脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】西野カナ / with LOVE [2014]

西のカナを 思ひやりつつ 月みれば

with LOVE with LOVE
西野カナ

曲名リスト
1. *Prologue* ~You & Me~
2. Darling
3. 恋する気持ち
4. We Don't Stop
5. Love Is All We Need
6. 好き
7. ごめんね
8. Tough Girl
9. Abracadabra
10. LOVE & JOY
11. 25
12. さよなら
13. Stand Up
14. *Epilogue* ~with LOVE~

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俺だってまだまだキャピキャピしたいんです。
西野カナでキュンキュンしたいんです。


女子達が恋に恋焦がれ恋に泣くのはいつの世も変わらない!?
こういった女子のシンボルはどの時代も必ずいるのだ。
思い起こせばそれは紫式部の時代から…

そんなカナさんのアルバムは…
毎回毎回「LOVE」という単語が入っているのだが、
今回は「with LOVE」、愛と一緒だそうだ。

オッサンの俺には正直言って歌詞には
これっぽっちも共感できないわけだが、
これを聴いてる若い子がこれに共感しているという事は、
これを聴けば「最近の子はこんな事考えている」という解釈が可能だ。

だから若い子の傾向を勉強するには、
西野カナをバイブルとするのが近道である。

しかし、歌詞にもなかなか興味深い節がある。

『Darling』で「あぁなんで好きになっちゃったのカナ」と言ったり、
『ごめんね』では「言い過ぎたカナ」「電話しようカナ
「でもまだ早すぎるカナ」と一人称に自分の名前を連発だ。

自分自身と自問自答を繰り広げるという西野カナの葛藤が見え隠れする!

…単なる疑問系だって?
いやいや、ただの疑問系だけではないハズ。
だって若者のカリスマ西野カナちゃんだぜ。
紫式部の和歌の如きテクニックで掛詞をかましているに違いない。


そんな西野カナの等身大が感じられるアルバム。
歌詞はオッサンにはなかなかキュンキュン出来なかったとしても、
曲はオッサンでもノれる無理の無い軽やかなテンポの曲が多く、
わりかしキャピキャピできた。

これで若い子の気持ちを勉強しませう。


【採点】
・現代女子のシンボル  30点
・掛詞炸裂の歌詞    20点
・オッサンでもノれる  10点
・少しだけ若い子の気持ちが分かった気がした
             1点
61点