脱R論

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【Album】BECK / COLORS [2017]


ハイファイを超えたハイファイ。

COLORS [CD] COLORS [CD]
BECK

曲名リスト
1. Colors
2. Seventh Heaven
3. I’m So Free
4. Dear Life
5. No Distraction
6. Dreams
7. Wow
8. Up All Night
9. Square One
10. Fix Me

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BECKって奴はホントに何者なんだ…。

掴みどころがないというわけじゃなく、
むしろ掴みどころばかりでどれが実体か分かりゃしない。
「変幻自在」のアーティストなんだろう。


BECKと言えば日本ではハロルド作石のバンド漫画が有名だけど、
実際に存在するアメリカの男性アーティストで
90年代に高い評価を得て以降今も尚バリバリ現役で活動している。
ちなみに一人。バンドじゃないよ。

そんなBECKは2年前『Morning Phase』で
グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞した。
それで名前を知ったという方も多いのではないだろうか。
そして『Morning Phase』のアルバムを買って
「あー眠い」と思ったのではないだろうか。


BECKファンの方すみません。正直俺もアレは眠かったッス。

だが、あのアルバムを聴いて
BECKってああいうゆったりした音楽なんだ」
と認識していた人がいたとしたら、
まぁ今回のこのアルバム『Colors』を聴いて耳を疑って欲しい。


フット後藤に言わせれば
「高低差ありすぎて耳キーンなるわ!」である。

そう、それがBECK。昔からそうなのよ彼は。
めちゃポップなアルバムかすげー落ち着いたアルバムか、
どっちかなのいつも。作品ごとの落差がデカイの。

まるで二重人格だ。
ゴーストライターでもいるんじゃないかと疑う程に
緩急つけまくりの音楽性の違いをみせつけてくるのだ。

どっちがBECKの本性なのか?それは誰にも分からない。
忍たまの山本先生と一緒。どちらが本当の彼なのかは不明というわけだ。
だから強いて言えばどちらでもあるのがBECKなのだ。


というわけでグラミー獲った後のBECKの新作アルバム。
そりゃもう弾けてます。まるで鬱後の躁状態のよう。
このテンションで飲み会とかで絡まれるとなかなかにウザい感じ。

しかしまぁ俺はどちらかというと
ポップなBECKが好きなのでグラミー賞BECKより
断然このウザいBECKの方が好物。

ウザいものなんて慣れてるしというか俺自身もウザいタイプだし
お相子ってわけだ。ただやりすぎると後輩が逃げていくからね。
気をつけよう。ジャンポケ斉藤を凡人が真似てもただウザいだけだ。


まーこのアルバムは一発目の『Colors』がもうヤバい。
なんだろう、音の情報量とかそういう次元じゃなくて
どデカいハイビジョンテレビを観ているような彩度がある。



世の中にはローファイとかハイファイとか呼ばれる音楽があって、
ローファイというのは昔ながらの単純な音づくりの音楽を指す。
対してハイファイは最先端のハイテクさみたいなのを感じる、
作り込まれた音楽の事だ。端的に言えば懐古的or未来的ってところか。

ハイファイな音楽って20年くらい前から
様々なアーティストがせめぎ合うように発表していると思うんだけど、
この『Colors』に関してはもう一歩先に進んだような音でビックリ。
なんだコレは。良く分からん。けどなんか良い!

そんな風に俺の脳のまだ未発達の部分を刺激してくれるかのような
ハイファイを更に押し進めた音楽をBECKは今回やってのけたのだ。
本当にBECKってヤツは末恐ろしい。引出しに際限が無い。


アルバム全編を通してアルバムの名の通り、
色鮮やかでハイファイな音楽を楽しめた。
グラミー賞を獲ったという事で前作だけ聴いて、
BECKってちょと苦手かも…」な感想で終わっていた人が、
もしいたとするならば今作を聴いてみよう。

「え?やだ!これがあのBECK!?ウソ!?いいじゃない!」
ギャップ萌えに陥る事間違いなしである。
人間ってその人の意外な一面を見るとコロッと評価が変わるのだ。
「ヤンキーの善行が凄く良い感じに見える」理論である。


そして何より彼、見た目も若くないですか??
今回のジャケットを見てもとても50歳近くとは思えない若々しさだ。
日本だとTMR西川も同い年だったハズ。西川も老けないよな。
あと10年後もBECKはこの風貌で変わらないままな気がする。

この若さ故にこれほどの創造性が生み出されるのか。
いや、むしろ逆でいつまでも創作意欲に溢れているからこそ、
気持ちも見た目もずっと若いままでいられるんだろうな。

ハイファイの中のハイファイミュージック。
そしてBECKのウザい陽の顔の一枚。
前作を聴いて、一旦心を落ち着けてから聴こう。

きっと高低差ありすぎて耳キーンなるよ。


【採点】
・陽キャBECK発現        50点
・前作からのギャップ萌え     20点
・ジャンポケ斉藤はマネすると危険 -3点
・ハロルドと言えばストッパー毒島 10点
77点

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