな感じだと思えてくる。

【14歳】ハイロウズ / 十四才



こちらも若者のカリスマ、甲本ヒロトが生み出した一曲だ。
ハイロウズ好きの中でも人気の高い曲である。

リアル よりリアリティ

このリフレインがヤバすぎるぜ!
14歳の頃は、実際の現実よりも現実っぽい何かが好きだったんだよ。
中二病発症の年齢であり、刑事罰の対象になる年齢も確か14歳からだ。
現実世界なんか見えないし見たくない!そんな事を考え始める頃だろう。

 

【15歳】尾崎豊 /15の夜



15歳と言えばこの曲をおいて他にあるまい。尾崎豊の『15の夜』。

盗んだバイクで走り出す 行き先も解らぬまま

どんな手段でもいい、とりあえず遠くに行きたい!
バイクを盗むような真似はしなかったが、俺もそんな気持ちだったよ。
高校生になって自宅から自転車&電車通学で1時間近い高校に入り、
今まで田舎に留まっていた活動範囲が各段に広がった頃だ。

当時はそれだけで嬉しかったが、結局地方在住である事は変わらない
でもまだこの年齢ではその事実にはあまり気付いていなかったのだ。

 

【16歳】松本伊代 / センチメンタル・ジャーニー



16歳と言えば松本伊代のこの曲だろう。

伊代はまだ 16だから 何かにさそわれて あなたに さらわれて

そう、16歳では殆どの人間はまだ自我の確立など出来ていないのだ。
芸能界の荒波の中にいた松本伊代ですらそうなのだ。
俺なんかはちょっと街に出た事もあって色んな誘惑に負けっぱなしだった。

一応進学校だったので周りには「こいつヤベェ」って思うレベルに
既に自我を開花させていた意識の標高がチョモランマ級の人間もいたが、
俺はというと毎週コンビニでジャンプ立ち読みしていた程度のレベルだ。
ワンピの空島の回想シーンで感動していたんだ。なんて普通なんだ。

【17歳】中森明菜 / 少女A



中森明菜のブレイク曲『少女A』だ。

いわゆる普通の17歳だわ
特別じゃないどこにもいるわ

中森明菜レベルでも単なる「少女A」だと言っているのだ。
もう俺なんか「村人Cの家畜」レベルだろう。

そしてこの頃になるとさすがの俺もその事実にうすうす気づき始める。
あれ?俺って結局田舎の一高校生に過ぎなくね?
自分の物語の主人公は自分だけど、世界の物語では完全に村人Cの家畜だ。

だが時間は残酷に流れていく。いつまでもこのままじゃいられないのに。

【18歳】locofrank / From Eighteen



メロコア好きならロコフランク好きだろ。俺も俺の嫁も好きだ。

Have I always worried about what they say
I'm blaming time

俺は他人が言う事を気にしてきたのか?
俺は時代のせいにする。

自分のふがいなさを人のせいにするし時代のせいにする。
結局自分が何も動いていなかっただけなのに。

この年齢になる頃には多くの人がそんな自我に気付き始める。
18歳、俺もひたすら勉強をして都会の大学に受かる。
そして無事に田舎を飛び出す事に成功したのだ。ひゃっほい!

だが、今思えばそんな18歳から俺の本質は殆ど変わっていない気もする。
『From Eighteen』というこの曲の歌詞の通り、
人間は18歳までの成長が目覚ましくそれ以降は大きく動かないのかも。

多くの人がある程度自我が固まりだす18歳。
そういう意味では18歳に選挙権というのもいいのかなとか思った。

【19歳】スガ シカオ / 19才



アニメ『XXXHOLi』Cの主題歌になってた曲だ。MVが何気にエロい。
でもあのアニメに19歳のキャラ出てくるっけ?謎の選曲である。

大キライな 日々 19才 大キライな 顔 19才
宙ぶらりんな ユメ 19才 宙ぶらりんな ウソ 19才

やめてくれ!心が痛い!

怠惰な日々、堕落した顔。18歳で固まった自我を必死で保つために、
ぼんやりとした夢を描きハリボテのような嘘で塗り固める。

自分は大した人間でもないのに、無理に背伸びして自分を大きく見せる。
そんな下らない事に心血を注いでいたんだろうな。
マジで19の頃の成長が思い出せない。18歳がピークだったよ。

【20歳】きゃりーぱみゅぱみゅ / ふりそでーしょん



オトナになったら うれしいの? オトナになったら 悲しいの?
なにするの? なにができるの? いましかできないの?

なんて哲学的な質問をしてくるんだきゃりーよ。いや、ヤスタカよ。
この質問の答えが分からないまま20歳で大人になり、
そして30歳になった今でも結局分からないままだ。

こんな不完全燃焼で20歳を迎えたのに、形式的には大人になった。
みんなどうだろうか。みんな俺と同じであって欲しい。同じであってくれ。
なんかここまで振り返ってきて泣けてきたよ。

ちなみに俺は成人式は出ていない。
家庭教師のバイトがセンター試験前で佳境だったんだ。
もうなんか色々ダメだ。もう一回成人式させてくれ。

【30歳】ケツメイシ / 三十路ボンバイエ

三十路世代はここから起き上がる
三十路に花を咲かそう

有難う、ケツメイシさん。
こんな俺も早く大人になるよ。

終わりに

というわけで、
音楽の力を借りて12歳~20歳の気持ちの移り変わりを考察してみた。
ジャンルも年代もバラバラな選曲だったが、
意外に自分の気持ちとピッタリだった気がしてならない。

という事はこの変遷は比較的多くの人間に当て嵌まる心理なのではないか。
トップアイドルから地方高校出身の一般人までに共通する若者の心。
その根底にあるのは他者と自分との間で揺れ動き葛藤する自我の叫びだろう。

音楽を聴けば若者の考えが分かるとは良く言ったもんだ。
そして自分の人生がいかに普通だったかを思い知らされる。

三十路になってしまった。だがそれでもきっと俺にも何か出来るはず。
大人になれない大人な皆さま。まだまだやろうぜ。ボンバイエ。

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