脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】L'Arc~en~Ciel / REAL [2000]

ガチでリアルにヤバイヨヤバイヨ。

REAL REAL
L’Arc~en~Ciel

曲名リスト
1. get out from the shell ‐asian version‐
2. THE NEPENTHES
3. NEO UNIVERSE
4. bravery
5. LOVE FLIES
6. finale
7. STAY AWAY
8. ROUTE 666
9. TIME SLIP
10. a silent letter
11. ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE

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俺らの世代にとってはラルクも非常に思い入れのあるバンド。
GLAYと同じく好きなヤツが周りに結構いた。

そしてネットの掲示板では
何故かミスチルファンとラルクファンの仲が悪くて
しょっちゅう言い合いしてた。宗教争いみたいなもんだ。
元をたどれば結局どちらも同じロックの神様を信じてたりしないのか。


で、今回のアルバム紹介だが、
敢えてこのアルバム『REAL』だ。

ラルクはコレの前のアルバム
「ray」「ark」の2枚同発で話題をかっさらい、
売上げも爆発的でバンド活動としても人気絶頂となったのだが、
やはりそこで過密なスケジュールでの疲弊やメンバーの葛藤もあって、
これでいいのか?とバンドを見つめなおす事となる。

そこでこのアルバムを出した後にベストを出して活動休止だ。
言わば色々曰くつきのアルバムなんですよ。
リアルがマジで色々ヤバかった時期のアルバム。

そんなわけでこのアルバムは
かなりハードでマニアックな方向性に向かった一枚。
タイトルも「REAL」。まさしくリアルなラルクを現した作品。

実際、復活後のラルクを暗示するようなオーラがあり、
濃厚でアングラな電波のようなものをバシバシ感じる。
「うーん、これがリアルなラルクなのね~」と納得させられる一枚だ。


hydeもハードロック寄りの歌い方が多く、
特にバリバリロックな『ROUTE 666』は人気曲だ。

しかし明るい曲がないかというとそうでもなく、
シングル曲の『STAY AWAY』と『NEO UNIVERSE』辺りはキャッチーな曲。
この辺はラルクファンじゃなくても人気が高くカラオケでも定番。

それでもやはり全体を覆うのは重厚なロック感。
ある意味これがラルクの神髄なのかもしれない。
華やかな音楽より骨太な音楽が聴きたいときは、
こんなラルクのリアルに迫ってみよう。

【採点】
・骨太ロック感  30点
・漂うダーク感  30点
・色々曰く付き  10点
・ガチでリアル   1点
71点